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トリプレットのお稽古

私が習いに行っている教室は実に目立たない佇まいで注意をしていないと通り過ぎてしまうような場所である。車やバイクなどが通らなければ少し音が漏れ聞こえてくるくらいの防音対策なので前にレッスンを受けている人の音を聞きながらレッスン開始時間まで外で待つようにしている。
ヴォーカル・ピアノ・ギター・サックス等教える楽器が多岐に渡っている割にレッスン場所は2箇所しかないので土・日・祝日はどうしても過密スケジュールとなり狙った日にレッスンを予約できないことも時々ある。
そんな状態を緩和するためだろうが、普段使っている教室の奥の部屋もレッスン場所として使えるようにしたらしい。いつも通り開始時間まで外で待っているとピアノが聞こえてくる。しばらく聞いているとピアノが途絶えたときにヴァイオリンが聞こえてくる。楽器の音量そのものの差なのか、防音度合いの違いなのかわからないが、明らかにピアノの音の方が外へ漏れている。

時間になったので入室し師匠と雑談。

「ピアノの音の方が外に出ていますね。ピアノが鳴っていないとヴァイオリンの音が聞こえる感じです」

師匠「やっぱり?あっちの部屋はヴァイオリンには使わせてもらえないんですよ。そんなに大きな音じゃないと頑張ったんですけどね。」

「音の大小ではなくヘタだと耳につくから嫌われるんですかね?」

師匠「確かに...。気になり始めたらどんなに小さい音でも癪に障りますからね~」

・・・・・・・・・スンマソン、そんな音を目の前で毎度鳴らし続けておりますが...(爆)。

ウォーミングアップも兼ねて「Bill Sullivan's Polka ~ Britches Full Of Stiches」から弾き始める。

師匠「むむ、Britches はいつの間にかヴァージョンアップしてますね

ふふふ、Kevin Burke効果が出たようである。というほど大袈裟なものではなく、ただ単にAパートの1・3・5・7小節目頭のA音にD線Eを被せて重音にして残りの箇所はひたすらカットを入れまくっただけのことだ。

Maudabawn Chapel ~ Wild Irishman ~ Moher Reel

サマにならない、というか覚え辛いセットである。「Maudabawn Chapel」の方は見事にKevin Burke とEileen Ivers がゴチャ混ぜになってしまい、典型的なハマりのパターンに陥っている。「Wild Irishman」と「Moher Reel」はまだ暗譜できていない状態なのでゆっくりとおさらい。

「ここの装飾がよくわからんです」

師匠「Kevin Burke はロールやカットを小指で入れたがる傾向があるから元々難しいし、カット・ダブルカット・ロールも使い分けているからどうやって弾いているのか分かりにくいところが多いですね。ボウイングも逆が多いし」

という話の展開になると時折登場する脱線パターンになる。

今回の脱線ネタで大いに参考になったのがトリプレットだった。厳密に言うとトリプレットとは違い、例えばリール8分音符表記で「ファ ソ ラ ソ」というフレーズを弾くときに最初のファの音を細かく2度弾く装飾音の練習。この場合、ファの音は「ブリッ」という感じの擦過音で弾いてソの音になだれこむ感じにすると格好がつきやすい。師匠の実演を見聞きすると音の出方がやっぱり違う。綺麗にしっかりと「ブリブリ」した擦過音が鳴りリズムのアクセントになっている。
師匠からは「リールだけでなくジグでも練習してみたらよい」とのことでIrish Fiddle Player から「Paddy Clancy's」を勧められた。ジグで入れる場合は例えば「ファ ラ ファ」というフレ-ズも「ファ ファ ラ」とフェイクして最初二つのファの音は擦過音で処理するイメージだ。これはTommy Peoples のお得意技で、件の「Paddy Clancy's」はBothy Band の1枚目のテイクが研究ネタに適している。この人の弓による装飾音は一聴して即わかるくらいハッキリしていて個性的だ。入れる原則は「拍の頭がダウンボウになるところ全部に入れる感じですかねぇ」と実演される。おぉ、メチャかっこいいが、メチャ難しそうである...。

さすがに装飾音を文章で説明するのはムリがあるかな。私の拙い文章だけではわかりづらいと思うので以下のページも参考にしていただいたら、と思う。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/1292/entrance.htm
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[ 2006/09/04 23:57 ] Fiddle | TB(0) | CM(0)

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