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フィドラー巡礼の旅 ~国際楽器編~

本来、この夏のフィドラー巡礼の旅は前回記事で打ち止めのハズであった。大体、こんなキワモノみたいな企画は短い方がよいに決まっている。ところが、ブログ仲間のせばすちゃんさんから帰省前日に下記の様なメールが届いた。彼にしては実に珍しいことである。

「個人的なお願いがあるのですが…13日暇ですか?もし暇で暇で仕方ないぜ~というのであれば、心斎橋なんかご一緒して貰えないかな~などと愚考する次第。暇なら御一考下さいませ~」

彼のブログを見ている方ならハッキリ分かることだと思うが、彼はヴィンテージ・ヴァイオリンを物色しているのである。このブログでも神戸のアコハモでの鍔迫り合いをお届けしたが、やはり漢は自分に合った道具を真剣に捜し求めているのである。

前述の申し出を断る理由もないし、漢せばすちゃん氏の熱い想いに応えるべく、喜んでご一緒させてもらうことにした。勿論これは彼にとってもリスクが大きい話である。なぜなら私はコウモリであり、よいものが知り合いの手に落ちた方が身近に弾かせてもらえて便利だ、としか思っていないのである。無責任に「やっぱり、気に入った楽器は即買うた方がえぇで」なんてすぐに言ってしまうんである。

多分、前日のアコハモで彼はこういう冷たい人物に依頼したことを後悔したハズであるが、一応予定通り13日は心斎橋に集合した。相変わらず関西の夏は暑い。一応目的の国際楽器の場所を確認した上で昼食を摂る。そしていよいよ本丸へ突入だ。

店に入ると若旦那がまず私のツインケースに興味を示される。早速開けると「はは~、これは面白いね。マンドリンは誰が好み?」なんて尋ねられる。フィドルの方もみていただき「これはドイツ製やね。えぇ楽器ですよ。確かウチにもこれと同時期のものがあったハズで」なんて探していただいたりする。

せばすちゃん氏来訪に対し、店側の受け入れ態勢はほぼ万全だった。彼が目をつけていたチェコ製ヴィンテージに加え、フランス製ヴィンテージも所狭しと並べられる。早速試奏するせばすちゃんさん。フランス製3台にチェコ製1台、あとは私のパントルと似た感じの音が出るドイツ製の5台を弾き倒す。

私も事のついでに弾かせてもらう。フランス製の60万円の楽器はさすがに豊かな響きであったが、アイリッシュにはちょっと向かない感じ。30万円くらいのモデルもやや明るい感じでせばすちゃんさんの好みからは外れるようだ。結局、もともと目をつけておられたチェコ製と40万円弱のフランス製が候補として残った。

あぁでもない、こうでもない、と二人で弾き倒していると社長が登場。「悩まんでも、欲しいのにしといたったらえぇんちゃいますか」と、これはまた同じ関西の商売人でも荒勢の温泉がぶり寄りみたいな強引なまでの押しの強さである。押しの強さだけでなく、目端の利く方で私の楽器を目にすると「弦、ちゃんと交換した方がえぇですよ」と私に弦を購入させようかという勢いである(笑)。「いやいや、まだ交換して1ヶ月もたたないですよ。僕らはこの場所しか使ってませんから」などとファーストポジションを指差し言い訳してどうにかかわしたが、長く店内にいるといつの間にか何かを買わされてしまいそうな雰囲気である。

チェコ製とフランス製の狭間で決断に苦しむせばすちゃんさん。何度となく私にも弾かせて熟慮を重ねておられたが、遂に彼の口からファイナルアンサーが出る。

フランス製ヴィンテージの値札を見ながら「これ、ナンボになりますか?」

・・・・・

いやいや、ここからはご本人のブログを見ていただくのがふさわしいであろう。今回の巡礼の旅の主役は私ではなく、せばすちゃん氏である。臨場感溢れる文章を是非堪能していただきたい。

http://sebastian.blog.bai.ne.jp/?eid=62464

いずれにせよ、やはり懲りない面々である(笑)
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[ 2006/08/16 17:38 ] Fiddle | TB(0) | CM(4)

値切りは関西人の特権か(笑)

私はどうもお店で値切るというのができず、決まった価格のものが安心感があるんですよね~
(ダイソーとか、ユニクロとか ^^;)

せばさんのブログともども参考になりました。

そういや、ぴよよ楽器に同行いただいたnoriさんは、元々関西人なのに、値切りのテクはないようで、額面どおりの値段で購入されておりました。(とはいっても、お二人のとは、桁が違いますけどね 笑)
[ 2006/08/17 20:54 ] [ 編集 ]

本音価格はいずこに

という問題がまずありきか、と^^;
私自身、一応関西出身の人間ですが、値切りが得意な方ではありません。他人の背中を押すのは好きですが(爆)、自分自身でこの価格でこれならと納得できたらあえて値切らないこともままあります。

特にある程度値の張るモノの購入時にいつも思うことですが、値札にある価格は「冷やかし御免」が真意にあるものと思います。要するに足切りですね。後は売り手の器量の問題で、たとえみすぼらしいナリをした客が来ようが、買いそうなお客だと感じる感覚が大事なのではと思います。そこに値切り交渉の面白みがあるのではないか、と^^;
通算すれば私も関東在住が10年を越えますが、そのあたりは関西の商売人の方が上手だと感じます。今流行のアキバなんて入社した当時「何と商売のヘタな商人が多いことか」とガッカリさせられたものでした。ちょっとみすぼらしい格好で値切りを始めたら平気で「よそで探したら」とあしらわれたりしましたが、悔しいので会社帰りにサラリーマン・スタイルで寄ったら揉み手だったのがカルチャー・ショックでしたね^^;
[ 2006/08/17 23:04 ] [ 編集 ]

暑い中の熱い旅

とっても面白かったです。
充実した旅でしたね。
モハーさん、関西出身だったんですね。
私も半関西人なんですよ。
大阪弁には即対応できます。


[ 2006/08/19 00:07 ] [ 編集 ]

関西弁

>noriさん
駄文長文を読んでいただきありがとうございます。
生まれてから22年間、兵庫県から出たことがありませんでした。紙切れ一枚で異動する世界なのでその後神奈川→兵庫→千葉→神奈川と、転々としてますけどね^^;
[ 2006/08/19 09:11 ] [ 編集 ]

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