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たまには違う弦でも

ヴァイオリン弾きなら当たり前の知識だと思うが素材という側面から見ると弦は①ガットナイロンスチールに大別される。その内私がこれまで使ったことがあるのは②ナイロンのみである。E線については裸弦スチールのゴールドブロカットを使うことが多い。
①ガットはよさそうなんだけど値段が高いし調弦が安定するのに時間がかかるというのが面倒そうで今のところ試すつもりはない。時間が限られている中年フィドラーにチンタラ過ごす時間はないのである(笑)。
③スチールについては、ヘリコアを張っている兄弟弟子の楽器がペグでは異様にチューニングし辛かった印象が強くてこれまで試していなかった。アジャスタは付け足したくないしね。音色は結構よかったので興味はあったのだが...。

因みに私がこれまで使ってきた弦はDominantAverna(紫)Tonica。Tonica が我がパントルとよくマッチしているように感じたし、値段もDominant より安価なのでここ1年くらいはこれに落ち着いていたというのが現状だ。

今年に入り弦メーカーの値上げがあり、3000円を切るか切らないかくらいで仕入れることができたTonica も煽りを受けたし、オークションでよく仕入れていたところがE線ボールエンド仕様をなぜか扱わなくなったりしたので、たまには違う弦を試してみようという気分になった。

そこでハタと試してみたくなったのがスチール弦である。
ネット検索中たまたまヒットしたのがこれだった。

Pirastro Flexocor Permanent
メーカーはTonica と同じPirastro社。チェロやコントラバスではよく使われる弦みたいだが、ロビー・ラカトシュが使っているという話があるものの、ヴァイオリンではあまり聞かない。HN替え投稿で宣伝していると散々叩かれている掲示板をいくつか見かけた点が大きなマイナスポイントだが、「スチール弦でもペグ調弦対応できるタイプ」との風評もあったので試しに導入してみることにした。


触った感覚はフニャフニャに柔らかい。早速張替え作業に入る。確かにナイロンよりは音程が急に上がるような感覚があるがペグでじゅうぶん扱えそうなレベルでアジャスタは多分必要ないという感触を得ることができた。

gagesize.jpg張替え途中での写真がこれ(G線・D線=Flexocor、A線=Tonica)。
ピンボケでちょっと見づらいかもしれないが、D線がエラく細い。Tonica がもともと太めの弦であることを考慮してもかなり細いね。これに慣れてしまうとナイロン弦に戻したときに違和感が大きいかも...。


張り終えてからまずは大雑把に調弦。一旦納まるべきところに納まったら安定するのは早い。この辺はさすがスチール弦だね。いざ構えて調弦をやってみたが、これならじゅうぶんペグでできる。兄弟弟子のヘリコアを試したのはもう1年近く前だったから、今やれば何とかなるのかもしれませんな(苦笑)。
時間が遅かったのでかなり弱めの音で試奏してみたが、「柔軟性とレスポンスの良さを追求した」との触れ込み通りかなりレスポンスはよさそうだ。トリプレットはかなり引っ掛けやすそうな感じがする。弦を捉える指の感触も悪くない。ゲージの細さは弾いてみた感じではあまり気にならないし、これは週末が楽しみだ。音色など実際の弾き心地や聴き心地はまた別途紹介することとしよう。
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[ 2006/09/28 23:41 ] Fiddle | TB(0) | CM(4)

いつも♪

ためになるお話ありがとうございますー★
そうそう。前からお伺いしようv-237と思っていたのですが
私は演奏するときにいっつも隣の弦を弾いてしまうんです。
勝手に重音になっていたりしますv-40
綺麗に音を出す練習方法、ありますか?
あれば是非教えていただきたいのですが・・・
(久しぶりにコメントしたらずいぶん文字サイズが
大っきくなっていてびっくりv-12しました。)
[ 2006/09/29 10:43 ] [ 編集 ]

弓使いは難しい!!

>はるさん

お、失礼致しました。確かに異様にフォントが大きくなっていましたので修正いたしました^^;

私自身狙った弦以外を弾いてしまうことがよくあるのでアレですが...(汗)

1stポジションしか使っていないということもあるのですが、今の私はフィドルを弾くときの目線が8割くらい弓に行っています。要するにそれだけ右手に神経を傾けないとまともに弾けないレベルで、初めての曲を弾くときに譜面を見ながら弾いているとボウイングがとっちらかるのもまだまだ右手が安定していないからだと思っています。
先日レッスン後に師匠がマンドリンを少し弾いたのですが、やはり慣れない楽器のため右手側に目線が行っていました。左手はフィドルとチューニングが同じなので棹の長さに違いはありますが、大体狙ったところを押さえられるので苦手な方に目線が行くんですね。因みに私はヘタですがマンドリンを弾くときに右手を見ることはほとんどありません。鏡を見ずとも目鼻を触れるのと同じで右手を見ないでも狙った弦を弾けるようになります。
ということで、今は極力弓の傾き・軌道や肘・手首の使い方などを目で確認し、どう動かしたらどんな音が出るか、ということを身体に覚えこませようとしています。撥弦楽器の右手に比べて弓使いは遥かに複雑なのでなかなか見ないでもちゃんと使えるレベルにはならないと思いますが原理は同じ事と思っています。
長い割に当を得た答えになっていないですね^^;

下記のページは丁寧で写真入りだったりするので重宝しています。移弦の際に他の弦も一緒に弾いてしまうということでしたら、
http://www.silver-tone.com/の「How to play Violin」から入ると基礎編の「12.右手編~移弦」に辿り着くので参考にされたら、と思います。
[ 2006/09/29 12:57 ] [ 編集 ]

おぉ!!

これはこれはご丁寧にありがとうございましたm(_ _)m
とっても役に立ちそうな情報が満載で早く家に帰って
練習したくなりました♪(まだ会社です・・笑)
ところでモハーさん。
いつもしっかりとブログ更新されていますが
コレってお仕事中にされているんですか?!
師匠とよくその話題で盛り上がっていますーv-238
[ 2006/09/29 16:39 ] [ 編集 ]

残業中...^^;

来週ゆっくりセッションがあるので私も早く帰って練習したいんですけどね^^;。紹介したページはなかなか参考になりますね。指弓の練習法などは写真付で段階を踏んで書いてあるので随分助かりました。

>いつもしっかりとブログ更新されていますが
>コレってお仕事中にされているんですか?!

mmm、これはコメントし辛い^^;
カレンダを見ていただいたら大体傾向は読めると思いますが、基本的には休日に更新しているので日・月更新が過半数ではないかと...。ただ、ネタを忘れたくないので昼休みを利用して下書きしておくことは侭ありますね。
イベントの記事を書くときは旬のネタなので原則帰宅後すぐに書き始めます。間に合わなければ昼休みに仕上げてアップですね。

コメントは極力早く返信する主義なので昼休み・残業中や待ちが出たときに書いたりします。

ということにしておきましょう^^;

因みに友人から「無用にダラダラと長い文章が多い」と評されることが結構ありますが(苦笑)、似非ブラインドタッチのクセに入力はかなり速い方なのでネタさえ決まればアップするまでにあまり時間はかかっていないと思います。
[ 2006/09/29 18:09 ] [ 編集 ]

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