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かめらまん


沼にズブズブはまりだしてから顔本に写真をアップするようになったが、意外に好評でセッション仲間から「まだ写真、上げないんですか」と催促されることも・・・。写真そのものがよいから見たいのか、「誰が参加しているのかな?」という興味本位なのかは不明だが、楽しんでもらえているなら撮っている方も嬉しい。
そんな意外ついでにSammy氏から「今度池ダブでライブをやるんですけど、写真撮ってもらえませんか」という依頼を受けたので似非かめらまんを務めてきたのが26日(木)。

Dubliners@池袋
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稲葉聡(fiddle)/山田広之(flute、tin whistle)


第四木曜日でDiglightのセッションもあるから1セット見てDiglightへ顔を出す算段で19時半頃お店に到着した。あまり前だと50mmレンズではつらくなるし、後ろだと前のお客さんが邪魔になるので場所をどこに据えるかが一番難しい・・・苦笑。到着した時点ではまだお客さんも少なかったので撮りやすそうな場所に陣取ったのだが、どうも店内がいつもより暗い。ちょいとレンズ選択を誤ったなぁと思いつつ、できる限りのことはやってみた。

大口径レンズでもこの暗さだとなかなか思うに任せない。
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このアングルは割とよかったのだが、90mmを持っていかなかったのが惜しまれる・・・。

Y氏の方はスポットライトが下から来ているので狙いやすいのだが・・・
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マイクがどうしても邪魔になってしまう・・・苦笑

背景が微妙に明る過ぎるのも難しかった理由かもしれん・・・。
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この日はピント合わせも今ひとつ安定せず申し訳ないことをしてしまった。

後半はKimiさんがギターで参加。
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音に厚みが加わって雰囲気はさらによくなった。

心配していたお客の入りも時間の経過とともに段々増えた。
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定期的にここでライブを続けられるといいですね。写真は次回リベンジします。




ちょいと予定が遅れたので急ぎ足でDiglightへ。ここでも毎回写真を褒めてくださるありがたい方がおられるのだが、残念ながら入れ替わりになってしまった。また次回ですね。

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だいぶんダンスの写真撮影に慣れてきた。動きの激しさによるブレは已む無しと割り切っている(苦笑)
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ダンスのパターンも少しわかってきたので動きを多少予測できるようになったのもよいのだろうと思う。

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キャサリン店主。顔本で「いいね」をたくさん頂いた写真で私も気に入っている。
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また来月もよろしくお願いします。




実はこのハシゴをした前日も偶然かめらまんになった。時折顔を出している「珠」という川崎駅近くのお店があるのだが、ここでたまにライブ演奏をやっていて懐かしいお名前を拝見したので立ち寄った。

松本健一(tenor sax/尺八)
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福島久雄(guitar)

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松本さんは初めてだが、福島さんは10年くらい前のジャンゴフェスで一度拝見・拝聴したことがある。

年々酷くなる汗かきの私、この日もじゃんじゃん汗をかいたので気持ちが悪く一旦帰宅し着替えてから伺ったのだが、私の十八番「ジャンゴTシャツ」を着ていったら福島さんがバカ受けされていた(笑)

ステージは2部構成でスタンダードナンバーと福島さんのオリジナルを中心とした曲構成であった。予想通りジャンゴ・ナンバーは出なかったが、サックスとギターが絡み合うアンサンブルを存分に楽しんできた。両者とも引き出しが多く、難解なキメもバッチリだった。終演後はお二人ともいろいろとお話できて「じゃ、また観に来ますね」という和やかな一夜でございました。

この日のライブは「投げ銭」制。大阪だと薩摩守する人が多くて難しい方式ですな・・・苦笑。
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[ 2012/07/28 15:36 ] Camera | TB(0) | CM(0)

古の和製ハイスピード・レンズ

以前シリーズ物で開放F値1.5のレンズであるXenonとSummaritを採り上げたが、久しぶりに続編である。よくセリでは見かける玉なのだが、こちらの要望価格では見かけず先延ばしになっていたレンズである。

CanonLens50mmF1.4
Canon50mmF14.jpg
Lマウントのレンズで4群6枚構成、最短距離1m、フィルター径48mm。


1959年発売のレンズでキャノンのHPによると販売価格は18,500円。昭和34年当時の国家公務員の初任給は10,200円だったそうである。因みに同年にはライカからも同じ開放F値のSummilux50mmが発売されている。

Canonは開放F値の明るさという点ではこの時点で既にF1.2に加えてF0.95(実質0.98らしい)も製造しており、開放F値1.4という仕様はやや地味かもしれない。そのせいかあまり話題に上ることがないレンズで、よい評価は売り手側発信の「何でも雰囲気よく撮れる魔法レンズ」という決まり文句が圧倒的に目に付く玉でもある。
この明るさのレンズとしては比較的安値で入札数も結構あるから狙っておられる方は多いと思われる。

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入手した玉は外観は多少擦れがあるものの光学系のダメージはほとんどなく、実用品としては申し分のない状態のようだ。描写もこの当時の大口径にしてはクセがなく使いやすさを感じる。

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絞ればそれなりにシャープに切り取ってくれる。


ただ、程度は随分マシだが油断をするとXenonやSummaritでよく見かける背景のボケが円形に引きずられるような像の崩れが現れる。
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こういう被写体を選ぶヤツが悪い、と言われればそれまでだが・・・笑


開放F値2の世界ではSummarがこの手の像の崩れ方をするが、Summitar以降その傾向がなくなることを勘案すると、開放F値2を切るような大口径レンズはその当時の技術水準としては相当頑張っている(≒ムリをしている)といっていいのかもしれない。

フレアは想像したより随分マシだが、ゴーストは出る。
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さすがにこのゴーストには笑った。こんな面白い出方は初めて経験した(笑)。

ちょいとビックリした茅場町のエスカレーターの手摺・・・。
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「手すりにおつかまりください」ステッカーが50cmおきくらいに貼ってある。やり過ぎだろう・・・。


バカ丁寧な応対が多い日本のサービスだが、度を越すとバカにされているような気がするのは私の性格が歪んでいるからであろうか。
某紙のエッセイでも触れられていたが、最近多い「◯◯していただいてよろしいでしょうか」という言葉は非常に癪に障る。恐らく過剰コンプライアンスの影響だろうが、コンビニで「年齢確認ボタンを押していただいてよろしいでしょうか」と言われる度に「イヤだといったらどうするのだ。自分の目で見て20歳を遥かに超えていることぐらいわからないのか」とツッコミたくなってしまう(苦笑)。以前、注文した飲み物をテーブルへ持ってきたウェイトレスの「モスコミュールになります」の一言に「面白い、モスコミュールになってみてくれ」と突っ込んで同僚達のドン引きにあったことがあるので、さすがに自制しているが・・・。



セッションでも既に使っている。

7月18日(水)、Warrior Celt。
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薄くフレアがかかって若干眠たい絵になるが、大口径開放らしい柔らかい描写ができる。

他の写真はこちらをどうぞ。
(このレンズ以外による写真も含まれています)



7月21日(土)、久しぶりのGreen Sheep。
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5コース10弦のシターン。ボディの形はブズーキに似ているが、底が平べったくスライムそのもののシェイプである。

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他の写真はこちらをどうぞ。
(このレンズ以外による写真も含まれています)




7月24日(火)。初めて訪れたSeamus O'hara@目黒。
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実は目黒駅で下車すること自体が初めてである。


駅からちょっと遠いのが難点ではあるが、店内の雰囲気もお店のスタッフも非常によいパブである。O'Jizo組がここでよくSession Liveをやっているので、ちょいと呑みつつ聴かせて貰えると思って立ち寄ってみたのだった。

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他の写真はこちらからどうぞ。


なかなかよいレンズじゃないか。大口径レンズの割にはコンパクトだし、カバンの片隅に忍ばせておくと重宝しそうなお手頃価格のレンズである。魔法レンズは言い過ぎとしても、もっと評価されてよい玉だと思う。
[ 2012/07/26 12:37 ] Camera | TB(0) | CM(0)

仙台の夏、Barm'sの夏

3連休初日の7月14日(土)、久しぶりに仙台駅に降り立った。
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Hektor5cmF2.5


この旅程、最初から波乱含みで東北新幹線の東京駅ホームでたけすけさんとバッタリ顔を合わすところからスタートした。いろんな選択肢がある中で車両まで同じというのはなかなかありえないと思うのだが・・・笑。
仙台着直前くらいから、之師も交えた「つぶやき合戦」が活発になり挙句の果てに・・・

写真撮り合いっこした?」(之師)


ときたもんだ(笑)。

駅郊外の喫煙所で一服しながら「しねぇよ」と返したあたりで、たけすけさんと再度合流した。
AxvCr8JCIAAw54S.jpg143028694_v1342241030.jpg
仕方がないのでやってみた・・・苦笑


ここで一旦お別れして私は昼食をとった後、北山五山の下見に行った。さすがに最近練習不足が甚だしく練習時間も欲しかったので、次回訪問時用にブラっと回っただけだったが・・・。
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Hektor2.8cmF6.3


光明禅寺だけは上まで上がってみた。曇りがちとはいえ、やはり不快指数は高めでこの一帯の散策は春先か秋口がよさそうだなと思う(苦笑)。

2時間ほど練習で汗を流して、一旦ホテルにチェックインして・・・。旅の汗を流して落ち着いてからBarm'sへ向かうことに。

Barm's Irish Pub
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Summitar5cmF2(BC)


さすがに日が沈むと涼しくてありがたい。店内がむしろ暑いくらいであったが、本日のセッションの参加予定者は既にほぼ揃っておられた。10ヶ月ぶりの東北組とも再開 再会を祝す。

「きゅうちゃん!」と思わず突っ込みたくなる之師の御姿。
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Summitar5cmF2(BC)


すっかりこのブログはレンズヲタのブログに成り果てているが、今晩お集まりの方は写真系に造詣が深い方多数。もうひとりの丙◯であるトシさんは、何とLeicaⅢを持っているとか・・・。これはさすがに驚いた。レンズはElmarが搭載されているという。

防止 帽子姿は初めてかな。よくお似合いです。
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Summicron50mmF2


Aさんもこの関係はお詳しい。当ブログの写真を見て、「どうやって撮っているのだろうか」と不思議だったらしいが、いざ私のカメラを触らせてみると「う~ん、これはいいですねぇ」と欲しくなったご様子でした。
買いましょう!欲しいと思った時が買い時です(笑)
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Summicron50mmF2


げんさんも勿論詳しい。いまだにフィルムカメラしか使わないアナログなお方である(笑)
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Summicron50mmF2


ルミックス使用のTRAD夫妻。このご家庭もカメラは結構お好きである。
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Summicron50mmF2


セッションは主催者TRAD夫妻のOut On The Ocean で始まるジグのセットでスタート。サッカー中継のハーフタイムまで待ってからセッション開始である。

このセッション恒例の、一ヶ月早いお店誕生日のお祝いも挟んで・・・。
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Summicron50mmF2


この日、私からは
・Pigeon On The Gate/Lafferty's/Matt Peoples'(Am)
・Sporting Pitchfork/Rambling Pitchfork/Jenny's Welcome To Charlie/The Girl That Broke My Heart/Exile Of Erin
あたりを・・・。

ジャズフェス出演者の持ちネタ披露大会も含め、終始和やかな普段通りの楽しいセッションでございました。
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Summicron50mmF2

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Summicron50mmF2

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Summicron50mmF2

余裕かまして写真目線をやるから間違えたりするんだよ!(笑)
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Ultron28mmF1.9

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Ultron28mmF1.9


Barm'sに集う愉快な仲間たちでございました。他にも写真が多数ございますが、こちらではここまで。他の写真もご覧になりたいという奇特な方はこちらをどうぞ。

いつも朗らかなマスター、毎度お世話になりありがとうございました。
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実はこの方もカメラ、お詳しい(笑)
Ultron28mmF1.9

ほな、再来月のジャズフェスで再会いたしましょう。

[ 2012/07/16 15:57 ] Session & Event | TB(0) | CM(6)

Rマウントレンズという選択肢 ~~Macro-Elmarit(R) 60mm F2.8~~

ちょいと間が開いたが、まだ続くRマウントのシリーズ・・・。今回は毛色の変わったレンズを紹介する。
レンジファインダー用が主力のライカには珍しいマクロレンズで、初めて所有する60mmという焦点距離のレンズでもある。よく90mmレンズはポートレートに向くとか聞くのであるが、GXRで90mmを使うと実質135mmになってしまうわけで、ひとつは持っておきたいサイズの玉でもあった。

Macro-Elmarit60mmF2.8
MacroElmarit.jpg
これもGXRに搭載するとレンズばかりが目立つ格好になる。最も伸びきった状態だとかなり長いレンズだ。

前玉がかなり奥まった位置にありフードは不要だろう。フィルター径は60mmであるが、コストダウンを図るため60-62mmのステップアップリングを挟み、62mmのUVフィルターとフロントキャップをつけて対処した。

レンズは5群6枚構成、最短撮影距離は27cm。レンズ単体では1/2倍の倍率、等倍にするためにはマクロ・アダプターが必要というのは今のマクロレンズの基準から見ると聊か古いスペックだが、近接だけでなく通常の撮影でも結構よい描写をするとのことだったので安値玉を狙って入手した。標準域に近い60mmレンズを近接もできるようにしたのではないかという推測をされている方がいたが、実際そんなところなのかもしれない。

重さは400gでRマウントレンズとしては当たり前の重さ。結構嵩張るレンズだが光量さえある程度あれば場面を選ばず使いやすいので、スナップにもよく持ち出している。

マクロを謳っているレンズだから、まずは近接の絵から。

えだまめ・・・。繊毛までちゃんと描写できる。
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マクロレンズの本来的な使い方をすればギミック的な写真になるのは当然である。

大横川沿いの紫陽花は寄れる距離にやや制限があるのが残念だが、よく探せばこういうアングルでも撮れる。
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ボケ味も含めて柔らかく切り取ってくれるようだ。

続いては普段のスナップ撮りの感覚で撮った絵。
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Diglightへお邪魔するときに一駅手前の早稲田で降りてブラブラほっつき回ったときのものだ。

さっきの紫陽花の写真を撮ったときにあわせて撮ってみたもの。
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通常の撮り方をしても雰囲気は確かによい。ボケ味も煩い感じがなく素直だと思う。


場面によってピントを見辛く感じるときがあるが、失敗かなと思って撮ってみても案外結果は悪くなかったりする不思議なレンズで、確かに標準レンズとして使っても全く問題のない描写をしてくれる。

こういう構図はいつもどこにピントを持ってくるか悩んでしまう。
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F2.8だがピント合わせの精度は結構問われるようで、大口径ではないが狙いを定めるよい練習にもなりそうだ。


最近は90mmレンズもスナップに持ち出す頻度が増えたせいか、60mmを使っても画角的な違和感は全く感じず50mmレンズの延長みたいな感じで使えたのは素直に嬉しかった。開放F値が2.8なので、ダンスなどの激しい動きを捉えるにはちょっと辛いが、これはElmarit全てに共通するだけでなく、その他のXenogonやSummaronなどお気に入りの35mmレンズにも共通することだから、試行錯誤を重ねてうまく写せるようになりたいものである。
[ 2012/07/11 23:26 ] Camera | TB(0) | CM(0)

Hektor 2.8cm F6.3

Nokton50mmF1.1の入手で、開放F値という側面での高性能レンズは大体打ち止めである。
半年強で随分多くのレンズを手許に揃えたものだと我ながら呆れるが、Summicron50mmの固定鏡胴タイプ以降は比較的新しい高性能なレンズに偏りがちだった。Rマウントレンズを意識的に補強してきたということもあるが、機材の重量化が進んでおり、安値で買える身軽でクラシックなレンズで面白おかしく遊ぶという主題が薄れてきている。
ただ、丹念に探せば確実に安値玉が見つかるレンズはあらかた掘り尽くした感があり、Summilux各種とかSummicron35mmなどのようにいくら探しても高過ぎて買えない類のもの以外は大体入手してしまった。安値で出てきたら狙おうという玉はまだあるが、ここからは時間をかけてじっくり狙うしかないようなものがほとんどである。そんな中、アキラメかけていた玉がセリに出てきた。

Hektor2.8cmF6.3
Hektor28.jpg
恐らく純正ライカの交換レンズで最もコンパクトなレンズだろう。重さは100g強

製造年は恐らく1935年、発売開始年のもので、私が所有するレンズで最も古いレンズとなった。3群5枚構成、絞り6.3〜25。
Hektorの名前はライカのレンズ開発者Max Berekの飼い犬の名前が由来らしく、この名前を冠するレンズは今回入手した2.8cmF6.3以外に5cmF2.5、7.3cmF1.9、13.5cmF4.5などがあるが、13.5cmF4.5以外の入手はなかなか難しい。玉の数そのものが少ないのだ。

実はHektor2.8cmは一度Yutaさんのものを試写させてもらったことがある。そのレンズはクモリがちょいと目立つ玉だったが、そのコンパクトさに驚愕すると同時に私の頭の中では「Hektor=2.8cm」というイメージが出来上がってしまったのだった。
しかし如何せん9,700本ほどしかないレンズ、数ヶ月ほど探し回ったのだが見つかっても高値であった。開放F値が6.3という仕様は「5時からレンズ」としては厳しいというのが勤め人にとっては結構痛いし、そういうレンズを「何が何でも」という気分にもなれず暫く調査もしていなかった。
ところが久しぶりに検索してみるとこの玉の相場が以前より軟調で、手を伸ばせば届きそうなものが散見されるようになっていた。しかもほとんど競っている様子もない。入手した玉は見かけた中で2番目に安い玉であったが、以前Triplet Elmarでお世話になった出品者という安心感からこちらを選んだ。素人判断だが齢80を迎えようとするレンズとは思えないくらい状態がよい。

レンズ到着が休日夕方だったので、まずは自宅近隣でざっと試写。最近は重量級レンズの頻度が高かったのでコンパクトなレンズの身軽さが実に嬉しくもあった。まるでレンズを載せ忘れたような感覚である(笑)。

うわさに聞いていた大師公園の縁台将棋群。今も結構盛んである。
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ちょうどワンちゃんもいたのでパシャ!。多いときにはこの周辺で同時に6〜7局指しておられる。


この日は曇りがちで眠たい感じの描写が多くなったが、案外悪くない。
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モノクロもカラーも派手過ぎず、それでも光線の描写はなかなか繊細である。やるじゃん!


開放F値が暗い分、被写界深度が深いから撮り回しもよく、日中撮りで重宝するレンズとなるだろう。ただピントの山を捉えにくい場面があり、そういうときはピンボケではないものの眠い絵になっていた。この辺は使う中でコツを掴むしかないと思う。
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晴れた日の絵も欲しくて8日の夕方に再度試写した。

逆光のテストも兼ねて狙ってみた絵。
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フレア・ゴーストとともに現れた光線の具合が気に入っている。カラーもモノクロもなかなかいいなぁ。


F6.3ではなかなかボケ具合を確認できないが、無理やり狙ってみた。
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川崎大師恒例の風鈴市は18日〜22日までである。人は多いだろうが何度かスナップで訪れる予定。


薄手の雲があるときは空を大きく入れたアングルの描写がなかなか楽しい。
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やるねぇ。渋い色出しだが、よい質感だと思う。




感度を目一杯あげる覚悟で会社帰りのスナップにも使ってみた。
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F9まで絞るとほぼ全域にピントがくるのでスナップは実に楽。


何てことない交差点だが・・・
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なかなか渋い絵である。


28mmレンズらしい空間の広がりや遠近感が気持ちよい。このレンズの販売当時としては「超広角」の仕様だろうが、歪曲もよく押さえ込めていると思う。日陰だとさすがにISO1600くらいまで上げないと厳しいが、夕焼けの光量があればISO800くらいでじゅうぶん勝負できた。



「今日はクラシックな気分で遊ぼう」というときには、広角側はHektor2.8cmF6.3とElmar3.5cmF3.5で決まりだろう。生憎、Elmar3.5cmF3.5が二台とも出張中のため、8日の夕方はHektor28mmF6.3とXenogon35mmF2.8をセットで持ち出した。

Hektor(右)の厚みはXenogon(左)の半分程度。
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身軽なセットとしては最強レベルだ。


ついでにXenogonの絵も載せておこう。

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シュナイダー・ブルーという表現があるそうだが、見事な青空を描写してくれる。


地味で時代がかった描写のHektorと対照的な描写なのでなかなか刺激的なセットである。広角側だけで持ち出すならHektor+Xenogonに、ElmarかSummaron(前期型)のいずれかというセットが面白そうである。この組み合わせなら描写の違いを楽しみながら、フットワークよくスナップを楽しめるだろう。
[ 2012/07/10 07:46 ] Camera | TB(0) | CM(0)

魔性の大口径レンズ

ライカの交換レンズにNoctiluxという50mmレンズがある。ライカが用意したRF用の交換レンズで開放F値が最も明るいレンズに冠する名前で、現行品は非球面レンズ採用の開放F値0.95というとてつもなく明るいレンズである。(初代は1966年発売で非球面レンズ採用の開放F値1.2、二代目が1976年発売で非球面レンズ不採用の開放F値1.0)
とてつもないのは値段も同様。初代のNoctiluxは非球面レンズを手磨きで作っていたというから高値も当たり前といえば当たり前。とはいえ、コストダウンした2代目以降のレンズでさえもこれまでかき集めたレンズ全てを売り払っても買えないお値段。もっといえば我が家の楽器を高い方から順に何台も手放さないと買えない・・・苦笑。さすがにここまでの値段となると一般庶民の物欲など木っ端微塵である。

代わりにと言うと何だが、手許に来てただ今お騒がせ中なのがこの玉。
Nokton50.jpg
Nokton50mmF1.1

玉を覗いていると吸い込まれそうな錯覚に陥いる。「さっさと大口径開放の穴(ワナ?)に落ちておしまいなさい」と囁かれているような危険なオーラがプンプンする玉だ・・・苦笑

Noktonは、Cosina-VoigtlanderのレンズでF値が1.5以下のものに冠する名称。Cosina-Voigtlanderは50mmレンズで非球面レンズ採用の開放F値1.5という玉を出していたが、入手したのはその上を行く「BESSAシリーズ10周年記念、コシナ創業50年の集大成」として出た開放F値1.1というこの玉である。非球面レンズを採用していないという点からも、明らかにNoctiluxの二代目50mmF1.0を意識して作られたレンズであろう。レンズ構成6群7枚、VMマウント、絞り1.1〜16、最短撮影距離1mでフィルター径は58ϕ。あえてF1.0以下ではなくF1.1にしたのはCosinaの奥ゆかしさだろうか。

「プアマンズ・ノクチ」というあだ名もあるようだが、普通の金銭感覚ならNoctiluxの方が「リッチマンズ・ノクトン」ではなかろうか、と思う・・・笑。まぁ、いい。F1.1という大口径でしか得られない絵がどんなものか、それが自分の好みに合えばそれでよい。

ファーストショットはこれ。
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あ・・・、あ・・・、明るい・・・!

道路照明だけの暗闇、横断歩道を渡るネコ。
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さすがにジャスピンとはいかなかったが、ISO200ですぜ、旦那!

被写界深度は当然ながら相当浅い。我がまずい面で申し訳ないが・・・
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恐らくピントは右目あたりの面だと思うが、左目あたりになると既にボケ始めている。

これを見てもピント面の薄さはよくわかると思う。
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京急川崎でやっていた駅内アナウンス体験。駅員姿のこども達が実にかわいく凛々しい。

発色は見た目に忠実で扱いやすい。(なかじ氏も同意見だった)
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かっぱえびせんの赤は、ここの店内だと実際こんな感じの赤に見える。


薄いピント面から外れるとトロトロにボケる。ただ、ピント面は思ったよりシャープで、ピント合わせは比較的やりやすい印象。狙い通りに撮れたときの達成感は相当なものがある。ボケ加減も煩い感じはなく、ピント面を際立たせる役割を快適・効果的に果たしていると思う。




セッションでも既に使っているが・・・、ヒト撮りは被写界深度が浅すぎてよい加減を掴むのがなかなか難しい。

6月22日(金)、Morrigan's@四ツ谷にて。
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被写体との距離をよく考えないと中途半端な絵になってしまうね。ISO感度はさすがに800まで上げたが、奏者の動き程度なら楽々動く被写体も狙えるのはありがたい。
(→残りの写真はこちらをどうぞ。)



6月23日(土)、Irish Times 2号店@新橋にて。
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ハシゴで#Case1@小川町へ流れた。
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珍しくHarmoniumも・・・。


(→残りの写真はこちらをどうぞ)



7月4日(水)、Warrior Celt@上野。
この日は某所で開催のワークショップと被っていたので、まるで入替制のようなセッションでした。当然ながら私は早番で参加し、遅番チームがドヤドヤお店に入ってきたところで入れ替わった。

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吹き物、擦り物、バランスよく揃ったセッションでしたね。




ブツ撮りとの相性は抜群だと思う。

川崎のLa Cittadella 界隈。テント屋根を畳んで吊ってあるだけなんだが・・・
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ピント合わせだけ注意すれば、何の変哲もないものでも絵になる・・・笑

この界隈はイベントが多く、何の気なしに立ち寄ってもスナップを楽しめるありがたい場所のひとつ。
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ジャスピンできなかったのが痛いが、髪の毛のしっとり感はよく出ていると思う。

そこらに置いてある樽を撮るだけでも
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やっぱり、他のレンズでは感じられない独特の質感がある。


調べてみたら、このLa Cittadella、相当な歴史や記録があって驚いた。戦前の1936年川崎最初の映画館である銀星座をオープンしたのがそもそもの始まりのようである。1987年には別個の建物にあった映画館をひとつのビルに収容しチネチッタとなったが、現在のシネマコンプレックスの走りとなる出来事だったようである。現在の構成は2002年完成、その翌年2003年から4年連続で年間動員数、興業収入全国第一位・・・。そんなに凄かったのね、ここ・・・笑



もちろん会社帰りのスナップ散歩にも持ち出している。

苦手にしていたボトルの写真も・・・
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NoktonClassicもいい絵を出したが、この玉もぬめり具合というか、独特の質感を出してくれる。


重さが428gもあり既出のSummicron90mmF2と一緒に持ち歩くとこの二つだけで1kgを超えるところが難点だが、ピント合わせの過程で被写体がボワーっと浮かび上がる快感はこのレンズでしか味わえない。一枚撮るとその出来如何に関わらず「もう一枚」「もう一枚」となってしまう魔性のレンズだ。

現行ノクチの写り映えも正規値段も知らないが、Noktonのお値段がノクチの1/10と言われていることを勘案すると圧倒的なコストパフォーマンスであり、唯一無二の世界を庶民にも見せてくれるよいレンズである。庶民的といってもあくまでも本家と比べたらの話であり、いかに中古とはいえこのような超マニアックな玉に触手を伸ばすようになっては、入隊せずとも「大口径開放戦線」真っ只中と笑われても致し方ないところではある・・・苦笑。

(注)価格に関して
定価は二桁万円ですが、新品の流通価格は二桁万円未満。新品の中には円高を利した逆輸入品で比較的安価な玉もある。中古は丁寧に探せば定価の半値以下で買える玉も出てくる。セリで落とす場合、執拗に絡んでくる相手が出てきたらさっさと撤収して次を待つ方がよい。現行モデルだからね。
[ 2012/07/06 23:27 ] Camera | TB(0) | CM(0)

大口径開放戦線

時折レンズ情報を調べていて気になるフレーズがあった。標題の「大口径開放戦線」である。何と危険な香りがする語句の並びであろうか・・・。

定義は以下の通りのようである。(引用元はこちら)
極力原文の迫力を再現するため、強調文字などもそのまま引用させてもらう。

・・・・・・・・・引用開始・・・・・・・・・

近代においてフィルム感度の高感度・高画質化と明るいレンズ設計は、
メーカー同士の武器を使わない戦争であったといえる。

メーカーがその持てる技術をふんだんに投入し設計したレンズが
大口径レンズ
であり、我々写真を愛する者に
「明るいレンズならではの表現」
が選択できる環境を提供した。

我々は技術の粋とも言える大口径レンズを、その最も特徴が出る
開放のみによる撮影
を行うことに喜びを感じる 変態 集団部隊である。

なお、「大口径レンズ」とは大抵の場合高価でレアなケースが多く、
「大口径レンズ」の持つ変態性にまで 物欲 愛を注ぐ猛者でもある。

・・・・・・・・・引用終了・・・・・・・・・


ん~、一時期流行った「あれな人」を想起させるような雰囲気もある・・・。

大口径レンズの定義は「このレンズは大口径だ」と撮影者が言い張れば大口径、というこの手の企画モノによくある鷹揚なもののようだが、135フォーマット(35mm)の標準レンズである「50mm」において「F1.5以下」、というのがひとつの指標のようである。

解釈の仕方次第だが、手許にあるレンズだとUltron(35mmF1.7、28mmF1.9)、NoktonClassic(40mmF1.4)、Xenon(5cmF1.5)、Summarit(50mmF1.5)あたりがこの指標を満たすレンズといえそうだ。前回記事で紹介したSummicron90mmF2もじゅうぶんその資格があるだろうと思う。

別に入隊する意思はないが、参戦資格もあるようで、なかなか笑える。

・・・・・・・・・引用開始・・・・・・・・・
(1)写真が好きな方
(2)大口径レンズが好きな方
(3)大口径レンズを持っている方
(4)大口径レンズで写真を撮っている方
(5)大口径レンズは開放しか使わない方
(6)大口径レンズに憧れている方
(7)大口径レンズを探している方
(8)気が付いたら大口径レンズが増えている方
上記ひとつでも引っかかる人は入隊可能(笑)
・・・・・・・・・引用終了・・・・・・・・・
(番号のみ、筆者追記)


ひとつでも引っ掛かればという中に(1)があるのは如何なものかと思うが、(5)(8)あたりはまるでこちらの嗜好を見透かされているような薄気味悪い感覚だ・・・苦笑。この戦線の提唱者のブログは「感染ルンです(うつるんです)」といういかにも物騒なタイトルで、カメラやレンズに限らず諸々の物欲刺激ブログのようだ。

私は入手したレンズをまずは絞り開放で撮ってみることにしている。レンズの持っている特徴は開放が一番わかりやすいと思うからだ。全景を撮る場合は絞り込むが、特定の被写体を狙うときは可能な限り開放またはそれに近い絞りで撮ることが多い。
マニュアル・フォーカスでの撮影にはだいぶん慣れてきたが、F2のレンズくらいからピント合わせは難しくなり、F1.5だとさらに難しくなる。カメラのモニターで確認する分には問題なさそうでも家で確認すると「う〜、惜しいけどダメだなぁ」というものがまだまだ多い。また、明らかにもうひと絞りしておけば(絵として)もっとよかった、というものも多い。フィルム代・現像代がかからないというデジタルの長所を最大限に活かして試し撮りあるのみである。

休日や仕事帰りに目に付いたものをスナップ感覚でバシャバシャやっているが、F2より明るいレンズを使うときはピント合わせの練習もかねてじっくり狙うときもある。練習用レンズとしてはXenonやSummaritでもよいのだが、ピント以外に考えないといけない条件が多いのでNoktonClassicの出番は結構多い。大口径開放でシャッターチャンスを逃すことなく撮れる素早いピント合わせは最重要課題のひとつなのだ。

ちょいと前の絵だが、これなんかはたまたま素早くピントが合ったおかげでよい絵が撮れた。
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NoktonClassic40mmF1.4


そんなこんなをやっている間にこれぞ「ザ・大口径」と呼びたくなる玉が我が家にやってきた。某SNSのアルバムには先行して絵を載せているが、想像していた以上の凄みがあった・・・。

当然ながら絞り開放。
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ピントを持ってきた被写体以外はトロトロにボケている。

暗い仲見世、ISO200で、これですぜ、旦那!
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「あるがままの光で撮れる」は本当である。


んー、またしても踏み入れてはならない領域にハマリ込んでしまったようである・・・苦笑。

詳細は次報にて・・・
[ 2012/07/05 23:00 ] Camera | TB(0) | CM(4)

カミソリとナタ

前回記事では久しぶりにSummitar5cmF2をピックアップしたが、そこで最近は重量級レンズのスナップが多いことも触れた。一眼レフ用レンズであるRマウントのレンズが増えたことが主要因であるが、Rマウントレンズより遥かに重たいMマウントのレンズも実は手許に来ている。

Summicron90mmF2
Summicron90mm.jpg
仕様変更の多いレンズで、これは第一世代の4th Versionらしい。Made in Canadaである。


5群6枚構成、フィルター径48mm。フード内蔵型でとにかく重く、600gを優に超える超重量級レンズである。90mmの焦点距離はElmar2種を使っているが、Summicronも相当いいらしいと聞くし、実際作例もなかなかよいので比較的安値の玉(とはいえ、90mmレンズとしては高めだが・・・)を狙い撃ちで落札した。実際手にしてみると非常に精巧な作りと重みに感服する。と同時に上記の写真の通り内蔵フードをいっぱいに伸ばすととてつもなく長くなるレンズに呆然とする・・・苦笑。

開放F値が2とはいえ、90mmの焦点距離となればピントがあっている部分は非常に薄くなる。意図したポイントにピントがあえば気持ちがよいが、外す危険性も当然ながら高い。まぁ、難しいことは考えずにまず試写ですな。

ファーストショットは自宅近隣で。まだ紫陽花も残っていた時期のことである。
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何と言いましょうか、被写体を浮き上がらせるというよりはピント面を外れた部分から一気にボケて後方に封じ込めることでピント面を強調しているような描写だと感じる。90mmの焦点距離でF2という明るさが成せる業だろうが、二線ボケも目立つ50mmレンズとは違ってトロけるようなボケ味である。ピント面の描写は緻密かつ繊細で、こうした近距離で絞り開放の撮影だと50mmレンズより柔らかい印象を持った。

当然ながら会社帰りのお散歩スナップでも既に使っている。普段のスナップ散歩道でもよいのだが、ちょいと趣向を変えてこの日は月島経由にしてみた。90mmで撮りまわすには広い空間の方が楽しかろうという安易な考えであるが、なかなか楽しめた。

まずは大横川沿いを隅田川方面に向かう道すがら。
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この川沿いの紫陽花は時期が他より遅い。絞って撮ってみたがさすがにシャープな描写だ。

大横川沿いから横道へそれて越中島方面へ。
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被写界深度の具合を見るために撮ってみた。さすがに浅いね。

奇跡的に動く被写体に対してそれなりのピントが得られた一枚。
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動く被写体相手のジャスピンは至難の業である・・・苦笑。

左折して月島方面へ向かう。
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仕事帰りの散歩とはいえ陽が長いおかげでシャッタースピードは稼げるものの、この重量となると手ぶれの危険性も上がる・・・苦笑。特に縦撮りは要注意。中には三脚を立てないと必ず手ぶれするという意見もあるようだが、それは少々オーバーな表現だと思う。尤もレンジファインダー機で90mmジャスピン自体がなかなか難しいのかもしれないが・・・。

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遠景なら絞り開放でもシャープな絵を出してくれる。



道すがら通る越中島には東京海洋大学のキャンパスがあり、フェンス越しに日本最古の鉄船である明治丸(重要文化財)を眺めることもできる。
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撮影に邪魔なフェンスも絞り開放ならトロトロにして消してくれる(笑)

屋形船の停泊場。
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落ち着いた発色でよい雰囲気だと思う。




因みにTriplet型のElmar90mmF4を紹介したときに「カミソリエルマー」という異名があることを紹介したが、「カミソリズミクロン」という異名もあるらしい。

競馬好きとしては「カミソリ」とくれば「ナタ」だ。その昔、無敗で2冠を制した「コダマ」と史上2頭目の3冠馬「シンザン」を「コダマはカミソリの切れ味、シンザンはナタの切れ味」と調教師が評したという逸話である。(この後ろに「シンザンは髭も剃れるナタ」と続くそうだが、重要な一言の割にこっちはあまり触れられることがない)

カミソリの異名を持つTriplet ElmarとSummicron、絞り開放での薄くピント面を切り取る描写や絞っても繊細な描写を見るとSummicronこそカミソリかなと思う。
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Summicron90mmF2

対して絞れば有無を言わさず全面をシャープに切り取るTriplet Elmarはナタかな、とか思う。
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Elmar90mmF4(Triplet)

カミソリが上かナタが上か、というコトではなくイメージですよ、イメージ。


いずれにしても90mmレンズもよい玉が揃ってくれたものである。
[ 2012/07/04 00:54 ] Camera | TB(0) | CM(0)

青い目をしたSummitar

Rマウントレンズを勢いで落としまくったというのもあるが、試写を兼ねてのお散歩スナップで持ち歩くレンズがカメラ本体より嵩張る重量級のものに偏っているここ最近・・・。今のうちからある程度重量系レンズを持ち歩くのに慣れておいた方がよいとは思うが、久しぶりにMマウントの軽いレンズを持ち出したらあまりの軽さにありがたみを感じたりするのであった。やはり単焦点レンズは自分の足で被写体を狙うので、軽い方が何かと便利ではある。

6月28日(木)Diglight。
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R0048485.jpg
R0048493.jpg Summitar5cmF2

久しぶりのSummitar。お気に入りなのに、整備済みSummarやSummicron固定鏡胴に押されて最近出番がなかったのだ。

今年のMUCBはこれまでと少し趣を変えて、偶数月はケーリーを、奇数月はセッションを、メインとして運用されている。で、私は今のところセッション月は弾くけどケーリー月はじっくりと観戦させてもらってます。まだダンスと音楽が自分の中ではつながっていないと感じているのでね・・・。

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R0048579.jpg NoktonClassic40mmF1.4


ダンスをする場には照明があまり届かず、ISO3200まで引上げざるを得ないが、F2より明るいレンズなら何とか勝負になる。ダンスを撮るなら明るさ・画角を考えてもNokton ClassicやUltronが使いやすそうだ。画角はいいけど一連のElmaritシリーズはF2.8で少々厳しい。(当日の他の写真はこちらをどうぞ)



某SNSのアルバムに写真を載せている(→こちらをどうぞ)が、6月30日(土)の昼間は夏を感じる日差しでとても暑かったものの絶好のスナップ日和だった。もともとはRマウントレンズの試写で近隣をほっつき回っていたのだが・・・

今日は猿まわしをやるのか!
R0048656.jpg Elmarit(R)24mmF2.8

始まる前に一服していると、すぐ側に現れました・・・笑。おとなしいものです。
R0048678.jpg
Elmarit(R)24mmF2.8

ちょいと黄昏れている感じがなかなかいい。紫煙の先に何が見えるか・・・。
R0048680.jpg
Elmarit(R)24mmF2.8

大師公園散策スナップを終えて戻るとちょうど開始時間。
R0048738.jpg MC-W-Rokkor-SI24mmF2.8

24mmレンズでは迫力がないなぁと思ってSummitarに持ち替え・・・。
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撫でておりません、叩いております。

R0048744.jpg 「貴様、輪島か」というファイティング・ポーズ

さすがに絞り開放だと動く被写体相手にピント合わせも儘ならないので途中から5.6くらいまで絞った。
R0048776.jpg
この程度の高飛びは嫌がらずに飛びます。

R0048786.jpg ご喝采、おおきにです・・・。

以上、Summitar5cmF2にて。


実はピーカンの状況でSummitarを使ったのは初めて。状態がよいレンズとはいえノンコートだし、少々眠たい絵になるかと思ったがよく健闘している。
以前にここで見た猿よりもできる芸が少ないようだったが、動く被写体撮りのよい練習でした(笑)



当日夕方に本題のレンズ到着・・・。
R0048982.jpg
Summitar5cmF2(BC)


これもSummitarだが、シリアルナンバーから1950年製造と推定されるブルー・コーティング(BC)のタイプ。状態がよさそうなのに値段がお安く(昼間に活躍したSummitarよりさらに安価だった)思わずポチってしまった。一時期ライカはElmarやSummitarなどでブルー・コーティングのレンズを出していたようだが、入手は初めて。思ったより見た目は青くなく、光の加減をうまくしないとよくわからない。

コーティング有無だけでなく、最小絞りが12.5から16になっていたり、絞り羽根の形状が違ったりと細かな点で戦前・戦後の違いがあるレンズのようだ。

早速フラフラと近隣をお散歩スナップ。面倒だからカメラにセットしてそのままカメラだけを持ち出した。
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R0048921.jpg
途中でバッテリーがへたり始めてちょいと焦ったのはナイショの話。

いやぁ、これもいい玉ですなぁ。日差しが昼間ほどではなく逆光に対する性能はまだハッキリとはわからないが、眠たい絵の出現度が低くコーティングの威力を感じる。Y整備済Summarでも感じたことだが・・・。

会社帰りのお散歩スナップにも付き合ってもらった。
R0048928.jpg
R0048943.jpg
往年の大口径レンズだがコンパクト、スナップするには楽でいいなぁ。縦撮りも苦にならない・・・笑。


今の季節なら会社帰りの時間帯でも安心して使えるし、描写の雰囲気もやはりいい。SummarにもSummicronにもない良さがこのレンズにはある。時間があるときにじっくり戦前・戦後の違いを確かめながらスナップしてみたいね。

しかし、ボチボチ仕事着でお散歩するには厳しい季節になってきたようだ。んー、これから数ヶ月、どうしようかなぁ・・・。
[ 2012/07/03 00:53 ] Camera | TB(0) | CM(0)








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