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新年会大締め@新宿

何やらイベントが多数続いた新年会シーズンの〆はマンドリン研究会だ。もともと全員参加の会合を旨に開催される比較的クローズな会であるが、今回から製作者Iさんを新規にお招きしての2007年第一回会合であった。

今回の研究テーマは(1)クロス・ピッキングと(2)スケール・アルペジオ、ピックワークの実態

まずは、Oさんのクロス・ピッキング講座である。クロス・ピッキングの定義は難しいところかもしれないが、単純に言えば5-Strings Bnajo のロールをマンドリンでやる、というのが起源の奏法でJesse McReynolds というブルーグラス・マンドリンの大御所が始めたテクニックだ。実演に加えて音源も満載の講座で食い入るようにOさんのピッキングを見つめる会員。私自身はJack Tottle の教則本で少しだけ齧った奏法だが、真剣にやると相当ヘビーな内容だ。因みに本日は多分初版本であろうAndy Statman によるJesse 奏法教則本がメインの譜面だった。(このリンクの上から3つ目
)
これね、実演やら理屈やらを聞いていたら多分ブズーキのバッキングにも使えるだろうな、とほくそ笑んだ次第。技術そのものが難しいのが難点だが、開放弦を活かしたコードワークだけでもじゅうぶん使えそうな気がした。ちょっとマジメに取り組まないといけないですな。後々このブログでも扱ってみたいテーマだ。Oさん、いろいろ大変だったのに詳細な講座をありがとうございました。未熟者ですが勉強いたしますので今後ともよろしくお願いいたします。

PlayPlayPlay.jpg約10分の休憩を挟んでスパルタ式マンドリン講座の開始。一方的に私淑しているFlatironman さん改めSeedsman 師匠の研究発表だ。マンドリンという楽器が持つ可能性と限界、特性を説明しつつ、こんな取り組みはいかがか、という講座だ。何度となくこのブログにも登場されているが、相変わらず素晴らしい音色を放つ。スケール練習のやり方ひとつもメロディックで才能の違いを見せ付けられるね...。次から次へと出てくるフレーズだけでなく、出てくる音の美しさにビックリさせられる1時間だった。


お二人の研究発表が終わった後は自己練&懇談会が続く。本日初めてSeedsman 師匠とバッハのGiga をデュエットで...。一箇所間違えると元に戻れない難曲だが、何度か一緒に弾いていただき、お互い弾いているポジションの確認もできた。終わった後Seeedsman 師匠から「よく覚えました!」とのお言葉もいただく。私自身は合格印をいただいたと勝手に浮かれているが...(爆)。
スタジオでの自己練の間には前回mureさんが発表された「Brilliancy」(音程は左手でつくるものSam Bush に学ぶをご参照ください)も一緒に弾けたし充実した3時間だった。みなさん、本当にありがとうございました。

スタジオを後にしたマンドリナーズは場所を近隣の居酒屋に移しさらに新年会である。残念ながら無類の酒好きである麹さんが本日は欠席だったし、はやさんや今回講師役だったOさんも早退だったのだが飲み会は最初からハイ・テンションだった。回数を重ねお互い色んな話を気軽にできるようになってきたし、この番外編研究会も私は大好きだ。今後ともみなさまよろしくお願いいたします。
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[ 2007/01/28 21:54 ] Mandolin | TB(0) | CM(6)

ブズーキと戯れる

せっかく仕入れた素晴らしいブズーキ(bouzouki)だし、やっぱりあれこれ遊びたくなるものである。一応カテゴリも作ったことだし、適宜研究結果(というほど大袈裟なものでもないが...)をアップするのも悪いことではないだろう。

実はブズーキ入手以前に教則本を仕入れていた。
John McGann の『A Guide To Octave Mandolin & Bouzouki』というオクターブ・マンドリンやブズーキ用の教則本だ。マンドリンでメロディだけでなくコードやアルペジオを交えたバッキングもやってみたかったのであるが、巷のマンドリン本はメロディ弾きのものばかりで、なかなか格好の参考素材を発見できなかった。そんな折、たまたま見かけたのがこれだった。最近はAmazon もサンプル・ページをWEB上で見せてくれたりするので試しに見てみたらマンドリンのオクターヴ下のチューニングでメロディとバッキング、両方の譜面が付いている(一部G-D-A-D もある)。チューニングが一緒なら応用可能なので買ってみたというわけだ。
因みに著者のJohn McGannさん、実にマメな方のようで様々な教則本・DVD を出版されているだけでなく、HP上でも惜し気もなくいろんな記事を載せておられるので是非参照していただきたい。


いきなりこのネタに取り組んだ、ということでも話としては悪くないのだが、新たな楽器を始めたわけだから小物などにも触れておこう。

picks_0125.jpg写真はギターやマンドリンの経験者ならよくご存知のピックである。因みに多少ギターを齧った経験のある私は、写真上段右の紫色のものを愛用していた。厚みが1.5mmでほとんどしなりがないタイプだ。下段の角が取れたものはマンドリンで今も愛用するピックで、これもほとんどしなりがないヘビーなピックだ。個人的にはメロディ主体でアコースティック・ギターやマンドリンを弾くときには硬いピックが音の通りもよさそうだし、速く弾くときのレスポンスが素直なので好みであるが、ブズーキを弾くにあたって柔らか目のものを使ってみるのも一興だと思って急遽仕入れたのが上段左と真ん中のものである。真ん中の .96mm のものは一般的なヘビー・ピック程度の硬さだが、左の.71mmのものとなると一般的なミディアム・タイプでペラペラ感が強い。メロディ弾きやトレモロをやるとなると少々頼りない硬さだが、コードを弾くには案外相性がいい。弾力性を上手に使うと音の鳴りも悪くないので当面はこの.71mmのピックを採用だ。

picks_0125_01.jpg因みに厚みはこんな感じだ。手振れしてしまっているので見辛いが上から順番に.71mm、マンドリン用ピック、1.5mm、.96mmだ。絶対値の差は小さく感じるが、右手にかかる圧力には結構大きな差が出る。


さて、本題に戻ってブズーキの演奏だ。
先述のJohn McGann の教則本にあるバッキング・パターンを少し練習してみた。
♪ ブズーキによるバッキング練習 ♪


コード進行は最初の8小節が
「Em |Em |D |D |Em |Em |D |D Em|」
次の8小節が
「Em |Em |D |Bm |Em |Em |D |Bm Em|」
を想定したバッキングだ。

楽器が変わったからとて演奏のぎこちなさに変化がないところが苦しいが、まぁ弾き始めとしてはこんなもんだろう。若干弦のテンションが苦しくてきっちり音が出ていない部分が多い感じがするが複弦楽器独特の響きは心地がよい。少しずつでもパターンを増やしていけると楽しそうだね。
[ 2007/01/26 00:21 ] bouzouki | TB(0) | CM(16)

フィドルのレッスン、そして夜更かしの翌日...

順序が前後してしまったが、20日(土)はフィドルのレッスンだった。

昨年6月にフィドル&ヴィオラのダブルケースを入手(過去記事はこちら)して以来、レッスンにはフィドル&マンドリンを持っていくことが定番化している。
レッスン時にはマンドリンが主役級に伸し上がることもあれば、全く弾かれないまま持ち帰ることもある。今のレッスンのスタイルだとひょんなことから話が大脱線することも侭あるので日頃よく弾く楽器は手許にあった方が何かと便利なのだ。

今回はその定番楽器2台にさらにブズーキも追加された。数ヶ月前から師匠がフィドル以外の楽器に興味を示されており、テナー・バンジョーとかバンジョー・マンドリンを導入するというアイデアがあったのだが、例の魔窟にショート・スケールのブズーキが入ったという情報をメールで流したあたりから頻繁にやり取りがあった。要するに師匠も実際に弾いてみたいということだ。新しい楽器を買うと人に見せたくなるのが人情であり、持参することにしたのだった。

入室すると例によってIさんのレッスン中だった。ヘンデルの威圧感がある譜面と格闘されている。師匠からも「この辺は普通に、このあたりからスピッカートで...」などと指示が飛んでいる。mmm、やっぱり進度が速いなぁ。ビブラートも自然な感じやし...。

Iさんのレッスンが終わると早速ブズーキのお披露目。師匠は大はしゃぎで楽器を手にし弾き始める

師匠「うーん、やっぱり左手は結構厳しいですねぇ。指使いを変えないといけませんね」

「いろいろと人によって弾き方があるようですね。マンドリンと同じようなフィンガリングで弾く人もいるみたいですよ。」

師匠「とはいえオクターブのフィンガリングはいくら何でもムリですよね」

「我々のように指が短いとギター的な指使いがいいのかもしれませんねぇ」

などと会話しつつ、合間には

Iさん「何か楽器だらけになってるんじゃないですか?やりたいことがあり過ぎて仕事も手に付かないのでは?」

師匠「そうですよねぇ。寝る場所とかちゃんとあります?」

などとからかい半分の質問攻めで私も押され気味だったりする...(苦笑)

私も師匠もかなり手が小さいのだが、Iさんもかなり小さく指の頭があまり大きくない。ブズーキを手に取ってみたものの押弦に相当苦労されていた。Iさんにはマンドリンの方が合うかもしれないですな。

という具合で20分以上本題のフィドルそっちのけ、3人でウダウダと遊んでしまったが、これはこれで何がしかアイデアが得られるので貴重な時間である。

本題であるフィドルのレッスンは、師匠が用意された手書きの譜面中心で。先日お土産で渡したCDから一気に音取りをされたようで、『Out Of The Wind And Into The Sun』/The Bothy Band なんて全曲耳コピーしてあったりする。
のっけから「The Priest ~ Mary Willie's ~ This Is My Love, Do You Like Her?」(slides)だ。実はスライドはちゃんとレッスンではやったことがない。ノリが掴めず苦労したが曲は何度となく聴いたものだから何とか勘で付いていく。その後も「Morning Star」「The Pipe On The Hob ~ The Hag At The Churn」など触りを。
仕上げは「Jackie Coleman's ~ Star Of Munster」(reels)や「Strayaway Child」など。予定時間を超過しての充実した時間を過ごすことができた。




話は直近に戻って、本日日曜日。何せ深夜3時まで遊んでいたものだから眠くて仕方がない。とりあえず昼前に住いまで戻り一休み。ボーっとした頭で少しブズーキを弾いていたらちょっと録音してみたくなったので、こんなものを。

♪ Josefin's(Josephine's) ♪

年末年始の関西でのイベントで何度となく耳にした曲で美しいメロディが印象的だった。ヴェーセンの曲で、アイリッシュだとDervish が、ケープ・ブレトンだとNatalie MacMaster が採り上げている。

録音はまずはブズーキでアルペジオ中心の伴奏を、次にフィドル、マンドリンと録り、ちょっと寂しいのでマンドリンでコードをじゃらんと鳴らすパートを入れてみた。まぁ、演奏はいつも通りのお粗末クンだが、やはり低域に複弦楽器が入ると音の拡がりが出る感じがするね。楽しさ百倍といった趣だが、時間がかかるのが大問題だ。どの楽器も覚束ないから全部OKの状態で録音できる可能性など皆無といっていいだろう。勉強がてらにちょうどよいとはいえ、効率が非常に悪い。まぁ、趣味と経済性は相反するものではあるのだが...。
[ 2007/01/22 00:00 ] Fiddle | TB(0) | CM(6)

新春素人音楽発表会

時折冷たい雨がしとしとと降る土曜日夜、君津駅に降り立った。京葉線で線路に立ち入った愚か者がいたために順調な行程といかず少々お疲れ気味だ。一旦宿泊先へチェックインの手続きをすませに行ったその足で久しぶりのお店に向かう。このブログにもリンクを貼っているが、エスニック・レストランサットンズ(Sutton's)だ。

Sutton's はこれまで何度かこのブログでも紹介した。ジャズ・ピアニスト、Ralph Sutton を敬愛するマスターKazz さんのお店。不定期的だが主にスイング系のジャズ・ミュージシャンを呼んでライブも開催しておられる。お店のモットーは「酒・食事・音楽の三拍子揃ったお店」。短い君津在住期間には随分お世話になり今でも機会があれば立ち寄るお気に入りのお店だ。

実は先日、そのSutton's のお客さんで「関東手酌の会」会長から「20日に素人音楽発表会があるから参加せよ」との指令を受けていたのである。周囲の音に掻き消されることを幸いとしてセッションには随分参加するようになったものの、いざ改まって発表会というのはいまだに抵抗を感じる私としてはあまり気乗りしなかったのだが、まぁたまには度胸試しもいいかと考え参加することにしたのだった。

到着が予定より随分遅れたのでもう始まっているか、と思いきや、夜が長いのをよいことにまだ皆さん歓談中、といった感じだった。空腹には耐えられないのでさっさとできるものを適当にオーダーし旧友達と新年のご挨拶&歓談。お客さん≒出演者、という少人数なのでさほど緊張せずにすみそうだ。

素人音楽発表会のトップバッターはこの方、Fさん。ギターの弾き語りでしみじみとフォークを唄う設定だ。やさしい声の持ち主で曲のイメージとピッタリだった。2曲(だったかな?)で終わりだったが、アンコールにも応えて無事終了。マスターからはビールをご提供。


radioTaiso.jpg2番手はこの方、S夫人。Sutton's のマスターと仕込んだ「ラジオ体操組曲」だ。写真には写っていないが横にはマスターが立っていて「ラジオ体操第一、よ~」という掛け声から始まるこの曲は合間合間に「月光」だの「乙女の祈り」だのクラシックの名曲を挟み込むネタである。ピアノを弾いたのが一ヶ月ぶりとのことで、少々お乱れもあったが、相変わらず楽器をよく鳴らす人だ。終了後はジンジャエールをマスターがご提供。


K_Special_Group.jpg3番手はKさん、手酌の会会長、マスターからなるサットンズ・スペシャル・グループ。小室等の曲から始まりオリジナルも交えての熱演。歌詞もメロディも遊びが適当にあってゆったりと楽しめるいい編成だ。手違いで最初からやり直す場面もあったが、これもご愛嬌。終了後はやはりビールをマスターからご提供。


Special_Polka.jpgなぜか、トリが私(爆)。出張にイベント続きでほとんど練習できていない上に、マンドリンやブズーキと戯れていたために音程が甘いと気になっていたのだが、まぁ誰も知らない曲だろうからと開き直っての出演。下手にリール曲のセットを弾くと思い切り間違えそうな気がしたので「Bill Sullivan's ~ Britches ~ The Last Chance ~ Ballydesmond #2 ~ Ballydesmond #1」のポルカ・ビッグ・セットにした。音程が悪く、リズムも甘くて...、と誉められたデキではなかったことは間違いないが、とりあえず弾き切った。これで終わりにしようと思ったら「え~、もう終わり?」と社交辞令をいただいたので「Blarney Pilgrim ~ Connaughtman's Ramble ~ Kesh」のジグ・セットで終了。マスターからはウイスキーをご提供。ごちそうさまでした。


発表会自体が目的だった昨晩なのだが、本当に面白かったのはこれからだった。出演者、応援者で歓談しつつ楽器を弾いて遊んでいたのだが、KさんやS夫人がアイリッシュ音楽に興味を示してくださり、「Britches」や「Egan's」を合奏。S夫人はピアノ専門だが絶対音感の持ち主で過去には初めて持ったマンドリンで童謡を弾き切ったツワモノだ。娘さんの1/2ヴァイオリンを弾いて遊ばれることがあるそうだが、フィドルを渡すと即座に「Brithces」を弾ききってしまったのには本当に驚いた。音程も正確だ。やっぱり才能なんでしょうな。

その後暫くウダウダしていたのだが、ふと「Josefin's Waltz」の譜面を持ってきていたことを思い出し、Kさんに「ちょっと合わせてみませんか」と声をかけたら快諾いただいた。Kさんにとっては初めての曲だしこちらもうろ覚えときているので最初は合わなかったが、二人でメロディを口ずさんだりして確認していくとうまくいくようになった。ギター&フィドルのシンプルな構成だけどじゅうぶんに気持ちいい。Kさんも「綺麗な曲ですね」と気に入られたようだが、そこへマスターが「ウチらのレパートリーのあの曲と合わせたら結構よさそうじゃん」と提案。Kさんのオリジナル曲でキーはCなんだが(Josefin's Waltz はG)、やってみようということになった。「Josefin's」をフル・コーラス使うとクドいのでBメロだけ間に挟む形にしたら曲のイメージが一気に広がる感じで心地よい。これにはマスターもKさんも大満足。いいアレンジが出来上がったようである。

さらにフィドルを入れたい曲があると、別のレパートリーも出てきた。こちらは懐かしさを感じる昭和歌謡風フォーク。曲風を聴いたらマンドリンの方が合いそうだったので楽器をチェンジした。テーマを少しフェイクしてトレモロを噛ませたらKさんもマスターも手酌の会会長も大受け。即、「これで決まりやね。滅茶苦茶えぇ感じ」とOKが出た。弾いている私自身も凄く気持ちがよかった。楽しすぎるね。

完成したアレンジを何度となく繰り返す内に夜は更けていく。気付けば3時(!)だ。zzz。

みなさん、ありがとうございました。また遊んでくださいませ!
[ 2007/01/21 14:31 ] Fiddle | TB(0) | CM(8)

期待の新人

もうこのブログや他のブログでも大っぴらになってしまったので若干気がひけるが、我が家に期待の新人、アイリッシュ・ブズーキ(ショート・スケール)がやってきたので紹介しよう。購入した即日に阿留酎セッションで鮮烈なデビューを果たし、ゆっくりセッションで2度目のお披露目もすんでいる。もはや所有者の腕前とは別次元で話題の楽器となりつつある。

アイリッシュ・ブズーキ(小坂たけしさん製作)

<製品仕様>
スケール:562mm
表板:イングルマンスプルース(北米)
横板・裏板:ブラックウォールナット(アフリカ)
ネック:マホガニー(南米)
指板:エボニー
ブリッジ:パオロッサ(南米)
バインディング:メイプル
サドル:牛骨
ヘッドプレート:ゼブラウッド(アフリカ)
サウンドホール:ハワイアンコア(ハワイ)
糸巻:ゴトー
テールピース:ループエンド
使用弦(4弦→1弦):.043×2、.033 ×2、.022×2、.012×2、


ショートスケールといったところで、なかなかサイズのイメージがし辛いだろうから、先日Kevin 師匠のご実家に行った際に集合写真も撮って来ている。

Instruments_0116.jpgフィドル(上段)×3、下段左からテナー・バンジョー(パラマウント)、マンドラ(スズキ)、マンドリン(ギブソン)、ブズーキ(小坂たけし)、ギター(マーティン)。見ているだけで何とも幸せな気分に浸れる弦楽器の集まりやね。
Kevin 師匠のブログにも似た写真が公開されていたけど、この楽器達を眺めながら一杯やるというのもなかなかオツなものだ。
因みに楽器全長はテナー・バンジョーより若干長いが、ソフトケース(ギグバッグ)はGold Tone のテナー・バンジョー用のケースを流用している。サイズはピッタリだし軽くてなかなか便利だ。



因みにブズーキ(bouzouki)とはどんな楽器なのか。
サーチエンジンなどで引けばいろいろと出てくるのでここでは簡単に触れることにしよう。

原産地はギリシャで、弦楽器の種別としてはマンドリンのような複弦(4コース8弦)の撥弦楽器。『After The Break』/Planxty でクレジットされているDonal Lunny の Blarge(ブラージ)という楽器は元はブズーキで、低い方にさらに1コース追加された5コース10弦らしい。

ギリシャのブズーキはボディの裏側が丸く(ボウルバック)、アイリッシュで一般的に使われるもののボディ裏側が平ら(フラットバック)という点は、イタリアのマンドリンとアメリカのマンドリンの対比と同じで面白いね。

調弦は、ギリシャのブズーキは低い方から「C-F-A-D」が正調で、低音部2コースはオクターブにするらしい。一方アイリッシュ・ブズーキの場合、導入されてまだ新しい楽器(1960年代後半という説が有力)ということもあり様々な調弦が存在するようだが、「G-D-A-D」「G-D-A-E」「A-D-A-D」あたりがよく使われると聞く。低音部2コースもユニゾンだったり、オクターブだったりマチマチのようだ。
「G-D-A-E」であればマンドリンのオクターブ下だから、オクターブ・マンドリンともいえる。実際、小坂さんのHPでは同列の楽器として扱われているし、今回私が購入したサイズならオクターブ・マンドリンでも通用しそうだ。
(因みにマンドリン属、というか複弦系の楽器の名称・実態というのは実に覚えにくい。私自身いまだにマンドラだのマンドセロだのオクターブマンドリンだのを並べられるとちんぷんかんぷんになる。http://homepage2.nifty.com/oku_kazuhiro/family.htmlの解説がわかりやすいので気になる方はご参照ください。)

肝心の使い勝手についてだが、Kevin 師匠からも指摘があったが、弦高はやや高めの設定。演奏性に関わる大事な部分だが、私自身は弦のゲージをもう少し細いものに交換して少しシャラシャラ感を出そうか、とも考えているので多分これくらいでよいだろうと思っている。鳴りに関してはさすが小坂さんで、複弦楽器特有の響きが心地よく、音の通りもよさそうだ。残響感も素晴らしい。

使用するに当って悩むのは調弦と指使いだね。ショートスケールとはいえ、フレットの広さがギター並にあるから、コードをジャカジャカ鳴らすにせよ、メロディを弾くにせよ、頭の切り替えが必要だ。当面、マンドリンのオクターブ下「G-D-A-E」で使ってみる予定だが、使用感によってはさっさとチューニングを切り替えることになるかもしれない。何せ初めて扱う楽器だから色んなことを試してみたくなる。よき相棒と呼べるまでには時間がかかるだろうが、大事に使っていきたい楽器だね。
[ 2007/01/18 23:35 ] bouzouki | TB(1) | CM(10)

新橋に集う楽器と人の群れ

16日午後18時30分新橋駅。複数の楽器ケースを抱えた怪しげな小振りの中年男が2名。目指すはアイリッシュタイムス。2007年第一回目「ゆっくりセッション」新年会である。お店の予約は19時30分から2時間であるが、早目に陣取ってゆったりするつもりのようだ。

店に着くと中年男2名は楽器露天商の如く持参した楽器を次々とケースから取り出し、安定して置ける場所に並べ始める。セッション参加者が揃う前に楽器置場を確保してしまおうという算段だ。
かくして姿を現した楽器は、ヴィンテージ・フィドル×3、ミニ・ギターフラットマンドリンアイリッシュ・ブズーキ。アイリッシュ音楽に必要な弦楽器はほぼ揃っているといってよいラインアップだ。
そこへ現れた長身の中年男もう一人。先に到着した中年男2名に倣いやはり複数の楽器をケースから取り出す。これまた弦楽器でフラットマンドリンフィドルだ。人数が3人に対し、楽器の数は8本。フィドル・マンドリンはいずれもヴィンテージ(フィドル:政吉×3 & 謎のドイツ製、マンドリン:ギ○○ン Aタイプ & Fタイプ)、ミニギターとブズーキは新品という構成だ。

楽器を並べ終えると新年のご挨拶がてら乾杯し、満足げに酒を飲み始める中年男×3。飲みつつ各々の楽器を弾いてみたり意見交換していたが、約1名が楽譜を取り出し関西訛りの男に曲の提案を始める。関西訛りの男はあまり曲を知らないらしい。知っている曲が出てくるまで何枚も譜面をめくり、ようやく弾けそうな曲を見つけ出すと楽器を手にしてフィドル×2でデュオを始めた。曲は「Britches Full Of Stitches」だ。あくまでもウォーミングアップと云わんばかりのスローテンポで2回ほど繰り返す。演奏することの楽しさに満足した二人が微笑みながらやはりゆったりと「Kesh」を弾き始めるとギネスを味わっていたもう一人がギターで伴奏をつけ始める。聴きなれたメロディと伴奏をリラックスしながら楽しむ3人。

と、そこへむさ苦しい空間には若干不釣合いとも思える見目麗しい女性が楽器ケースを抱えて入ってきた。中年男3人と新年の挨拶を交わすとてきぱきと楽器を取り出す。これまたフィドルだ。
新たな参加者を歓迎するかのようにまたしてもポルカが始まる。「Ballydesmond Polka #2 ~ #1」だ。早過ぎず、遅すぎず適度な速度で弾き切り、満足そうに歓談する4人。歓談中にもお互いの楽器を物色したり、「Jackie Coleman's Reel ~ The Star Of Munster」など軽く曲を流したり楽しんでいる。

セッション開始定刻近辺になると続々と参加者が登場。バウロンを抱えた中年男、フィドル・ケースを抱え二人組で現れた若者達、バンジョー・マンドリンを抱えた中年男、フィドル・ケースを抱えたカップル(?)。10名でフード予約をしていたこの集団のノルマはこのあたりで達成されたようだ。飲み物しかなかった殺風景なテーブルに食事が並び始め本格的にセッションが始まった。

オープニングはこのセッションにしては珍しく「Down By The Sally Gardens」。後ろに「涙そうそう」と「Sally Gardens」が絡むというこれまたこのセッションでは珍しいアレンジ付である。以降は定番ともいえる曲やセットが続く。セッション中盤には笛類をたくさん抱えた若者が、セッション終盤にはやはり笛を抱えた女性も参戦。飲食に、お喋りに、演奏に約2時間。満足したセッション集団は三々五々オヤジの街新橋を後にしたのだった。

セットリスト
(Polkas)
・Egan's ~ John Ryan's
・Bill Sullivan's(key in D) ~ Britches ~ Egan's ~ The Last Chance ~ Ballydesmond #2 ~ Ballydesmond #1
・Dennis Murphy's ~ John Ryan's
・Bill Sullivan's (key in A)
・Peggie Ryan's Fancy
・Scartaglen Polka

(Jigs)
・Blarney Pilgrim ~ Connaughtman's Ramble ~ Kesh Jig
・Cliffs Of Moher
・Banish Misfortune
・Rose In The Heather
・Eavesdropper
・Butterfly(Slip Jig)
・Kid On The Mountain(Slip Jig)
・Give Us The Drink Of Water(Slip Jig)

(Hornpipes)
・Harvest Home ~ Boys Of Bluehill
・The Liverpool
・Rights Of Man
・King Of The Fairies
(Reels)
・Mountain Road ~ Drowsy Maggie
・Farewell To Erin
・The Salamanca
・Blackberry Blossom(!)
・Jackie Coleman's ~ The Star Of Munster

(Airs & O'Carolan's)
・Down By The Sally Gardens
・Inisheer
・Hector The Hero
・Carolan's Draught

(参加者)
Kevin師匠(guitar,mandolin,dance)、O'Bridgeさん(fiddle,mandolin,bouzouki)、はるさん(fiddle)、kouさん(fiddle,whistles)、ju-nyaさん(fiddle)、M川さん(bodhran)、Kenさん(banjo-mandolin)、い~ぐるさん(fiddle,bouzouki)、noriさん(fiddle)、T田さん(whistles,fiddle,bouzouki)、Kyokoさん(whistles)、モハー(fiddle,mandolin,bouzouki)

参加者のみなさん、及び毎度お騒がせしているにも関わらず場所を提供していただいているアイリッシュタイムスさん、ありがとうございました。
[ 2007/01/17 12:39 ] Fiddle | TB(0) | CM(16)

コンサート2題

本拠地に戻った日曜日も月曜日も引き続きイベントがある。正直に言うと、火曜日もあるんだが...。(まぁ、だからこそ数日前に怒涛の11日などと記事をあげたわけだけど...)。

14日(日)はアイリッシュ系のライブ。Rivendell とオオフジツボのライブがあるというので、秋葉原のdress Cafe まで出かけてきた。
ここはエレクトリック系メインと思われる地下1階(dress Tokyo)とアコースティック系メインと思われる地上1階(dress Cafe)という構成になっている場所だ。
知らない人がRivendell とオオフジツボのライブと聞くと対バン形式を想像されるだろうが、実態はいずれもアコーディオン奏者藤野由佳さんの主催されているグループであり、ヴァイオリン奏者壺井彰久さん曰く「藤野祭り」というべきライブである。藤野さんがMCで話しておられたが「Rivendell と壺井さんの共演はあるけど、ギターの太田光弘さんもまじえて一度やってみたかった」ということから成立したライブだった。
写真はアンコール時のものだが、左から3人でオオフジツボ、右から2人でRivendell となる。


ライブの1部はRivendellから。アイルランドやスコットランドの伝統音楽だけでなく、オリジナル曲も散りばめた実に美しく深い音楽だ。ハープの奏でる美しく神秘的な音にアコーディオンも鍵盤型・ボタン型を適宜持ち替えて綺麗に絡んでいく。そして、木村さんのヴォーカルがまた、実にやさしい包み込むような感じで聴いていてすごく気持ちがいい。心をすっかり洗濯されたような感じだった。全体的にまったりとした雰囲気の演奏が多かったが、そんなゆったりずむの中にもリールが入ったりメリハリもきいていた。

2部はオオフジツボ。こちらは一昨年のブルードラッグ以来の観戦だ。あの頃より、伝統音楽色が薄れ新たな方向に向かっている感じがした。1部と対比してアップテンポで弾き飛ばす曲も多く実に美しく刺激的だ。何といっても超絶ヴァイオリンの壺井さんがいらっしゃるのでどうしても目線が壺井さんに行ってしまう。余裕綽々で弓毛をビシバシ切りながら高速リールを弾き倒す姿は何度見てもカッコいい。
そういや1部も2部もリールかバラードだなぁ、と思っていたら最後にジグ・セットをやってくれた。元々Rivendellの『Aeolian』に入っているセットだが、「Butterfly ~ Morrison's ~ The Cliffs Of Moher」だった。めっちゃ、かっこえぇね。

アンコールは先述の通り、Rivendell + オオフジツボによる熱演。段々と超高速リール化する「Farewell To Erin」が凄かったなぁ。



日が替わって、15日は虎ノ門のJTホールでクラシックのコンサート。私自身、今回で3度目の観戦であるが、JTアートホール室内楽シリーズの「音楽家からの年賀状」である。

こちらも2部構成。1部はソロやデュオ中心でヨーロッパ各地の舞踏曲を中心とした構成。仕事が終わらず序盤の「カルメン(前奏曲&ジプシーの踊り)」を聴けなかったのは残念だった(涙)が、「チャルダッシュ」を初めて生で聴けたのは収穫だった。徳永さん(vln)が途中で仰っていたが、このホールの音響は響きが優しくて実に聴きやすい。小編成だと各々の楽器の音もよく聴こえるのが嬉しいね。

休憩タイムは出演者からのお年玉、振る舞い酒をいただいて2部へ。
2部は季節モノであるウィンナ・ワルツ特集。1曲目の「ウィーンはウィーン」(J.シュランメル)を除きすべてJ.シュトラウスⅡ世の曲で固める徹底振りが実に潔いですな(笑)。小ぢんまりとした編成で、むしろこんな感じの方が私は聴きやすい。

やっぱりヴァイオリンが気になるので、ヴァイオリニストばかりに目が行ってしまうのだが、バックに徹しているヴィオラとか2nd ヴァイオリンのバック時の弓使いに妙に目線が行ってしまった。2列目というよい席だったのでしっかりと弓を弦に咬ませている様子をじっくり目に焼き付けてきた。何がしかよい効果が出てくれば幸いだね。

随分極端なコンサートを連日で観たわけだが、どちらも存分に楽しめた。新年早々、こと音楽に関しては順調なスタートだ。
[ 2007/01/16 01:38 ] Concert | TB(0) | CM(0)

練習会が...セッションが...ケイリー・バンド誕生?!

さて日曜日から続いた関西ウィークも遂に壮大なフィナーレとなる予定の13日。フィナーレにふさわしい宴の場は阿留酎さん

阿留酎さんのことを初めて知ったのはkonさんのブログだったかな。ブログを通して知り合った関西のフィドラーさんが何度も楽しいイベントをしていたお店で憧れの地のひとつだった。昨年末のカメアリのときにせばすちゃんさんpadawanさんにお願いしてくれて実現した新年会が本日だった。

ML はもちろんのこと、せばすちゃんさんのブログにも告知されていたこともあり集結したのは

せばすちゃんさん(fiddle)、Padawan さん(fiddle,bodhran)、よしさん(fiddle,flute)、hiroさん(fiddle)、Hさん(fiddle)、ことっぷさん(fiddle)、ぅぃさん(flute,whistle)、Shimashimaさん(guitar,piano)、亮子さん(応援)、orangeさん(応援)、Yoshiさん(fiddle)に私モハー(fiddle,mandolin,?)

の12名。

よくぞこれだけ集まったものである。年末年始を挟む1ヶ月の間に会った方が5名。中には私が参加した関西のイベントすべてでお会いした方さえいらっしゃる(笑)。世界が狭いこの業界ならではあるが、この人数ともなるとさすがに自己紹介が必要じゃろうということで簡単なご挨拶。約1名、重要人物が30分以上遅刻したために軽くセッションが始まっていた後ではあるが、これで随分お互いに接しやすくなったね。

以下、新春特別号につき音源を散りばめてご報告。写真は電池切れで前半しかないので後はせばすちゃんさんのブログにアップされたらご覧ください。何せ5時間弱の長丁場だったため、かなり端折って書いたのだが、かなりの長文になってしまった...(汗;)
尚、音源は私の傍で録ったため正直バランスが悪い。フルに公開した方が臨場感が伝わると思うのでフェイドイン、フェイドアウトなどの編集は敢えてしていません。悪しからず。

セッション風景はこんな感じだ。個々人が弾きたい曲を弾き始めみんながついていくというセッションの進行がメインである。セッションでありつつ、練習会の趣もある感じでかなり曲が被ってしまったが、リード役が変わると結構曲の雰囲気も変化してなかなか面白い。気になった曲はお互いに曲名を確認したり、いろいろと勉強にもなる。美味しい食事に酒もあるし何とも嬉しい場所だ。
♪ ゆっくりと Egan's(Kerry Polka) ♪

aruchu_0113_2.jpgこの写真の手前側2名、譜面を見たりしつつとにかく弾く。特に真ん中のお方は曲知りだ。聞いたところフィドル歴3年目に突入とのことだからほぼ私と同じくらいのキャリアなのだが、私の数倍は曲をご存知だし速度対応もかなりのレベルだ。うーむ、これは才能の差なのだろうか...。そんなに曲は覚えれんぞ、普通...。

padawan_0113.jpg酔えば酔うほど速く、バラエティ豊かになると聞いていたpadawanさん。噂は真実だった。見事な高速リールを披露したかと思えば、「ナウシカ~Drowsie Maggie」などという普通の発想では出てこないセットを弾いたり、遊び心も見事だ。フィドルの腕前はもちろんのこと、エンターテイナーとしても素晴らしいですな。乗ってきたときの弾いている姿がまたサマになる。やっぱりうまい人は弾いている姿そのものが絵になるね。

先述した通り、あくまでも我々は店の一角を占有していたに過ぎないわけなのだが、セッションが進む内に何だか異様な盛り上がりになってしまったのも今回のトピックスだろう。

きっかけは他のテーブルで飲食されていたお客さんだった。最初はShimashima さんの弾くピアノ目当てかと思っていたのだが、私のマンドリンに関心があったらしく「弾かせてもろてえぇですか」と尋ねられたので即座にお渡ししたら、とんでもない腕前の方だ。ブルーグラッサーと即わかるフレーズを高速でお弾きになる。アイリッシュはやったことがないとのことだったが、慣れてくるとアドリブやら裏メロやらコードやら自由自在だ。こりゃ、傍で聞けてえぇな、と思ったらそのお連れの方が「その○○ー○、弾かせてもらえますか?」とさらに乱入された。否応があるわけがない。お渡しすると何と左利きの方で逆さまに抱えつつ見事に弾かれる。暫くは我々のアイリッシュ曲に適当に合わせておられたが、マンドリン弾きの方が「実は歌を歌わせたい人が一緒に来ているのでやらせてもらえませんか」と仰ったのでやはり大歓迎でやっていただいた。
♪ 感動モノの Amazing Grace ♪

コーラスが凄く綺麗だし楽器の演奏も素晴らしいね。歌声って、やっぱり生が一番。息遣いまで聴こえてくる感じがゾクっとするんだよね。
それまで話し声が賑やかだった店内もじっくり聴く姿勢、終わったら大歓声だ。

時間的にもこの辺で終わり近いかなと思っていたらさらにもう一波...。これはまったく想定外だったのだが、こんなことになってしまった。
♪ エンディングにふさわしくポルカ・セット(Dennis Murphy's ~ Peggy Ryan's Fancy ~ John Ryan's Polka) ♪

隣のテーブルに陣取っていた若者達が踊り始め、さらに別のテーブルにおられたお姉さんも乱入でシャウト付きの踊りまくりだ。こうなると我々は立派なケイリー・バンドだね。何なんだ、この異様な盛り上がりとトランスに似た浮遊感。滅茶苦茶気持ちいいぞ。

buzouki.jpgせばすちゃんさんにお願いして撮ってもらった番外編の写真もおまけで。やっぱり憧れの地でセッションした記録は残さないとね。相変わらず無表情な写真だが、心の中は至福なのである。
えっ、その見慣れない楽器は何かって。触りはこれで...。
♪ もしや、これは... ♪

詳細はいずれ当ブログにて紹介予定です。


セッション参加者の皆さん、特に店の予約等幹事役を引き受けてくださったpadawanさんとせばすちゃんさん、ありがとうございました。お邪魔になったかもしれない練習会風セッションを盛り上げてくださったお店のお客さんに感謝致します。そして、こんな素敵な場を提供していただいた阿留酎さん、本当にありがとうございました。元気と刺激をいただいて関東へ無事戻りました。
[ 2007/01/14 15:26 ] Fiddle | TB(0) | CM(18)

いざ、フィドラーの聖地へ

11日夜8時40分頃、残業で疲れた身体に大きな荷物を背負った私は四ツ橋に降り立った。妙に緊張している。ついに憧れの地に立つことができた喜び、これから1時間強続く催しへの期待感と不安感がゴチャゴチャに入り混じっていた。

その憧れの地とはフィドル倶楽部だ。ブログ仲間のせばすちゃんさん、194さん、よしさんhiroさんなどが何度となくブログで報告されてきた「フィドルの会」に初参加なのである。

せばすちゃんさんの過去記事に非常にわかりづらいところにあると書いてあった記憶があるので覚悟していたが、電車で行けば大丈夫だね。ビルの中に入ると会場は3階だというのに、アイリッシュ・ジグがしっかり聞こえてくる。「Willy Coleman's」だね、これはと思いつつ部屋の扉を開く。入り口近くで背を向けて座っているのはせばすちゃんさん、そのお隣には194さん、逆の隣にはhiroさんがいて...、やっぱりほぼ年末年始に顔合わせした方たちが多いですな(笑)。円座になってまったりと演奏がなされていた。
Willie Coleman's の後半にマンドリンで参加。マンドリンでは普段滅多に弾かない曲なので結構チョンボったが、速度的にはじゅうぶん対応可能だった。

終了後、せばすちゃんさんが大森ヒデノリさんに紹介してくださった。見事な人格者という噂は本当だった。実に気さくな方で「よくいらっしゃいました。モハーさんですか。名前はよく見かけますよ。楽しんでいってくださいね」と先制攻撃を浴びてしまった。
(せばすちゃんさんのブログ・ネタは多分にデフォルメされているのではないか、と常日頃から疑っていたのだが、どうやらそうでもないことを実感した。)

暫くは先ほどやっていた「Willy Coleman's」を各々復習といった感じだったが、頃合を見て大森さんが「何かやりたい曲があったら言ってください」と仰る。横からせばすちゃんさんがすかさず「モハーさんもいるし、是非Cliffs Of Moherがいい」と発言。ぬぬ、裏切ったな、貴様!こちとら、まだフィドルはチューニングが終わったばかりで指慣らしさえしていないのに...。とはいえ、すごすごと逃げてしまったのでは情けないので受けて立つ。困ったことに「Cliffs Of MoherRose In The HeatherOut On The Ocean」なんて順番で弾いたことがないのだが、周囲が何とかしてくれるだろうと開き直って、少しゆったりと「Cliffs Of Moher」を弾き始める。少しこちらへ顔を向けて音を聞きながら伴奏を入れ始める大森さん。みんなの楽器もメロディを弾き始め...。あぁ、至福だね。大好きな曲なだけに何度となくセッションでも弾いてきたけど、こんなに気持ちよかったのは初めてかも。案の定、「Rose In The Heather」も「Out On The Ocean」も入り損ねたが、周囲の方がキッチリとフォローしてくださった。大森さんが「Cliffs Of Moher の後半で音が段々下がっていって、Rose In The Heather の前半で音が上がっていく対比がすごく気持ちいいセットなんですよね」とコメント。なるほど、確かにその通りだ。このセット、ちゃんと練習しよう。

以下、ポルカの定番「Britches Full Of StitchesEgan'sThe Last Chance」「Ballydesmondo Polka」(#1~#3まで)など雑多に。

軽く休憩タイムとなりタバコをふかしコーヒーを飲みつつ大森さんとお話もできた。やはり東京のアイリッシュ音楽シーンのことに関心がおありのようで、セッション場所や出演者のことなどをいろいろと尋ねられた。せばすちゃんさんやenaさん、昨年ウッドノートでお会いしたアコーディオン弾きの方などとも歓談後、楽器の許へ戻った。

指慣らしで軽く「Strayaway Child」などを弾いていたら、何と大森さんが近くまで来られて「何か合わせましょうか。何でもいいですよ」と仰るではないか。暫し考えたが、やはりこういう機会に巡り会うきっかけとなったせばすちゃんさんに敬意を表してこれしかあるまい。「せばすちゃんセット」の異名をとる「Blarney PilgrimConnaughtman's RambleKesh Jig」だ。メロディ奏者を包み込み、時には少し煽る素晴らしい伴奏に参加者全員の合奏。何度も書いてしまうが、ほんとに気持ちいい。

ジグやポルカ以外では、「The Cup of Tea ~ The Banshee ~ Hand me down the Tackles」(reels)、「The Harvest Home ~ Boys Of Bluehill ~ Cronin' Hornpipe」(hornpipes)、「The Rights Of Man」(hornpipe)、「Eleanor Plunkett」(O'Carolan's)、その他多数。
最後は「Banish MisfortuneKesh Jig」で〆。このセットも初めての組み合わせだったけど、結構相性がいい。これも練習しておきたいね。

途中参加だったこともあって本当にあっという間のセッションだったが、いい経験になった。さすがに参加する機会はそうそうないだろうが、是非また顔を出したくなる素晴らしいセッションだった。参加者の皆さん、ありがとうございました。そして、大森さん、本当にありがとうございました。今後のご活躍を祈念いたします。是非、東京にもライブでお越しくださいませ。
[ 2007/01/12 01:07 ] Fiddle | TB(0) | CM(8)

ご挨拶@魔窟

さて、明日からは仕事だから尼崎へ移動せねばならない。
が、そのまま尼崎へ行ったところで特段何もないので、年末ご挨拶できなかったところへ行くのもオツなものだろう。一旦神戸まで出てから尼崎へ向かうことにした。

そう、神戸といえばアコースティック・ハーモニーである。私のフィドラー仲間であるせばすちゃんさんが「魔窟」と名付けて以来この名前が定着している感があるが、正しくそんなお店だね。

うだうだ雑談しつつ、我が師が興味を持っているテナー・バンジョーのことをいろいろ確認してみた。店主さんは「Gold Tone」のアイリッシュ用テナー・バンジョーが手頃でいいよ、と言いつついろいろ説明してくださった。が、ここからが問題で「小坂さんのつくったショート・スケールのブズーキが入ってきとうで」とまたしてもこちらの心臓と財布によくないことも言ってくれる(苦笑)。
結局弾かせてもらうことになったのだが(笑)、確かに構えやすいし指も楽だ。当然ながら音の響きはすごく感触がいい。値段もまた絶妙な設定なんだよな、これが。何度もニアミスを繰り返してきた小坂さんのブズーキ、いっそここでなどと考えないではなかったが後ろ髪引かれつつ今回は見送った。師匠には一応報告して勧めておこう(爆)


阪神尼崎駅に到着するとそれなりの音量で音楽が聞こえる。民族音楽系やなぁ、と思いつつ改札を出たら、こういうバンドだった。
以前どこかで見かけた記憶があるが、アンデス地方の音楽バンドになるのかな。CD の販売促進用の生演奏といったところだろう。日本語も随分流暢でちょっと見た目とミスマッチだが、演奏はなかなかいい。「EL CONDOR PASA」他数曲を聴いて立ち去った。
チャランゴがいい感じやったなぁ。あ、アコハモにもあったぞ、チャランゴ...(爆)
(黒の楕円で囲んだおじいさんはバンドのメンバーではありません)
[ 2007/01/08 22:45 ] Others | TB(0) | CM(6)

新年会@古都

前日の大雨もやみとりあえず晴れた7日(Sun)。朝寝坊な割には8時頃に起き出しいそいそと荷物を取り纏めている私だった。実は仕事でまたしても9日から尼崎へ出張である。ある秘密ルートにはこの情報を流していたのであるが、流したら最後、新年会と称してセッションに招待されたりする。現実には拉致に近い感じもある(爆)が、縁起物だし可能な限り出席しないとね。

というわけで、7日の15時頃には京都に降り立った。これまたアイリッシュ音楽及びダンス活動では名前が通っている「鴨練」である。今回初めて参加させていただいたが、季節のよい時期には鴨川川原でバーベキューやらアイリッシュシチューなどを作ったりしながらケーリー&セッションをやっている実に美味しそうな集団である。阪神フィドラーズネストつながりで今回出席させていただいた次第。年末に「カメアリ」で関西アイリッシュ連合のハイ・レベル加減を見せ付けられたが、今回はどうか...。

お店は三条京阪すぐ近くにあるPig & Whistleさんだ。イングリッシュ・パブだそうだが、鴨練でよく使っておられるお店らしい。
17時から開始とのことで三々五々集まって演奏部隊はこんな感じ。どうもカメアリで見かけたメンバーばかりのような、と思ったらクレアの忘年会で見た顔もいる。私自身が人のことは言えたものではないが、どうも団体の名前が違うだけでメンツは全然変化していないいかにもらしい雰囲気が楽しいね。


最初はなかなか曲が出なかったが、194さんあたりが「じゃぁ、ポルカで行きましょうか」と仰ったあたりから何となくセッションが始まった。最初はほんとにポルカばっかり(笑)。194さんは「ポルカ専用ケーリーバンド」創設を目論んでおられるらしいのでちょうどよい機会でもある。私が知らないポルカもいくつか混じっていたが、
・Dennis Murphy's
・John Ryan's
・Ballydesmond #1、#2
・Bill Sullivan's
・Scartaglen Polka
・Britches Full Of Stitches
・Egan's(Kerry Polka)
・The Last Chance

あたりの定番ポルカは全部出ていた。ジグもホーンパイプも豊富に繰り出されたが、リールは少なめだったかな。年末のカメアリよりはゆっくり目で結構楽しく弾くことができた。

dance_0107.jpgセッションに飽きてきたらダンサーズ・チームの登場。新年会ケーリーだ。これもさぁ、今から開始という感じではなく、やっぱり何となく始まる。口火は誰からともなく弾き(吹き)始めた「Harvest Home」だった。3コーラスを2度ほどマンドリンで参加。さすがに弾いている方も疲れるが、よしさんのご子息からご褒美のチョコをもらってしまいました。ありがとうね。
さすがに演奏部隊では高速リール対応が厳しいこともあって、ここからはCDのご活躍だ。始まるとすぐにこんな感じ。せばすちゃんさん曰くの「高速回転ガメ」状態ですな(笑)。


youngdancer_0107.jpgそして本日、将来を嘱望されるであろうダンサーがデビューした。よしさんのご子息である。可愛らしい子であちこち飛び跳ねつつも、人様に迷惑をかけるようなこともむずかるようなこともなく楽しく遊んでいた。新年会にふさわしい幼きダンサーに拍手だね、こりゃ。


みなさん、本日もいろいろとありがとうございました。またお会いしましょう。
[ 2007/01/08 01:30 ] Mandolin | TB(0) | CM(10)

怒涛の11日間、始まり~始まり~

早いもので、フィドルを始めて2年が経過した。初回の無料体験レッスンも一度とカウントすると24ヶ月×2回/月=48回のレッスンを受けてきたことになる。よくぞ、この飽きっぽい人間がここまで続いたものだ。「自分で自分を誉めてやりたい」などという寝言(爆)をいうつもりはまったくないが、いつまでも弾いていて楽しいと思えるようにしたいものだね。モチヴェーションを与え続けてくださる師匠・友人達に感謝・感謝。

さて、6日は年明け最初のフィドル・レッスンだったわけであるが、実はここから怒涛のスケジュールが控えている。自分で組んだ予定だから仕方がないが、よくもまぁここまで詰め込んだな、という感じだ。追々その模様はこのブログで取り上げるとして、まずは2007年第1回目のレッスンだ。

例によってその場限りともいえる当日チョビ練習をしてからレッスンに向かう。外は生憎の大雨だ。予定していた電車を一本乗り遅れるも、近隣の某大手参拝場所のお陰で予定していた快速特急に間に合うラッキー。JRへの乗り換えもスムーズで結局想定より早く原宿着。こいつはハナから縁起がえぇな、と思っていたのだがここから試練があった。

レッスン時間10分前にレッスン場所に着いたのであるが、師匠が来ないんである。ありゃ、こっちが日時を間違えたかと思い師匠へ携帯メールをするも返答なし。新年早々、こりゃとんだことになってしまったなと思いつつ、師匠と連絡が取れないのではどうにもならない。10分ほど待ったがさすがに雨が降る中、いくら雨宿りできる場所でも寒さはたまらないので引き返すことにした。雨でなければ新宿のユニオンにでも寄ろうかと考えたが、まだしとしとと雨は降っている。ちょっと早いが行きつけの焼き鳥屋にでも寄って帰ろうと、普段通る竹下通りを過ぎて大通りに入った瞬間に師匠の姿である。「あぁ、どうもどうも」といつもの笑顔だが、それはよしとして「今日は○×時□△分からレッスンだったと思うのですが」と話すと、師匠大慌てである。後で聞いたことであるが、年末ノロくんにやられたりしていまだに本調子でないらしい。スケジュールの感覚がまだ戻られていないらしい。

私の後は多少ゆとりがあったらしいので、教室へ戻ってレッスンとあいなった。年が改まったとはいえども、レッスンはこれまで通りのペースで進む。

指慣らしの「Scartaglen Polka(☆)」から以下、

・Bucks Of Oranmore(☆)
・Pigeon On The Gate
・Strayaway Child
・Eavesdropper
・Off To California(☆) ~ The Rights Of Man
・Boys Of Bluehill ~ Cronin' Hornpipe
・Jackie Coleman's Reel ~ The Star Of Munster
・Rose In The Heather

(☆は多分レッスンで初出)

あたりを弾き倒した充実の1時間だった。師匠、本年もよろしくです。

そうそう、当ブログも正月三箇日の間に20,000アクセスを突破したようである。ご覧いただいた方々に感謝申し上げます。
[ 2007/01/07 16:30 ] Fiddle | TB(0) | CM(6)

年が明けて

みなさま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

と、まぁ世間一般的な挨拶でスタートした2007年。所信表明であったり、今年の目標であったりを書くというのが定番であるが、実は私はそういうことをここ数年したことがない。そもそも大晦日であろうが元旦であろうが、1年の内の1日のことで特別な感情に浸ることもないし、数年来年賀状も全廃してきている変人なのでね。

とは言うものの、先々こんなことをしたいとか、これは練習しておきたい、という事柄は頭の中にある。そのために最近Elderlyから入手したのがこれだ。

Irish Fiddle Tunes For Two Mandolins
タイトル通り、アイリッシュ・フィドルの名曲を2本のマンドリン用に編曲してある譜面だ。参考音源が付いていないのがちょっと寂しいが、曲数もそれなりに揃っているし「Banish Misfortune」「Drowsy Maggie」「John Ryan's Polka」等お気に入りも入っているのでなかなか嬉しい。(収録曲はこちらを参照ください。
因みにこのシリーズはViolin 用とViola 用も出ている。多分表題が違うだけで、譜面そのものは同じだろうと思うが...。


私自身、特段音痴なわけではないのだが、ハモりをつけるということに関しては明らかにその能力が欠如している。セッションなどでひたすらユニゾンで被せるのもよいが、マンドリンはフィドルと同じチューニングであるため、どうしても音が前に出辛い。ならばコードのバッキングやハモリ・パートをさりげなくかますことができたら、なかなかカッコいいのではないか、という安易な発想である。

参考音源は例によってTabledit で一旦つくってみて、時間ができたときにMTR に吹き込む、というのが一般的手順、というものだろう。どっちみち寝正月か呑み正月になるのだから、ここ数日はコイツをネタに遊んでみよう。
[ 2007/01/01 12:32 ] Mandolin | TB(0) | CM(10)








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