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音の立ち上がりと余韻

備忘録で弦交換の記録である。今回もいつも通りG、D、A線はTonicaとし、E線はGold Brockatである。いろいろと弦を試してみたいとは思っているのだが、昨今弦も値上がりし何となく勿体無いなという気がして安全牌でいってしまう。




この土日は体調が最悪だった。水曜頃から喉が痛いと思っていたのだが翌日は咳が出始め首筋は痛くなり、土曜日からはクシャミ連発のハナ水ズルズル、見事に夏風邪である。日曜日は音源普及活動をしつつ、外出して風邪薬購入。少しマシになったので練習を開始した。鼻が詰まり気味だから耳の感覚も普段に増して鈍いようだった。

いろいろ弾いて楽しんでいたのだが、久しぶりにKevin Burke の教則DVD(過去記事はこちら)ネタでもやってみよう、という気になった。速度は上限一杯くらいのところを狙ってやってみたのがこの音源。

Bill Sullivan's Polka ~ Britches Full Of Stitches

弾いているときはそれなりにできたと思ったのだが、メトロノーム音を外すと何ともリズムの頭がハッキリしない演奏だ。以前にせばすちゃんさんが「エンベロープを支配せよ!」で分かりやすく解説されているが、擦弦楽器の難しさのひとつである。弓の毛で弦を擦って音を出すという構造上の問題なのだが、弓を引き始めて暫くは無音の状態ができやすいと考えると理屈はわかりやすい。
雑音を減らそうとすると毛が弦に噛むアタックが消えてしまい、音の頭がハッキリしない音になってしまうし、かといってアタックをちゃんと出そうと力をこめると「ガリッ」という不必要な汚い音が出てしまう。

私自身せばすちゃんさんの先ほどの記事にコメントを残しているが、柏木真樹さんの音の立ち上がりにそのあたりの考え方や練習法が出ている。最初の頃は全く意味が分からなかったが、確かミルシテインのCDを聴いていたときに柏木氏曰くの「コツン」という微かな音が聞こえるようになって実に嬉しい気分になったものだった。

どうもここ最近、少なくともアイリッシュをやるには「コツン」というより「カチン」というか「ガチッ」という感じの音が出た方がよいのではないかと思い始めている。ひょっとするとちゃんと「コツン」という音が出せていないだけなのかもしれないが、DVD上の師であるKevin Burke の音を聴くとそんな感じがしてならない。

あと、例えば「Bill Sullivan's Polka」の冒頭「D - D」と続く2音目、Kevin Burke はD線開放とA 線3指の重音で「ボン」と余韻を残しながら弾いていたりするんだが、どうしてもこの余韻を残した「ボン」という音が出せない。これも立ち上がりの問題なんだろうと思う。

まだまだ暗中模索であるが、アイリッシュ曲をらしく弾くにはこのあたらいが重要な気がする。もとはダンス曲なのだからもっと切れ味よくいきたいものだね。
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[ 2006/08/28 01:23 ] Fiddle | TB(0) | CM(4)

Trad. Songs Vol.7 ~ Maudabawn Chapel ~

ここ数回、師匠の手書き譜面をもとに練習している「Maudabawn Chapel」を今回取り上げてみる。なかなか美しい曲で最近のお気に入りだ。

この曲の作曲者はEd Reavyという方である。解説してあるページが見つかったので紹介しておこう。
Ed Reavy の紹介ページ

例によって曲の調査はThe Sessionを利用させていただいた。興味を持たれた方は是非、コメント欄も参照してほしい。Ed Reavy が生れたキャヴァン州の教会が曲の題名となっているようである。

1.標記の種類
1)Maudabawn Chapel
2)Maudebawn Chapel
3)Hall's Favourite
4)Ryan's
5)Reavy's(→2006年9月6日追加)
因みに、過去にも書いたと思うが、人名's の曲名は要注意で『Frankie Gavin and Alec Finn』に入っている「Ryan's」は別の曲であった。一応付記しておく。

2.曲のタイプ
Reel(リール)
キー:G Major
Aパート×2、Bパート×2形式

3.所有している音源
1)『Portland』/Kevin Burke & Micheal O'Domhnaill
Maudabawn Chapel / The Wild Irishman / The Moher Reel

2)『In Concert』 / Kevin Burke
Cottage Glove / Maudabawn Chapel / The Beare Island

3)『Wild Blue』 / Eileen Ivers
Maudabawn Chapel

4)『It's A Hard Road To Travel』 / Andy McGann & Paul Brady (→2006年9月6日追加)
Reavy's / John McFadenn's Favorite

5)『Legacy』/ The Dunne Family (→2006年9月6日追加)
The Suffering Duck Ceili Band / The Mullingar Races / Maudabawn's Chapel / McFaddens

師匠手書きの譜面がある『Portland』が私にとっては代表的であるが、『In Concert』でもメロディを工夫していて楽しめる。テンポは前者の方が馴染みやすい。そして最近ハマっているのがEileen Ivers のテイクだ。リール曲なのだがまったりとエア風に弾いていてこれがなかなかグっとくる

因みにEileen Ivers は2002年ケルクリで来日した際もこの曲を演奏してくれた。
Ivers_1.jpgこれはピーター・バラカン・ショーで放映された映像から抜粋した、恵比寿ガーデンホールでのライブだ。会場の前半分は立ち見、後ろは急勾配の座席となっていた。「Maudabawn Chapel」は『Wild Blue』同様スローエア風のアレンジだったが、全体的にノリノリのステージだった。

Ivers_2.jpg終演後も開催者側が早めに撤収しようとしているのを制してサインを求め長蛇の列を作ったファンに丁寧に応対していた。事務的にサインするのではなく、必ずどのファンとも会話をしようとしていたのが印象的だった


2002年ケルクリの模様はちょうど写真付きのホームページを見つけたから興味がある方は見てくださいな。

http://www.plankton.co.jp/xmas02/0212b.html


さて前置きが長くなったが「Maudabawn Chapel」である。
The Session の譜面はこんな感じ
The Session のコメントにもある通り、Aパートの最初4小節は「G-A-B-D」が頻出することを頭に置いておくと比較的覚えやすい。Bパートの出だしは「Drowsy Maggie」そのもので、これもまた覚えやすい。Kevin Burke もEileen Ivers も3拍目のD をフェイクでEに替えたりしている。


とりあえずは師匠の譜面を参考に練習し始めたのだが、Eileen Ivers のテイクもなかなかいいし、何しろスローエアで処理してくれているから細かい装飾音を含めた音取りもやりやすいので大まかなところを耳コピーして練習してみたりもしている。

今回は趣向を変えてEileen Ivers の『Wild Blue』に入っているテイクをバックに弾いてみた。下手をするとナルが入る練習法だが、心配せずともそこまでの腕前でないから大丈夫だ(爆)。

Maudabawn Chapel

まぁ、音程・リズム・音質が雑なのはいつもの仕様通りということでご勘弁願いたい。擦弦楽器は音を切るのが非常に難しいということを今回も思い知らされている。こういうまったりした曲調で弾くときは音を切ったり伸ばしたりのメリハリをもっとつけたいのであるが、現状ではムリやね。あぁ、ヴィブラートも練習せねば...。
[ 2006/08/27 18:55 ] Trad. Songs | TB(0) | CM(4)

新たな相棒と会話を

ここ2回、競馬関係で暗い話になってしまったが、そろそろ音楽の話に戻そう。

フィドラー巡礼の旅は一部の方々に随分見ていただいたようでありがたい限り。御礼申し上げます。

巡礼の旅において何某かを自爆したのが私を含め2名、未遂だが危険な状態の方が1名である。その内、フィドルそのものを自爆し悦に入っておられるのがせばすちゃんさんであることはいうまでもない。多分、このブログを見てくださっている方の大半は彼のブログも見ておられると思うが、彼の新しいパートナーの音が発表されているから是非聴いていただきたい。音を楽しむ、という音楽の原点を感じさせてくれる音源だからから楽しめることと思う。

別にせばすちゃんさんに対抗するつもりではないが、こちらも新たなパートナーを手に入れた以上、いろいろ弾いて楽しんでいることはいうまでもない。やっぱりモノが違うのだ。この土日で随分弾いたが、弦に弓が吸い付くと俗によく言われる感覚が今手許にあるのである。つべこべ言わず(書かず?)、唐突ながら音源を公開しよう。

Boys Of Bluehill ~ Cronin' Hornpipe

Mountain Road ~ Drowsy Maggie

いつも通りやん、などと無粋な突っ込みはしないように。
ホーンパイプとリールの音源であるが、いずれもこんなテンポで弾けた試しがないのである。冷静に聴けば(普通に聴いてもか...)かなり酷い内容だが、間違いなく弓が弦に吸い付いている感覚があるのだ。これまで使っていた弓も決してヘンテコなものではないが、弓が暴れないようにするためいつの間にやら右手、特に人差し指に力が入りすぎていたのだが、今回のデルフラー君はその必要がないのは現実である。楽器に関しては「弘法、筆を選ぶべし」という表記をよく見かけるがこれはやっぱり正解だと思う。こんなに楽に弓を扱えたら少なくとも上達したような錯覚を味わうことができる。




順序が入り乱れてしまったが、土曜日はレッスンだった。デルフラー弓購入の話とともに弓を師匠に見せたら、「あぁ!誰だったかな、値切り倒したような話を聞きましたよ」とゲラゲラ笑っておられる。いやいや、私は他人の背中を押していただけで、自分の購入品は値切る前にじゅうぶん値段が下がっていたんですけど...、値切り倒したのは私の友人で...、なんて話は既に眼中になかったりする(苦笑)。

師匠に少し試していただいたが、Bach の Gigue の冒頭と二つのヴァイオリンの為の協奏曲の出だしを少し弾いて「うん、これはやっぱりいいですね」と満面の笑みである。私の買値を聞いて驚愕の表情を浮かべておられたが...(笑)。

レッスンは前回師匠から手書きの譜面をいただいた「Maudabawn Chapel」から始まる。音源フェチである私はKevin Burke & Micheal O'Dohmnaillの『Portland』だけでなくEilenn Ivers もチェック済みであり、メロディ・フェイクのパターンもいくつかは用意していったのであるが、何回か弾いたら師匠が「はい、次行きましょう」みたいな感じであくまでも『Portland』のセット曲を進めてしまう。

『Portland』の冒頭のセットでは「Maudabawn Chapel」の後に「The Wild Irishman」~「The Moher Reel」と続く。これがまた覚えにくいんだな。「The Wild Irishman」の方は少し音とりもしていたのだが、ボウイング・パターンがどうにも決まらない。何度となく師匠が譜面を取り上げてはボウイング・パターンやら装飾音を書き込んでくださるのだが、やればやるほど消化不良が進んでしまう。それでも無理矢理「Moher Reel」まで持っていってしまうのだ。ロールが全然うまく行かず四苦八苦している弟子をゲラゲラ笑いながら見ている。ただ、アイリッシュ・フィドル特有のフレーズが出た瞬間は何故かボウイングもピッタリ決まったりして、そんなときは師匠も「あぁ、ここは楽勝ですね」なんて声がかかる。手癖フレーズみたいな感じなのだろうが、下手でも3年もやれば(まだ2年経たへんやろう、という無粋な突っ込みは却下だよ)何がしか染み付いたものがあるのだろうね。

結局そんなこんなでレッスン終了。どうも師匠は私に自分でボウイング・パターンを考える訓練を課しておられるように思えたレッスンだった。確かに星の数ほどあるアイリッシュ・トラッドをいつまでも出来合いの譜面に頼っていたのでは先が知れいているわけで、ありがたいことだがピヨピヨにはちっと早過ぎるのではないか、とも思ったのであった。
[ 2006/08/20 23:51 ] Fiddle | TB(0) | CM(9)

名牝、またしても...

今年は一体どうしたことなのか...。前回記事で名牝ベガの死を悼んだばかりなのに、またしても訃報である。19日午前6時頃、何と現役の名牝で、昨年の桜花賞・NHKマイルカップの覇者で秋華賞も2着、今年に入ってからも高松宮記念で2着になったラインクラフトが亡くなった。これから名スプリンターへの道を突き進む可能性のあった馬だけに実に惜しむべきことという他ない。
ファンタジーS快勝で一躍注目を集め、断然の一番人気だった阪神ジュベナイルフィーリーズこそ3着に破れたものの、前述の通り桜花賞・NHKマイルカップを連勝し変則2冠を達成した。絶好の条件とはいえない秋華賞でもエアメサイアと一騎打ちの叩き合いで2着に入り、高い能力を感じさせたものだ。

今年に入り休み明けの高松宮記念で2着に入りスプリンター戦線に堂々と名乗りを上げた。徐々にマイラーからスプリンターへと適正が変わってきた印象だったし、秋のスプリンターズ・ステークスが楽しみだったのだが...。

この世代は、ラインクラフト・シーザリオ・エアメサイアと役者が揃っておりここ数年充実している牝馬路線の中でもかなり強い世代だと思っていたのだが、シーザリオも既に引退しておりエアメサイアだけが残る形となった。他にまだディアデラノビアなどもいるが、ハイレベルな牝馬限定G1が続いていただけにその流れが消えてしまわないことを祈るばかりだ。ご冥福をお祈りいたします。

2004年阪神ジュベナイルフィリーズ
ラインクラフトが3着に負けたレースであり彼女には失礼だが、私の思い出のレースはこれ。我が愛器パントルの命名はこのレースから来ている。1着ショウナンパントル(真ん中)、2着アンブロワーズ(最内)、3着ラインクラフト(外)で決着したレースで、馬連・3連複・3連単をゲットした資金で今のフィドルが手元にあるのだ。

[ 2006/08/20 14:12 ] 競馬日誌 | TB(0) | CM(2)

一等星、逝く ~ベガの思い出~

8月16日午後2時、名牝ベガが他界したらしい。16歳。
1993年1月デビュー。現役時の競争成績は9戦4勝で、桜花賞・オークスの2冠を制した名馬だった。この年の4歳馬(現表記では3歳)はトニービン初年度産駒の世代で、所謂トニービン旋風が吹き荒れた一年だった。4歳限定G1だけでも、牡馬はウイニングチケットがダービー制覇(皐月賞4着、菊花賞3着)、牝馬はベガが2冠、エリザベス女王杯も3着(2着ノースフライトもトニービン産駒)であり、それまで不動のリーディング・サイアーであったノーザンテーストやリアルシャダイを蹴散らすような活躍だった。


ベガは生まれつき脚が曲がっており期待された血統でありながら買い手がつかなかったらしい。まぁ、一度はレースに使ってみようということでデビューさせたら思った以上に走ってしまったというのが本音みたいだ。
個人的には、とにかく綺麗な馬だったという印象が強い。桜花賞では逃げるマザートウショウを競り潰して勝利、オークスでも早め好位から綺麗に抜け出して勝利と鞍上の思うがままに動ける素直な馬だったように記憶している。ぶっつけで挑戦となったエリザベス女王杯(「ベガはベガでもホクトベガ!」の実況はいまだ脳裏に焼き付いている)は残念ながら3着に敗れてしまったが、負けて強しと思わせる内容だった。確かレース終了後に武豊騎手が「有馬に行きましょう」と進言したという話も記憶に残っている。

結局オークスを最後に勝利を上げることなく引退となったが、名牝にはさらに大仕事が残っていた。初仔アドマイヤベガのダービー制覇である。ちょっとお行儀の悪い馬だったのか、デビュー戦は斜行で1着入線も4着降着、2戦目500万下エリカ賞が初勝利だった。ラジオたんぱ杯3歳ステークスで重賞初勝利、皐月賞は体調不良で6着に沈んだものの日本ダービーでは終始後方待機から直線で弾け、早仕掛け気味だったテイエムオペラオーとそれを追いかけたナリタトップロードを見事にかわして制した。個人的にはベガの年の日本ダービー(ウイニングチケット、ビワハヤヒデ、ナリタタイシン)と並ぶ大好きな日本ダービーだ

2番仔アドマイヤボスはセントライト記念勝ち、3番仔はアドマイヤドンは地方交流を含めG1・7勝をあげた。その後目立った話を聞かなくなったが、今年はキャプテンベガが少し話題になったね。現在1歳牝馬(父ファルブラブ)が最後の産駒らしい。

名牝の肌にサンデーサイレンスということで期待されていたアドマイヤベガは2004年に急逝したが、今年の桜花賞馬キストゥヘヴンを輩出した。残されたアドマイヤドン達に是非ともこの名牝の血脈をつないでいってもらいたいものだ。

ご冥福をお祈りいたします。
[ 2006/08/18 17:44 ] 競馬日誌 | TB(0) | CM(0)

フィドラー巡礼の旅 ~国際楽器編~

本来、この夏のフィドラー巡礼の旅は前回記事で打ち止めのハズであった。大体、こんなキワモノみたいな企画は短い方がよいに決まっている。ところが、ブログ仲間のせばすちゃんさんから帰省前日に下記の様なメールが届いた。彼にしては実に珍しいことである。

「個人的なお願いがあるのですが…13日暇ですか?もし暇で暇で仕方ないぜ~というのであれば、心斎橋なんかご一緒して貰えないかな~などと愚考する次第。暇なら御一考下さいませ~」

彼のブログを見ている方ならハッキリ分かることだと思うが、彼はヴィンテージ・ヴァイオリンを物色しているのである。このブログでも神戸のアコハモでの鍔迫り合いをお届けしたが、やはり漢は自分に合った道具を真剣に捜し求めているのである。

前述の申し出を断る理由もないし、漢せばすちゃん氏の熱い想いに応えるべく、喜んでご一緒させてもらうことにした。勿論これは彼にとってもリスクが大きい話である。なぜなら私はコウモリであり、よいものが知り合いの手に落ちた方が身近に弾かせてもらえて便利だ、としか思っていないのである。無責任に「やっぱり、気に入った楽器は即買うた方がえぇで」なんてすぐに言ってしまうんである。

多分、前日のアコハモで彼はこういう冷たい人物に依頼したことを後悔したハズであるが、一応予定通り13日は心斎橋に集合した。相変わらず関西の夏は暑い。一応目的の国際楽器の場所を確認した上で昼食を摂る。そしていよいよ本丸へ突入だ。

店に入ると若旦那がまず私のツインケースに興味を示される。早速開けると「はは~、これは面白いね。マンドリンは誰が好み?」なんて尋ねられる。フィドルの方もみていただき「これはドイツ製やね。えぇ楽器ですよ。確かウチにもこれと同時期のものがあったハズで」なんて探していただいたりする。

せばすちゃん氏来訪に対し、店側の受け入れ態勢はほぼ万全だった。彼が目をつけていたチェコ製ヴィンテージに加え、フランス製ヴィンテージも所狭しと並べられる。早速試奏するせばすちゃんさん。フランス製3台にチェコ製1台、あとは私のパントルと似た感じの音が出るドイツ製の5台を弾き倒す。

私も事のついでに弾かせてもらう。フランス製の60万円の楽器はさすがに豊かな響きであったが、アイリッシュにはちょっと向かない感じ。30万円くらいのモデルもやや明るい感じでせばすちゃんさんの好みからは外れるようだ。結局、もともと目をつけておられたチェコ製と40万円弱のフランス製が候補として残った。

あぁでもない、こうでもない、と二人で弾き倒していると社長が登場。「悩まんでも、欲しいのにしといたったらえぇんちゃいますか」と、これはまた同じ関西の商売人でも荒勢の温泉がぶり寄りみたいな強引なまでの押しの強さである。押しの強さだけでなく、目端の利く方で私の楽器を目にすると「弦、ちゃんと交換した方がえぇですよ」と私に弦を購入させようかという勢いである(笑)。「いやいや、まだ交換して1ヶ月もたたないですよ。僕らはこの場所しか使ってませんから」などとファーストポジションを指差し言い訳してどうにかかわしたが、長く店内にいるといつの間にか何かを買わされてしまいそうな雰囲気である。

チェコ製とフランス製の狭間で決断に苦しむせばすちゃんさん。何度となく私にも弾かせて熟慮を重ねておられたが、遂に彼の口からファイナルアンサーが出る。

フランス製ヴィンテージの値札を見ながら「これ、ナンボになりますか?」

・・・・・

いやいや、ここからはご本人のブログを見ていただくのがふさわしいであろう。今回の巡礼の旅の主役は私ではなく、せばすちゃん氏である。臨場感溢れる文章を是非堪能していただきたい。

http://sebastian.blog.bai.ne.jp/?eid=62464

いずれにせよ、やはり懲りない面々である(笑)
[ 2006/08/16 17:38 ] Fiddle | TB(0) | CM(4)

フィドラー巡礼の旅 ~兵庫県立芸術文化センター編~

フィドラー巡礼の旅は場所を移して練習会となる。西宮北口で降り、兵庫県立芸術文化センターへ向かう。hiroさんやよしさんが朝練でよく使っておられるのだが、私は初めて行く場所である。
あまりに整いすぎた立派な施設でフィドラー向きとは思えないが値段は13時~16時で何と1600円である。おぉ、値段は見事にフィドラー仕様だ。

piyora_1.jpg194さんとはここで合流した。194さんとは4月末のウッドノート以来である。相変わらずレパートリーが多くて、お見事な腕前である。「Liverpool Hornpipe」、「O'Carolan's Concerto」など、私のお気に入りの曲を一緒に弾いていただいた。


piyora_2.jpghiroさん、よしさんとは昨年末の練習会以来である。私の立場でこんなことを言うのは生意気かもしれないが、相当進歩しておられるなぁと感じた。クラシックもやっておられるだけに譜面に強いし、レパートリーも相当増えていた。


時間もたっぷりあるし、一応「一人一曲リード制」で練習会は進む。私もそれなりにレパートリーを増やしてきたのだが、考えてみればこのメンツは私を除いて大森ヒデノリ連合軍であり、極東田舎軍団(一人やないか、という無粋な突っ込みは却下だよ~)にはやったことのない曲もかなり出てくる。

ムムム...、まるで一人で敵地に乗り込んだ感覚やね。よしさんは特に積極的に曲の提案もされる。ブログで何度となくレパートリーの広さは感じられたが、見事である。先輩であるハズの194さんに「この曲はここが難しくて...」なんて言いながらちゃんと弾けていたりするところが侮りがたし関西人である。これは私も認識をかえねば...。

ただ、こうやっていろんな人のレパートリーを確認させてもらうと新たな発見もある。例えば大森ヒデノリさんのJig Set 7 冒頭の「Jimmy Word's J.G.」であるが、弾き始めに「そんなん、知らんでぇ」と思っていたのだが、実はCeltic Fiddle Festival の「Encore」冒頭のジグであった。やっぱり同じアイリッシュ・フィドルでもこういった交流がなければ、存外狭すぎる世界で終わってしまいかねないと改めて感じたね。みなさん、ありがとうございました。もう少し精進して年末に再戦を申し込みたいと思います。
[ 2006/08/15 20:53 ] Fiddle | TB(0) | CM(11)

フィドラー巡礼の旅 ~王子公園編~

さて、日が替わり12日もフィドラー巡礼の旅は続く。ブログをきっかけに編成された阪神フィドラーズネストのイベントだ。一週間ほど前の急な告知にもかかわらず、せばすちゃんさん・hiroさん・よしさん・194さんが参加表明をされた。
まずは昨日も紹介したアコースティック・ハーモニー訪問から巡礼の旅はスタートする。土曜日は結構お店も混むので開店とともにになだれ込むこととした。(194さんは練習会から参加)

昨日に引き続き、カンカン照りである。汗みどろになりつつ店に入るとよしさんは「とにかく水ぅ~」とグロッキーである。4人、各々冷たい飲み物を発注し、しばらくは涼を取りつつ歓談。落ち着いたら楽器の試奏である。

せばすちゃん氏、憧れのヴィンテージを弾く
sebastian_1.jpgせばすちゃんさんが気に入っている楽器がこれのようだ。確かに見た目はちょっと...、という感じだが音色はなかなか渋く、アイリッシュ・フィドル向きのよい音がする。最初はまだ楽器が鳴り切っていない感じがしたが、10分も弾いているとお目覚めした感じで音が前に出てくるようになった。


そして、みんなで弾き倒す
Hiro.jpgこれはいい、ということでせばすちゃん氏の背中を盛大に押すべく、みんなで弾き倒す絵だ。弾いていると耳元での判断しかできないから、こうやっていろんな弾き手に弾いてもらって離れた位置から聴くのもチェック方法としては大事だね。


せばすちゃん氏、パントルを弾く
pantle_1.jpgやはり比較対象が必要だろうということで駆り出される我が愛器パントル。弓も昨日仕入れたデルフラー#23だ。せばすちゃんさん、「やっぱりいい楽器ですねぇ。弓も物凄く使いやすい」と喜んでおられた。前日選択で悩んだカーボン弓も登場。こちらもアイリッシュ向きということでせばすちゃんさんは気に入っていた。これが物欲刺激の大いなるワナとも知らずに(笑)


Dno.jpg工房Hot Licks のD野さんが来られたので事のついでに試奏をお願いする。せばすちゃんさんの背中押し体制はほぼここで確立された。後は、店主K野さんとせばすちゃんさんとの真っ向勝負が残されるのみである。


ここからは真剣勝負を傍からノンビリと見物させていただく(爆)。

K野さん「えぇでしょ?暫く弾き込まれていなかった楽器やから鳴りがまだまだやけど、どんどん弾き込んだらもっとよくなると思います

せばさん「そうでしょうねぇ。弾いている間にどんどん鳴るようになってきてましたから。これでナンボくらいになります?」

K野さん「○○万円きっかりでどない?」

せばさんえっ!!!
(私には彼がマットに沈み込んだかに思えた)

畳み掛ける様に
K野さん「この弓とセットで○○万円でえぇよ」

せばさん「えっ!!!!!!
(私には「せばすちゃん、もう立ち上がれないか!」という実況が聴こえた)

意識朦朧となりつつもどうにか
ちょっと考える時間を下さい
と返答するせばすちゃんさん。mmm、お主、なかなかできるな。これでもう即決するかと思っていたのだが...(爆)。

番外編 ~ストローヴァイオリンの巻~
strange.jpg話のネタにと弾いてみたのがこれ。確かIrish Fiddle Book の中の写真でもみたことがあるが、モップの柄みたいな棒に弦を張り、蓄音機のようなラッパが付いている何ともレトロな楽器だ。速いフレーズを弾くと音出しが付いてこない感じだが、スローエアなんかを弾くと実によい雰囲気だった。


ここにも物欲が発生?
yoshi.jpgおっと、忘れるところだった。どうも目立たぬように私のカメラから届かないところで入念に楽器をチェックされている御仁がいた。常にこの写真のように死角に入っておられるのだが、ちゃっかり調整だの下取りだのを含めた価格交渉をしていたりする(笑)。落ちるのはこちらの方の方が早いかも、とは一部で有名な話である。


というわけで、予定時間を遥かにオーバーしたが次の巡礼地へ向かうこととなった。
[ 2006/08/15 14:36 ] Fiddle | TB(0) | CM(6)

魔窟の罠

11日より休暇を取り、実家のある関西地区へ移動。今回の帰省は一応名目上は盆の墓参りが第一義となっているが、これはまぁ職場の連中も納得するからという飾り的なものに過ぎないことはいうまでもない。

休暇予定を正式決定したのが少し遅かったが、それなりにいろんな方々と調整がついたのでなかなか楽しみなイベントが目白押しである。

その第一が帰省初日、11日だ。
昼過ぎ、新神戸に降り立つとまずは三宮まで市営地下鉄で移動し、昼食なぞをすませ王子公園へ乗り継ぐ。そう、過去にも紹介したが(過去記事はこちら)、アコースティック・ハーモニーを表敬訪問だ。

関西は猛暑でしかも店までは心臓破りの坂が続く。しかも今回はフィドル&マンドリンのツイン・ケースを担いでいるから重労働度はピークに達している。さすがに重いからといって捨てていくわけにも行かないし(爆)、ヘロヘロになりつつどうにか店に着いた。

店主のK野さんは私の姿を見るなり「アイスコーヒーでえぇかな?」と言うくらい滝のような汗を流していたが、水とアイスコーヒーをいただいてようやく落ち着いてきた。

落ち着くと早速商談である(笑)。
実は前日に電話で「何かよさそうな弓はないですか」と相談してあったのである。そのときにはK野さんから「カーボンやけどえぇのがあるで」という話だったので、この際気に入れば買ってしまえと思ったのである。
で、目の前に出てきたのは某国内大手楽器メーカーの1○万円のカーボン弓。持った感じはこれまで使ってきた弓とあまり違いを感じないが、弾いてみると確かに弾きやすい。これで○万円なら安いものである。やっぱり拾い物があるなぁと思っていると、「同等のフェルナンブコ弓も試してみた方が」とデルフラー #23 が出てきた。この展開が実は一番危ない。これは持った瞬間に「これは楽に弾けそう」とじゅうぶんに予感できるモノだった。弾いてみたらその予感はズバリで弾きやすいことこの上ない感じ。私の気持ちの揺らぎを察知したK野さんはすかさず「これね、実は○掛けでええねん」と畳み掛けてくる。これまで何度となくこの戦略にハマってきたのだが(苦笑)、またしても魔窟の罠にハマってしまいそうだ。
こちらの疑問点にもK野さんは的確に答えてくださる。「カーボンがえぇのは、耐久性やねん。ブルーグラスは野外フェスが結構あるやろ?確かにこのカーボンも高い弓やけど、結構きつい環境には強いから安心して使える。でもこっちのフェルナンブコはやっぱり勇気がいるんやね。室内で弾くには絶対こっちがえぇけど」などと、こちらの消費心をくすぐるところはさすが商売人である。たまにセッションで弾くものの、私が屋外で弾かないことくらいは彼の知識に入ってしまっているのだ(苦笑)。

検討中に他のお客さんも何人か来られ、お茶を濁しつつ真剣に考えた。どちらもお得価格であるが、値差が片手くらいあるのはまぎれもない事実なのである。耐久性・手軽さを優先して安い(元値は高い)カーボン弓か、アイリッシュのセッションであまり屋外の過酷な環境では使わないことにして、自己満足のよい音を目指すか...。

やっぱりきれいな音を目指すべきであろうと数時間後に結論が出た。カネをかけるならよい音が出る方にと思った。試奏してすぐにK野さんから「間違いなく、フェルナンブコの方が楽器にも合ってるね。えぇ音が出てるし、あんたの弾き方もこの弓は合うね」と誉め殺しにあっては、さすがに抵抗できないのである(苦笑)。

というわけで仕入れたのはこれである。
かなりお得な値段で購入できたが、どうもこの世界の価格の理屈はいまだに理解できない難しさがあるねぇ。

dorfler.jpg

dorfler_3.jpg

dorfler_4.jpg

[ 2006/08/14 15:47 ] Fiddle | TB(0) | CM(8)

父内国産の夢

13日小倉の6レース、3歳未勝利戦でサンライズヤマトが勝った。リサーチ不足だが多分ダイタクヤマト産駒のJRA初勝利ではないかと思う。ダイタクヘリオス→ダイタクヤマトの父子には随分お世話になり私にとっては実に感慨深いことなのでちょっと思い出話を書いてみたい。




話は15年前に遡る。その当時、まだ競馬はお遊び程度にしかしていなかったのだが、この馬を境に私の馬券購入スタイルのひとつである「お気に入り馬追い掛け回し」が確立された。

ダイタクヘリオス
父親はシンボリルドルフと皐月賞で好勝負したビゼンニシキ。息の長い活躍をした馬で1989年10月デビューから引退レースの1992年12月の有馬記念まで走り続けた。マイルチャンピオンシップ(G1)を連覇したが、ムラ駆けの典型的なタイプで人気になると平気で凡走することもしばしばだった。


この馬との出会いは1991年5月の安田記念である。久々に皐月賞馬ハクタイセイが出てきていたのでまずはハクタイセイの単勝とダイチルビーの枠+ハクタイセイの枠の枠番連勝複式を買っていた。ところがハクタイセイは直前に出走取り消しとなってしまった。同枠にいたのがダイタクヘリオスである。10番人気の低評価であったが、戦歴をみるとマイル戦ではなかなかの成績である。密かに期待をしていたが結果は見事にダイイチルビー 1着 - ダイタクヘリオス 2着である。枠連は6440円もついた。
お世話になったから、という理由だけで高松宮杯、マイルチャンピオンシップ、マイラーズカップ、毎日王冠など多数のレースでなかなか美味しい配当をいただいたものである。

しかもこの馬との縁は、子孫の代にも続くのである。ダイタクヘリオスの仔を追いかけようと心に決めていた私の前に現れたのがこの馬だ。

ダイタクヤマト
yamato-d.jpgダイタクヘリオスの初年度産駒。やはり息の長い活躍をした馬で1996年9月にデビューし2001年10月スワンステークスまで35走もした。何と言っても最下位人気で勝ったスプリンターズ・ステークスが光る


ダイタクヘリオス産駒を結構マジメに探していたから、この馬はすぐに目に留まった。デビューから3戦はダートを使っていて不満が残ったが、4戦目に芝を使ってから連勝しシンザン記念(G3)では3番人気に押されるまでになった。その後、この血筋らしく勝ったり負けたりを繰り返していたが、前述のスプリンターズSでド派手なことをやらかしてしまう。
前哨戦セントウルSで予定通りの凡走をして本番では最下位人気。私自身どう欲目で見ても1番人気アグネスワールドや2番人気ブラックホークに勝てるとは思えなかったが、いくら何でも最下位人気は評価低過ぎだとは思っていた。いつも通り単勝を100円、複勝も100円、馬連・ワイドもめぼしいところに100円ずつ流した。最下位人気だからそれでも投資金額は3000円ほどだった。
ユーワファルコンがレースを引っ張り終始2番手をダイタクヤマト。4角手前でヤマトが先頭に立つ。どうもいつもと様子が違う。いつになく手応えがいいのだ。しかも重馬場で有力どころはまだ後方。寝そべってテレビを観ていたが思わず起き上がってしまったくらいで、直線に入った時点で既に「そのまま~」と叫んでいたね(苦笑)。テレビ放送のパーソナリティが「○外旋風吹き荒れるこのレースで最後に制したのは”大和”魂でした」と締め括ったのにはグっと来たね。
その後スワンSや阪急杯などにも勝った。勿論大穴を開けたスプリンターズSが最も印象深いのだが、負けはしたものの適距離より少し長いマイルチャンピオンシップで先行馬総崩れの中4着に粘りきった光景が今も脳裏から離れない。




果たしてサンライズヤマトが種馬として残るほどの活躍をしてくれるかどうかは分からないが、ビゼンニシキ→ダイタクヘリオス→ダイタクヤマトと続く渋~い血統をつなぐ活躍をしてもらいたいものだ。クラシック無縁、花形の5代レース無縁でも構わない。サンデーサイレンス系全盛のこの時代に「バリバリの父内国産系大暴れ」なんて事態が起きたら痛快だ。これからも追い掛けるから頑張れ、サンライズヤマト!
[ 2006/08/14 15:24 ] 競馬日誌 | TB(0) | CM(2)

ゆっくりセッション

昨日8日は新橋のアイリッシュ・タイムスさんでKevin さん主催の「ゆっくりセッション」。19時半開始なのだが、仕事の都合で到着が少々遅れた。既にKevin さんはもちろんのこと、Kenさん、い~ぐるさん、T田さんなど定番メンバーはしっかり揃っておられる。さらに私にとっては初顔合わせの方もなんだか多数いらっしゃる。こうなると日頃「曲名記憶障害」を公言して憚らない私の脳味噌は見事に記憶障害を露呈してしまう。従って、この記事内に名前が出なかった方にはここで先に謝罪しておかねばならない。顔はちゃんと覚えているんですが...。

さて、お初の方と挨拶などしつつテーブル上を見ると「St.Patrick's Day」の譜面が多数ある。さすが!これでちえこさんのオールドスタイル・ステップダンス対策はバッチリだ。

さぁ、どこへ座ろうかと思っていると、い~ぐるさんから「今日はKityです」とヴァイオリンを差し出された。ならば受けて弾かせてもらうのがである。大雑把にチューニングをすませ試し弾きのつもりでサラっと「O'Carolan's Concerto」を弾いたら即座にT田さんがホイッスルで被せてくる。マズい、ちょっとテンポが速過ぎたと思ったが後の祭りである。後半のボウイングが忙しい箇所で何度もトチったがどうにか弾き切った。kity の印象は硬く締まった感じの音色だった。もう少し硬さが取れてきたら尚いい感じが個人的にはするが、音の伝達性はかなりよいかもしれない。弾きやすくてよいヴァイオリンでした

今回もT田さんは絶好調だ。次から次へと休む間もなく曲が出てくる。う~ん、この調子では私の出る幕もないので少しの曲間に自分の知っている曲を弾いてしまえと、「O'Carolan's Concerto」「Ballydesmond Polka」あたりをリードさせていただく。そうこうする内にちえこさんや熊五郎さんも登場された。「St.Patrick's Day」の譜面が多数用意されていることに気をよくされたのか、ちえこさんも好調である。まずはホイッスルで他のメンバーと曲の確認をされていた。
kevinさんは珍しくフィドルで「私、これしか弾けないけどよろしく」と「Egan's(Kerry Polka)」を。うん、素直にこれはいいですな。3コーラスほど流して終わった瞬間にkevinさんが「John Ryan's Polka」を弾こうとして詰まってしまった。こうなると後を引き継ぐのも漢の役目だ。「John Ryan's」を引き継ぎ弾き倒す。こうなると止まらない。熊五郎師匠も興が乗ったとみえ、延々と「John Ryan's」が続く。6コーラスくらいは続いたのではないだろうか。ほんと、よくできた曲だねぇ。これだけ続けても飽きないのである。

さすがにメシも食べずにこれでは持たないし、今日は参加者多数だったから休憩がてらピザを発注。タバコを吸いつつジェムソンを味わいながらまったりセッションを聴いていると「Kesh Jig」が...。う~む、これは参加せねばなるまいとやおら立ち上がりフィドルを弾く。

さてお待ちかね、ちえこさんのダンスお目見えだ。ちえこさん自身もそうだろうが、我々も楽しみにしていたのだ。少しゆっくり目かな、と思えるテンポだったが、素晴らしいダンスだった。熊五郎師匠もご満悦でエンディングもバッチリ決まった。いいねぇ♪

今日は参加者が多かったこともあり、実は後半は聴く方に徹していた。熊五郎師匠の弾いている姿をバッチリ眺められる場所で勉強させていただいた。セッションは勿論弾き手として参加するのが楽しみであるが、こうして他人の演奏をじっくりと見させていただくのも大変勉強になるものである。

お店に予約のお客さんが21時頃に来られるとのことで15分ほど早めに切り上げとなってしまったが、やっぱり楽しかったな。個人的には、ちえこさんのダンス、久々にご一緒した熊五郎師匠のフィドル、そして以前三軒茶屋で聴いたことがあったしゅうぞうさんのロー・ホイッスルが嬉しかった




早めに切り上げることになってしまったため、アイリッシュ・タイムスを後にして、Kevinさん、い~ぐるさん、T田さんと近所のカラオケボックスへ(笑)。こちらは文字通り「ゆっくりセッション」である。ゆったりテーブルに譜面を広げ、極力曲名を先に告げて弾く。い~ぐるさんは「みんな同じ曲に聴こえて覚えられない」と仰っておられるが、譜面にはやはりかなり強いので、こういうシチュエーションだと俄然力を発揮される。多分これまで彼が弾いたことがないであろう「Connaughtman's Ramble」「Kesh Jig」「Egan's」「Mountain Road」なども一度目はゆっくりだが、その後はそれなりの速度で弾いてしまう。自分には全くない才能なので正直驚くほかない。
そしてやはり驚くのはT田さんのレパートリーの豊富さである。ジャンルを問わずネタが多い人だとは思っていたが、遊び半分で「Breton Gavottes」を弾き始めたらきっちりホイッスルで吹き切ってしまう。音感がもともと優れておられるのだろうが、記憶力も相当よいのだと思う。毎度ながらビックリさせられます。

結局1時間半ほどカラオケボックスでゆったりと音出しを楽しませてもらった。みなさん、今回もいろいろお世話になりありがとうございました。
[ 2006/08/09 02:26 ] Fiddle | TB(0) | CM(6)

そして、空回り

昨日のレッスンを終え、今日はまったり練習日だ。昨日これまでにない得がたい手応えを感じたから勢いよく練習、といきたいところだが、なかなかそうは問屋が卸さない。8日には新橋で「ゆっくりセッションがあるし、まずはセッション対策の練習が先だ。

「ゆっくりセッション」定番の曲を可能な限り速く弾いてみる。昨日ほどではないが、ボウイングは比較的スムーズだったので何となく弾けた気分になっていたが...、録音して聞き返すと吐きそうなくらいダメである。やっぱり錯覚かな、昨日の感触は...。

めげずに「Morning Star」をやってみる。弾いているときは結構いい感じに思えるのだが、録音を聞き返すと相変わらずもっさりだ。本当はこの曲を「Trad. Songs」カテゴリーに登録したかったのだが、まだまだ研究の余地がありそう、いや、もっと研究せねばなるまい。成長過程としてここに勇者の関門を設けることにしよう。

The Morning Star

8日のセッションを控えてさらに悩みがあった。ここ数回ご一緒させていただいた方でちえこさんというオールドスタイルのステップダンスの名手がいらっしゃるのだが、情けないことに彼女が所望される「St.Patrick's Day」が弾けないのである。譜面は「Irish Fiddle Book」で押さえたのだが、参考音源がない。譜面に弱いというより、譜面はからきしダメな私には実に辛いシチュエーションである。とはいえ、漢ともあろうものが、2度ならず3度までもまったく何も出来ないのは生き恥をさらすのと同じことだ。ここ数週間(といっても練習しているのは土日だから日数は大したことがない)は頑張ったつもりだ。こんな感じで問題ないのかどうか、よくわからないのだが一応音源をアップしておこう。コイツのコンセプトは「音程が狂おうが、途中で間違えようがとにかく最後まで弾き切る」こととした。それにしてもひどい音源だ。合っているのか間違っているのかさえ聞き返すとわからん。すんません、ちえこさん、こんな伴奏でもよろしいでしょうか...。えぇわけないよね...。

St.Patrick's Day
[ 2006/08/07 00:49 ] Fiddle | TB(0) | CM(10)

変化の兆し?

昨日は久々のレッスンだった。ようやく関東地方も夏真っ盛りのお陰で真昼間の移動は骨身にしみますなぁ。

入室すると多分お初で目にする方がレッスンの終盤だった。キリのよいところまで後ろで見させてもらう。遠めに見ても結構威圧感のあるクラシック系の曲だった。師匠も笑いながらだけど「この後、もっと難しいのが出てくるのでここはちゃんとクリアしないと後が大変ですよ」などと結構ヘビーな内容の話をしておられる。以前このブログでレッスン風景を描写したが(記事はこちら)やはり私のレッスン以外ではカリキュラムに沿ったレッスンが進められているのを実感した次第だ(笑)。

そのお弟子さん、どうやらマンドリンに興味があったらしい。師匠から「この方、ケース内にマンドリンを忍ばせてますよ」と言われたのでケースを徐に開きチューニングした。大体馴染んだところで「どうぞ」と渡すと、何とバリバリ弾き始めるではないか!ぬぉ、「お主、できるな!」というくらい弾きまくっている。師匠も大受けしている。参ったなぁ、持ち主の威厳が保てないじゃないか、というくらい上手だった。

こうなると自然発生的にヴァイオリン教室なのにいきなりマンドリンで「Partita #2 Giga」を弾くことになってしまう(苦笑)。弾き始めたら師匠がヴァイオリンで合わせてくださる。師匠もうろ覚えの箇所があるらしく、Bパートで一旦やり直しになったりしたが最後まで弾き切った。師匠からは「もう覚えちゃったみたいですね。いいんじゃないですか」とお褒めの言葉をいただいた。

ようやく本筋のフィドル・レッスンである。やはり前回「Breton Gavottes」をみっちりやったから、まずはこれから入るのが筋だろう。弾き始めると師匠は横でじっくり聴いておられる。多分途中で間を飛ばしたりしているのだが、師匠からは「よく弾けてますねぇ。ちゃんと覚えたみたいだし」とのお言葉。二度ほど師匠と一緒に弾いてあっけなく終わってしまった。

中二週間あったにも関わらず実は今回は新ネタに乏しいので、困ったなぁと思いつつ仕方がないので「Morning Star」をやってみることにした。実はこの曲は何度弾いてもリールらしいノリが出せず苦戦しているのでできればまだ封印しておきたかったんだが...。弾き始めると師匠がすぐに被せてこられる。不思議なもので合わせて弾いていただくとアクセントの箇所などが一人でやっているときと違って自然に分かってくる。おぉ、こいつは気持ちいいなぁ。何となく感触がつかめた感じで何度となく弾きなおしてみた。詳しくは別稿を立てるつもりだが、この曲はいろんな人がやっているのだがみんなメロディ・フェイクが激しくどれを手本にするかで雰囲気がまるで変わってしまうのだ。師匠に尋ねると「確かにそうなんですよね~。Martin Hayes から入ったらあれ以外に弾きようがなくなってしまいますよね~」と返ってきた。隣に置いていた「The Stars Of Munster」とセットでKevin Burke がやってますよと話すると「あぁ、これもいいリールですね」と軽々弾かれる。やっぱりさすが師匠である。

そんな中、師匠がご自分の鞄をゴソゴソし始めた。出てきたのが「Maudabawn Chapel / The Wild Irishman / The Moher Reel」の手書き譜面。う~ん、あんまり記憶がないセットだなと思っていると「昨日ね、これくらいのスピードだったらまだ弾きやすいかと思って音を拾ってみたんですよ」と師匠が仰る。早速師匠に弾いていただいたら「あぁ、これは確かに私も音源を持ってますよ」といえるくらいハッキリ分かった。実はこのパターンは危ない。初見でいきなり弾くことになってしまうのである。音符が書いてあるだけでボウイング指示も一切ない譜面はかなり難しい。しかし、師匠がやらせてみたいと思ったものには従わざるを得ないのが弟子の立場であり、結局弾くことになってしまった。

何度か師匠にゆっくり弾いていただいてこちらもゆっくり反芻する。ボウイングにハマっていると横から師匠がスラーの指示を即興で譜面に書き込んでくださる。何度となくゆっくり弾いている内に「あ、今のボウイング・パターン、それで決まりですね。いいですよ」なんてお言葉がかかり始めた。さらに弾いていくと段々これまで弾いてきた曲のボウイング・パターンが自然に出始めた。師匠もその変化を見逃さなかったようで、「いいですよ。ボウイングの指示は無視してもいいです。弾きたいやり方でどんどん弾きましょう」とのお言葉が。おぉ、これは楽しい。音がまともに鳴っていなくても、音程が狂っていても師匠はそのことには言及されない。弾きやすいように弾くことに重点を置かれたのであろう。誉め殺しにあいつつ自然に曲の感じがつかめていくようで実に心地のよいレッスンだった。何度弾いたか覚えていないくらい弾いたが、ゆっくりながら弾き終えたときに師匠が「大丈夫ですね。後は弾き込むだけですよ」と仰った。確かに自分自身もそう思った。何かもやもやしたものが少し吹き飛んだような感覚だった。勿論、及第点をもらえる内容ではないのだが、これまで教えていただいたことや自分なりに練習してきたことがおぼろげながらつながり始めたような感覚だった。習い始めて1年と8ヶ月、この感覚は今まで味わったことがなかった。まだまだ鍛錬せねばならないところばかりだが、少しは成長したのかなぁ、と自己満足に浸りレッスン後は行きつけの焼き鳥屋でしみじみと酒を飲んで帰るのであった。
[ 2006/08/06 01:04 ] Fiddle | TB(0) | CM(2)

真夏の夜のタンゴ

関東地方も遂に真夏に入ったようで、ここ数日の涼やかで過ごしやすい気候から昨日は一変といった感じの暑さだった。出身地である関西の暑さほどではないにしてもまだ暑さの免疫ができていないから結構堪えるのである。

昨日は我が母が関西からわざわざコンサート鑑賞のために東京へ出てくるということで、兄及び親戚と合わせ4人でお付き合い。今年1月以来でJTホールへ行ってきた。お題目は『徳永二男の魅せるタンゴⅣ』。アルゼンチンタンゴ演奏の名手達に客演として徳永さんが参加されるという形式だ。タンゴそのもののことを詳しく知らないのでハッキリしたことはわからないが、恐らくヴァイオリンの見せ場を巧みに設けたアレンジになっているに相違ない。

(出演)
徳永二男(vln)、京谷弘司(bandoneon)、淡路七穂子(p)、田中伸司(b)

(演目)
1st Set
1)Chique
2)El Choclo
3)Desde Adenstro
4)Loca de Amor
5)Un Dia de Paz / La Muerte del Angel
6)El Ultimo Guapo
7)Margarita de Agosto

2nd Set
1)Nostalgias / La Cachila
2)A Ernesto Sabato
3)Los Mareados
4)Melodia Oriental
5)Uno
6)A Fuego Lento
7)Kicho / Verano Porteno

(Encore)
1)?
2)Jealousy

こういうコンサートへ出かけても、やはり「曲名・メロディ不一致症候群」が見事に発揮される。ちゃんとプログラムがあるお陰でアンコール以外はこうして書けるのだが、2曲のアンコール曲でさえ片方には「?」がついてしまうのである(苦笑)。

タンゴに関しては全くの門外漢なので、昨日の演奏が「タンゴ」という音楽としてどうだったか論評することはできないが、間違いなく印象に残る素晴らしいコンサートだった。当然ながらマイクなしの生音オンリーだが音量バランスは見事だったし、いずれの曲もコンパクトながらちゃんと見せ場があった。みなさん素晴らしい音を奏でておられたがベースの田中伸司さんの音色・リズムがよかったなぁ。「Kicho」のベース・ソロは個人的にはかなりポイントが高かった。
そして、サービス精神の旺盛なこと。1st Set ではバンドネオンの解説もあったし、アンコールを2曲というのも嬉しかった。徳永さんがバンドネオンにリードがあることから早とちりして「バンドネオンは管楽器なんですよ」と大ボケをかましてみたり、2nd Set 1曲目で楽器を持たずに京谷さんが現れて楽器を取りに戻ったりという、どこまで芸でどこから本当にボケているのか分からない演出も笑えました。
[ 2006/08/04 00:39 ] Concert | TB(0) | CM(2)

たまにはジャズのお話でも ~超私的お気に入り作品集~

日曜日の夜、マンドリン研究会のFlatironman師匠から電話があった。
Flatironman師匠は、Chris Thile の難曲達やバッハの無伴奏ヴァイオリンなどを「ボケ防止」と称してひたすら制覇されている恐るべきテクニシャンの方である。「弾けない曲など世の中に存在しない。なぜならば弾けるまでやめなければよいからだ」という自論の持ち主でもある。

時折電話でお互いの研究進捗を確認しあうことがあるのだが、この間出てきたのはジャズの話であった。難曲を丸呑みするだけでは飽き足らず遂にジャズにも挑戦されるらしい。電話越しにウォーキング・ベースやらコードのバッキング、アドリブなどを聴かせていただいた。私からすればもう既にじゅうぶんじゃないか、と思えるくらい弾けているのだが師匠にも悩みはあるようで「いやいや、丸呑みしかできないんだよね。応用が利かないというか弾いたことがないものは即座に対応できないんだよ」と仰っていた。

そんな話の中でスイングやらビ・バップ、モードなどに話題が及ぶと師匠が「あんた、結構詳しいねぇ。どっぷりハマってみたいから教えてよ」と請われた。ジャズには何度かトライしその度に見事に打ち砕かれてきたから、私に演奏技術で教えられることは何もないことだけは断言できる(涙)。しかし系統立てた整理はできないが、雑多な音楽趣味のお陰で音源はそれなりに揃っているので、マンドリン研究会のお作法に則り音源紹介のリスト作りから始めてみることにした。

できれば、典型的なスイング、バップ、モードを用意し、さらにマンドリン演奏であればいうことはないが、世の中になかなかそんな好都合なものはない。

マンドリンでジャズとなると...、

unseasonably_cool.jpgTiny MooreJethro Burns あたりが大御所かなぁ、と安易に思いついたが、はたと思い出したのがDon Stierberg というミュージシャン。新宿ディスク・ユニオンで見かけて衝動買いしたものだがなかなか涼しげで小洒落たスイングをやっている。まずはコイツをリストアップだね。

AboutTime.jpg


後、全面的にジャズじゃないが、過去にも採り上げたMike Marshallの『Gator Strut』にはJohn Coltraneの Giant Stepsを捩った「Giant Hornpipe」があるからいいかもしれないし、Mike Marshall & Darol Anger の『Duo』もようやくCD化されたからこれも候補。何といってもCharlie Parker の「Dona Lee」が入っているからバップのお勉強にはいいだろう。

以下、過去に作ったデータベースを基にリストアップを試みてみた。極力弦楽器が主役のものに絞ってみたが、必要に応じ管楽器主役のものも拾い上げてみた。

1.スタイルのお勉強編
<Swing ~ Be Bop 期>
Charlie Christian(g)
世評では『Minton's』なんだろうけど冗長な感じがするのでBenny Goodman楽団時代のものが個人的には好み。



<Gypsy Swing>
Django Reinhardt(g)
Django.jpgマンドリンと同じチューニングということでStephane Grappelli と一緒にやっているものをピックアップしたいね。1949年のローマ録音ものがいいね。全面的にDjango とGrappelli参加だし、丁々発止のアドリブのやり取りもあって楽しい一枚。


<Be Bop>
Charlie Parker(as,ts)
Dial.jpg音質はよくないが、熱気という点ではダイアル盤がいいかなぁ。コンプリート盤は玉石混交だけどね。


Sonny Stitt(as、ts)
Stitt.jpgCharlie Parker よりクセがなくてBe Bop フレーズ勉強にはこちらの方が入りやすいとも聞く。基本的にハズレのない人だが。Oscar Peterson Trio をバックに軽快に吹いている『Sonny Stitt Sits In With The Oscar Peterson Trio』がいい。あ、しまった、これはレコードでしか持っていないや...。



<Mode>
・『Kind Of Blue』/Miles Davis(tp)
KindOfBlue.jpgMiles のモード系作品はたくさんあるが、やはり黎明期のものが一番わかりやすいと思う。特にこの作品は今ひとつモードに成りきれないWynton Kelly(p) とマイルスの意図を把握できているBill Evans(p)の対比もできるから面白いと思う。


・『Giant Steps』/John Coltrane(ts)
GiantSteps.jpgコルトレーンは、モードへの入り口のコイツがいいかな。16小節に11度の転調がある標題曲を筆頭に聴き所満載だ。転調を繰り返すことで調性を曖昧にするコルトレーンの手口がわかりやすいだろうと思う。David Grisman が『Quintet '80』で採り上げた「Naima」の初演も収録されている。



2.ギタリスト特化編
Joe Pass
20060731124933.jpgジャズらしさ、という点ではこの人なんかは教科書的と思えます。『For Django』は私の思い出の一枚。実に味わい深い作品だ。

Virtuoso.jpgVirtuoso』もいいね。ソロ・ギターの作品だが、イン・テンポで弾きまくる「How High The Moon」、「All The Things You Are」などは何度聴いても納得の名演だ。

この方で忘れていけないのはバッキング。Ella Fitzgerald(vo) とのデュオなんか、グっと来ますな。

Jim Hall
JimHallLive.jpgちょっと変態的なジャズ・ギターだけど、この人もいい。作風によりカクテル・ミュージックみたいなものもあるので注意は必要。リーダー作だと『Jim Hall Live!』が私は好きだ。クールに聴こえるのだが、よく聴き込むと実に熱いインタープレイの応酬がある。

Undercurrent.jpgCo-Leader ならBill Evans との『Undercurrent』。この二人のデュオとは思えないくらいに熱いインタープレイの応酬が聴ける冒頭の「My Funny Valentine」だけでもじゅうぶん価値がある。

Bridge.jpgサイド参加作は数多あるけどSonny Rollins の『The Bridge』がいい。豪華なロリンズのテナーにまとわりつくようなギターが心地よい作品だ。


Wes Montgomery
Halfnote.jpgオクターブ奏法・コードソロ満載なのでそのままマンドリンに応用はちょっと厳しい部分もあるけど、やっぱり外すことはできない人。Wynton Kelly Trio との『Smokin' At The Halfnote』は思い出の一枚だ。

FullHouse.jpg同じくWynton Kelly Trio をバックに、さらにフロントにJohnny Griffin も加えた『Full House』もいいね。


Tal Farlow
SwingingGuitar.jpgバップらしさ、という点ではこの人もいいかもしれない。当たり外れの差が大きい人なので作品はちゃんと選別せねばならないが、『Swinging Guitar Of Tal Farlow』は名盤でしょう。

ThisIs.jpgThis Is Tal Farlow』は今も入手できるかな?LP時代は入手困難を極めていた作品だ。某大手ジャズ雑誌○○○○○・ジャーナルなんてTal Farlow といえば判で押したように『Tal』を名盤で紹介されるが、こちらの方が遥かに内容がよい。


Martin Taylor
Reunion.jpg一人でウォーキングベース+コンピング+メロディをこなせてしまう達人。Grappelliとも長らく共演していたからお薦めは結構あるが、デュオでやっている『Reunion』あたりがいい。


う~ん、キリがないな~、こんなことをしていると。久しく聴いていないものもあるので聴き返してみたくなってきた。もう少しリストアップを続けてみよう...。
[ 2006/08/01 00:45 ] Others | TB(0) | CM(5)








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