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はんなり音語り

私はクラシック音楽については好きだが非常に疎い。コンサート・ホールで聴くとなるとお行儀よくしていなければならず、しかも薄暗いところで心地よい音楽が流れてくるわけだから、自然眠気に誘われることもある。演奏者によっては「眠たければゆっくりお休みになっていいんですよ」と仰る方もいらっしゃるが、鼾をかくわけにはいかないから、そう簡単な話ではない。
まぁ、ライブハウスやパブで飲み物を飲みつつ、タバコを吸いつつ気楽にライブを楽しむことに慣れすぎてしまった私にとって、コンサートホールそのものが眠気を誘うのかもしれない(爆)。

そんなふしだらな私には常々こんな願望があった。

でも飲みながらリラックスできるライブハウスクラシックが聴けたら何と素晴らしいことだろうか

そんな願望を満たしてくれるお店が実は赤坂に誕生している。カーサ・クラシカさんである。なかなか足を運ぶ機会がなかったが、ようやく本日行ってこれた。

出演は、森元志乃さん(vln)と山本実樹子さん(p)のデュオ。どちらも初めて聴かせていただく方達だが、森元志乃さんに関しては著書「ヴァイオリン各駅停車」やホームページ「ヴァイオリン弾きのおやど」で一方的に私淑している。ヴァイオリン、音楽を教える・伝えることに並ならぬ情熱を感じる方で一度演奏を拝聴したいと思っていたのだった。

ヴァイオリン各駅停車
guidetotheviolin.jpgこれは実に思い出深く、今でも事あるごとに読み返す本だ。我が愛器パントル入手からレッスン開始までの約1ヶ月は本当にこの本には随分助けてもらった。手入れも含めた楽器の扱い方から始まり、構え方や弓の使い方など今読んでも参考になることが多い。
体験レッスンでいきなり全弓ボウイングを披露し、「おぉ真っ直ぐに弓が引けているじゃないですか!」と師匠を驚愕させることができた(大袈裟!)のは、紛れもなくこの本のお陰である。


カーサ・クラシカは予想していたより小さ目のハコで、演奏家との距離もかなり近い。開演30分前に到着したらまだリハーサルをやっておられた。なんだ、そんなことならもう少し早めに行っておくんだったなぁ。

事前に森元さんのブログにご挨拶したら「是非当日は声をかけてください」とのことだったので、リハーサル後に簡単にご挨拶。想像以上に敷居の高さを感じないフランクな方で、さすがだなぁ、という感じだった。

今夜のコンサートは3セット構成。曲間は森元志乃さんと山本実樹子さんのくだけすぎない適度な軽いトークで曲やら作曲者やらの紹介をしてくださる。うん、こんな感じのリラックスできる雰囲気でクラシックを愉しんでみたかったんですな、私は。

演目はクラシックに疎い私でも聴けば「あぁ、これは知っている」という曲がほとんど。編成もシンプルだから各々の楽器の音もよく聴こえるし非常に心地よい。病み付きになりそうですな、これは♪

1st と2nd の幕間で森元さんが「愉しんで頂けましたか」と声をかけてくださった。

森元さん「楽器を何かやられるんですか」

私「今はヴァイオリンを習っています。いきなりアイリッシュ・フィドルなんですけど」

森元さん「あぁ!いいですよね。知り合いにもあの世界にドップリはまった人がいるんですよ。独特の技術がいるようですけど、間違いなく楽しめる音楽ですよね」

てな、会話を少しさせていただいて。
今まで書籍やホームページで私淑していた方だけに実際会話するとなると実に緊張したが、少しでもお話させていただいてありがたい限りデス。
何か、オーラというか聞かれもしないのに余計なことまで喋ってしまいそうになる広さを感じる方でした。ますます私淑しちゃいそうですねぇ(笑)

演目は下記の通り。秋の夜長にピッタリのよい構成だったと思う。観に行ってよかった。本当に楽しかったです。同じ場所、同じメンバーで来年1月にまたあるそうです。

(1st stage)
 1 バッハ アヴェ・マリア
 2 ヘンデル 涙のアリア
 3 シューベルト セレナード
 4 グルック オルフェオのメロディ
 5 モーツァルト ヴァイオリンソナタ G-dur k379
 
(2nd stage)
 6 フォーレ 夢のあとに
 7 フォーレ 子守歌
 8 ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ
 9 ラヴェル ハバネラ様式の小品
 10 ドビュッシー 亜麻色の髪の乙女
 11 ドビュッシー 夢( Pfソロ)
 12 キャプレ 夢
 
(3rd stage)
 13 リスト ハンガリアンラプソディー No.12( Pfソロ)
 14 リスト  ラ・カンパネラ(Pfソロ)
 15 ピアソラ オブリビオン
 16 ピアソラ リベルタンゴ
 17 ピアソラ 天使のミロンガ
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[ 2006/11/24 00:52 ] Concert | TB(0) | CM(16)

サットンズです

手酌の会どーもでした。 我が店でもクラッシックのライブやってますですよ。 名づけて「獺祭り」。 川瀬由紀子さんというピアニストが毎回ゲストを呼んでデュオやトリオで展開するんですが、なかなか面白くなりつつあります。バイオリニストやフルーティストは比較的サロンの仕事はあるようですがほかの、たとえばホルンとかファゴットとかオーボエなんてなかなか厳しいようです。そんな楽器の生音を至近距離で聴くなんてめったにないせいか結構お客さん来ます。
 ところでなんでカワウソかというと川瀬と川獺の字がよく似ているということと、「獺祭」という日本酒があって、これがなかなかいいのでクラッシクを聴きながら日本酒を愛でる会にしようじゃないか、と相成ったわけです。 しかし今のところ川瀬さんの生徒だった子供さんが多く、日本酒を愛でるという所までには至ってないような・・・
[ 2006/11/24 20:30 ] [ 編集 ]

獺祭ですか♪

>KAZZさん

先日は夜遅くまで(朝早くまで?)ありがとうございました。
「獺祭」ですか~、どこのお酒でしょう?やっぱり高知かな。飲んでみたいですねぇ。
クラシックの管楽器奏者はジャズと違って活躍の場が少ないように思いますね。確かにフルート以外はあまり聞かないですねぇ。
クラシックの奏者は美音だし、至近距離で適度にリラックスして聴ける場が増えるのはよいことだと思います。都心でもランチ・コンサートなどが増えてきているようですし、少しでも敷居の高さが薄まるとよいですよね。
[ 2006/11/25 11:21 ] [ 編集 ]

「獺祭」は・・・

「獺祭」は「ダッサイ」と読みます。山口県の酒です。杜氏さんを頼まず全部社員で作っているとのことです。 醸造学を学んだ社長さんが純米吟醸なら労力さえ惜しまなければ自分達で作れるのではないか、という想いから始めたらしいのですがこと日本酒の世界だけに賛否両論。 酒の文化を破壊するとか、杜氏の仕事を奪うとか・・・クラッシク音楽も咳払いをするなら外へ出て、とかソナタの曲の間で拍手するなとか、いろいろ有るね。 理由がはっきりしないタブーにはとりあえず気をつけてはいるんだけど、咳払いを我慢して窒息しそうになって演奏会途中で逃げてきた、なんてやだね。「獺祭り」はそんな伝統の世界にささやかな問題提起をしてるんだと言うのがタテマエ、いい音楽が聴けていい酒が飲めればいいんでないの、というのがホンネ・・・
[ 2006/11/25 19:48 ] [ 編集 ]

森元さん、

私も「ヴァイオリン各駅停車」にはお世話になっています。
モハーさんのリンクをたどってHPに訪れてみました。
そしたら、森元さんも60年生まれなんですね~
同世代であることで、親近感が増した気がします。
(NSPやDeep Purpleの話題がプロフィールに出ていたりするし・・ ^^;)

カーサ・クラシカ、私もHPだけは見たことはあるのですが、距離的に若干離れているので、眺めているだけでした。(一方的にでも 笑)知っている人が出ると、行って見ようという気になりますね♪
[ 2006/11/25 21:04 ] [ 編集 ]

クリフモハー

はじめまして。Kevinさんの掲示板を荒らしてるEavesです。こちらで紹介されてる曲がKevinセッションの定番曲になりそうなので、参考にさせていただいております。Strayaway Child、好きな曲です。それにしても不惑のエネルギーは凄いですね~。僕も不惑のころヒマラヤに登ったりしましたが、失敗。もうアイリッシュ歴3年ですが、モハーさんには抜かれております。クリフモハー、トレッキングしました。
[ 2006/11/25 21:25 ] [ 編集 ]

しきたりとか伝統とか...

>KAZZさん

獺祭、私暫く飲まぬ内に忘れておりやした^^;
杜氏さん抜きでもできるはず、という意気込みは見事だと思います。だいぶん味を忘れてしまいましたが、あの値段であの味なら納得して飲めると私は思います。杜氏抜きで造ったということだけが話題になってしまうとそれはそれで如何なものかと思いますが、酒に限らずいろんな業界にあるしきたりだの伝統だのが既得権益的に保護されているから残っているようなものであるならば、それもまた寂しいことですね。

門外漢だから仕方のないことですが、クラシック音楽のコンサートは緊張します。しきたりに慣れていけばすむことなんでしょうが、拍手するタイミングひとつにも気を使うのは正直なところ疲れますね。みなが拍手してから続くようにしてますけど、その割りに最後の音が途切れる前に拍手を始める人も結構多いんですよね。不思議なことです。あんまり制約がない方が「音を楽しむ」ことができるような気はしますが、ある程度妥協は必要なんでしょうな。
「獺祭り」企画、うまく続くことを祈っております。
[ 2006/11/26 01:34 ] [ 編集 ]

私淑

>い~ぐるさん

『ヴァイオリン各駅停車』はよい本ですよね。読み物としても楽しめるし、奥が深いです。書き手の「伝えたい」という情熱を感じます。実際演奏を聴かせて頂き少し会話もさせて頂いて納得できた気がしました。森元さんの今後のさらなるご活躍に期待です♪

NSP は辛うじてリアルタイムで聞いた記憶がありますね。Deep Purple は中学~高校の頃によく聴きましたよ。ハードロック少年だったあの頃、リッチー・ブラックモアが世界で一番上手いギタリストだと思ってました^^;
[ 2006/11/26 01:43 ] [ 編集 ]

いらっしゃいませ♪

>Eaves さん

ようこそいらっしゃいました。Kevin師匠のブログで何度もお名前とコメントは拝見しておりました。コメントから推察するにフルートをおやりになっているんですか?

Strayaway Child はいい曲ですよね~。長くて難しいのが難点です。練習では現在一番時間をかけていますね。長過ぎる分セッション向きとは言い難い曲ですが、大事に取り組んでいきたいと思っています。

モハーの断崖はおろか、アイルランドはおろか、海外さえ行った経験がありません(涙)。いつか憧れの地を拝めることを楽しみに勤め人をやっていますね^^;

懲りない不惑が書いているむさくるしいブログですが、また遊びにいらしてください。あ、セッションでご一緒することがあれば、よろしくお願いいたします。
[ 2006/11/26 01:52 ] [ 編集 ]

そうなんですよね~!

モハーさん、ご推察のとおり、Eavesさんは、アイリッシュ・フルートをやられています。渡愛の際に、アイルランドの新聞に、ご夫婦で、セッションを聴かれている場面が写真で掲載されたそうです。うちらの「ゆっくりセッション」過去にアイリッシュ・フルートで参加された方は、たかじゅんさんの一回きりでしたから、Eavesさんにも是非ご参加していただきたいと思っているんですけどね~!!

おぬし、本日7時に起きれるのかいな(爆)!!
[ 2006/11/26 03:28 ] [ 編集 ]

匠の朝は早い?

>Kevin 師匠

マイスターの多忙振りに驚かされる日々です♪
一体いつお休みになっているのでしょう^^;

そうそう、ゆっくりセッションの参加楽器達を思い返すとイリアン・パイプが一度もないのは特殊性から仕方がないとしてフルートは出現頻度が低いですね。ブズーキも前回のryoさんが初登場だったかな?常に複数揃うのはフィドルですね^^;。
[ 2006/11/26 10:15 ] [ 編集 ]

朝日杯FSのサイン予想

朝日杯FSのサイン予想のヒントを探していたら、
ここへ迷い込んでしまいました。
2nd Stage 12番の曲目 『キャプレ:夢』が、
朝日杯FSの暗号を解く鍵のような気がするんです。

バイオリンに疎いので全く知らないのですが、
その世界では比較的知られた曲目なのでしょうか?
[ 2007/12/06 22:04 ] [ 編集 ]

いらっしゃいませ♪

>エルモ コウタさん

この記事が昨年のものなので今年の朝日杯につながるかどうかですけれど、一年越しの「夢」という考え方もあるかもしれませんね♪

凄く綺麗で、少し幻想的な曲でしたよ、確か。もし、「キャプレ:夢」にインスパイアされた予想で当たったら是非ご報告くださいね。Good Luck!!
[ 2007/12/06 22:54 ] [ 編集 ]

キャプテントゥーレ

最終判断ではありませんが、朝日杯は『キャプレ:夢』から連想したキャプテントゥーレから狙ってみたいと思っています。正直、人気馬なのでちょっと残念です。まだ相手が決まっていないので今日、明日とじっくり考えてみます。それでは素敵な週末をお過ごしください。
[ 2007/12/08 09:09 ] [ 編集 ]

名血ですね

>エルモ コウタ さん

キャプテントゥーレは母母が名牝スキーパラダイス、母父がトニービン、父母がアグネスフローラで父父がサンデーサイレンス、すごい血脈の集まりですね。
現時点で4番人気と思ったより評価は低いですね。上位3番人気までが関東馬、というあたりに荒れる要素を感じています。検討はこれからじっくりと・・・。
[ 2007/12/08 17:04 ] [ 編集 ]

予想はハズレちゃいました

結構自信あったんですが結果は3着。自分のブログで単勝を推奨していただけに完敗です。有馬記念でリベンジを果たし、気持ちよく新年を迎えたいものです。お互い頑張って有馬記念をサクッと獲りましょう!
[ 2007/12/10 21:02 ] [ 編集 ]

残念・・・

>エルモ+コウタさん

うーん、残念でした。
私は1-3着のワイドのみ的中で終わりました。やっぱりヨシトミ大先生の一番人気はいかんでしょう。今年の2歳はこれから牡牝とも、新星が出てくるように思います。でも、ゴスホークケンは強かったですね。

有馬、頑張りましょう!
[ 2007/12/10 23:31 ] [ 編集 ]

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