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Celt VS Viking in Japan

土曜日と打って変わって日曜日は思い切り朝寝坊。休みの日くらい気ままに行きたいので目覚ましもセットせず放っておいたらこの状態だった。生来ナマケモノだから「規則正しいふしだらな生活」でちょうどよいのだ、と取りあえず開き直っておこう。

とは言いつつ、昨日のレッスンの復習もあるしブズーキで試してみたいこともあったので2時間程度楽器と戯れて外出。

今日の出先は武蔵野市民文化会館、「ケルト、バイキングの末裔の伝統音楽」と称する、カトリオーナ&クリスとハウゴー&ホイロップのライブだ。ハウゴー&ホイロップは2002年のケルティック・クリスマスで観たがカトリオーナ&クリスは初めて。実に楽しみなライブだ。

川崎から三鷹まで移動するのは実は便利ではない。大阪もそうなんだが、少し中心地を外れると南北方向の移動は不便極まりないというのは東京も同じだね...。

事前に生音ライブと聴いていたのも興味深いところだった。比較的ガツンと弾くタイプの音楽だから、これまで見たクラシックと聴こえ方がどう違うかなども確認してみたいなぁ、と思いつつ現地入り。

@さんの情報によると土曜日はハウゴー&ホイロップ → カトリオーナ&クリスの順番だったようだが、日曜日は逆。まずはカトリオーナ&クリスだ。

(演目)
1)Da Day Dawn(trad.)
2)Smugglers(trad.) / Peerie hoose ahint da bom(trad.) / Da black hat(trad.) / Coil awa da hawser(trad.)
3)The Duke of Fife(trad.) / The Bamboo Dancers(O.Johansson)
4)Laebrack(C.McKay & C.Stout)
5)Hillswick(trad.)
6)Dynrost(C.Stout)
7)Harp Solo
8)Turns(G.Stephen)

別に記憶力がよくて曲名をクレジットしているわけではなく、プログラムの丸写しであることは言うまでもない(爆)

ケルト音楽の世界では著名な「Fiddler's Bid」のリード・フィドラーであるクリス・スタウトとピアノ&ハープのカトリオーナ・マッケイのデュオだ。クリスはシェトランド出身、カトリオーナはスコットランドのダンディー出身だとか。
実は私はスコティッシュに関してはまだ全然詳しくないので音楽背景やら文化的なことについては何らエラそうなことは書けないのでご容赦を。
因みにFiddler's Bid については最新作品の『Naked & Bare』だけは聴いていた。内容は間違いなく素晴らしいのだがちょっと作り過ぎている印象があったので果たして今日はどうか、と思って期待半分、といった感じだった。
実際には確かにちょっと大人し目な印象はあるものの、スリリングな展開はあるし、何ともビックリしたのがカトリオーナのハープだった。スコティッシュ・ハープで大きさはカトリオーナさんの2/3くらいだろうか。どうしてもハープというと癒し系でゆったり弾く印象が強いのだが、何の何の、スラップベースみたく弦を軽く叩くような弾き方をしたりなかなかパーカッシヴだし、和音の作り方も実に凝っていてこれはなかなか面白い。
クリスのフィドル・スタイルは実に丁寧な印象だった。生音でやっていたこともあるのだろうが、アタックもやや薄めで綺麗に楽器を響かせているなぁ、というのが第一印象。弓使いも頻繁にロング・ボウを入れていて右手の形なんかは模範的に見えたね。端正な音とは裏腹にステップを踏む足音がカツンカツン聞こえてきてダンス・チューンなんかはノリノリだ。かなり速いテンポですっ飛ばす曲もあったのだが、長めの弓使いでよくあそこまで弾けるなぁ、と感心して眺めている間に終わってしまった。

幕間は15分でハウゴー&ホイロップ。
(演目)
1)フランスのメヌエット
2)いにしえのポルカ
3)ボルンホルムの酒 / イングリッドのワルツ
4)光の天使 / モーテンセンのリール
5)リュブリャーナの一夜
6)エルヴァスクード
7)ノルウェイの馴鹿 / ブリンク・ブロンク
8)フィースト / フュン島のリール / ロービィ・ホブサ

曲紹介がカタカナなのにはワケがある。デンマークの言葉は使い慣れないというか入力したことがない変な文字が多いから大変なだけだ...(爆)

こちらは既に生を一度体験しているので雰囲気は分かっていたが、やはり生音ということで興味津々だった。特に前半のクリス・スタウトのフィドルはアタックが弱く感じられたことが奏法によるものなのか、生音を多少離れた位置から聴いていることによるものなのか、という興味もあったしね。

いざ聴いてみるとハウゴーのフィドルからはハッキリとアタック音が聴こえていた。これがリズミカルでノリをより感じさせてくれる。生音とはいえ、さすがにギターのホイロップはピックアップから音を取っていたようだが、実に耳にやさしく響いてくる二人の音が心地よい。二人とも相変わらず陽気でエンターテイナーとしてもまた腕を上げたなぁ、と思った。
(ホイロップは曲紹介などで盛んに「デンマークで会いましょう、明日」と頻繁にジョークを飛ばしていた。「オマエ、明日も日本におるやんけ!」と心の中で突っ込みつつ笑っていたのは内緒の話だ...)

因みに前回観たのは2002年だから、フィドルなんて始める気もなかったころだっただけに今回のハウゴーのフィドル捌きは強烈に印象に残った。先述のクリス・スタウトにしても、ハラール・ハウゴーにしてもクラシック・ヴァイオリンの教育を受けているようだが、とにかく技が多彩だ。しかもクリスよりハウゴーの方が動的で色んな弓捌きを見せてくれるものだからイヤでもハウゴーの右手に視線がいってしまう。う~ん、あんな動きは普通できんぞ、という見事な芸だね。

ハウゴー&ホイロップの演目が終了し一旦舞台を降りた後、再び登場したときにはカトリオーナ&クリスも一緒に4人。ハウゴーは「4人で合わせるのは今が初めて」などとお寒い冗談を飛ばしていたが、まぁそれはご愛嬌として...。
4人の共演、最初はエアのメドレー。最初はカトリオーナ&クリスの持ちネタで2曲目はハウゴー&ホイロップの持ちネタという構成だろう。(自信はないが多分カトリオーナ&クリスの持ちネタは『Naked & Bare』の冒頭に入っている曲だと思う...)
2曲目は高速ダンス・チューン。フィドラー二人は立ち上がっての熱演だった。さすがに合わせる時間がそうはなかったのだろう、アンコールは「蛍の光」で終了。

演奏は勿論だが、会場の音響の良さには本当に感動した。まろやかに音を鳴らしてくれている感じで耳に実に優しい暖かい音だった。小ホールで制限はいろいろあるだろうと思うが、座席の勾配もそれなりにちゃんとついているし、非常に印象のよいホールだった。

ジャンルがどうとか、編成がどうとかは関係なく実に楽しめたコンサートだった。スコティッシュ、デンマーク、いずれの伝統曲もやはり日本人の心をくすぐる節回しが内在されているのだろう、実に心地よい曲ばかりで改めて魅力を再発見した次第だ。

最後に...。
仕事の都合で行けずに悔しい思いをされたKevin 師匠、チケットを譲っていただきありがとうございました。お陰さまで本当によいものを観ることができました。
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[ 2007/02/05 01:17 ] Concert | TB(0) | CM(6)

うわー。

レポ読ませていただきました。
うー。やっぱり行きたかったですー。泣
これだったら、多少熱があっても行くべきでしたね。
(と、今更ながら後悔。。。)
次回は必ず行きますっ♪

[ 2007/02/05 12:10 ] [ 編集 ]

残念じゃした^^;

>はるさん

おぉ、もうほぼ復活ですか?

まぁ、風邪じゃしょうがないですよね。まぁ、また機会は
あるでしょうし、そのときを楽しみにしておいてください。
純粋に楽しめますし、勉強にもなりました♪
[ 2007/02/05 12:47 ] [ 編集 ]

楽しんでいただけたようで

モハーさん

楽しんでいただけたようで、よかったです。v-222

いや~、ほんと行きたかったんですよね。
カトちゃんには、会いたかったですね~!v-238

2年前に、恵比寿のパブで楽しい時を過ごして

2ショット写真も撮ったのである。

今回、行けなくて残念でした(泣)!!
[ 2007/02/06 00:43 ] [ 編集 ]

ありがとうございました♪

>Kevin 師匠

本当にKevin師匠にはお気の毒なことでしたv-40
内容は文句無しによかったです。ありがとうございました。

今回の無念を晴らすよい出来事があることをお祈りしておりまする。
[ 2007/02/06 00:51 ] [ 編集 ]

きょーと

ハウゴー&ホイロップいきます
礫礫です
たのしみぃ~v-42
[ 2007/02/06 01:38 ] [ 編集 ]

おぉ♪

>padawan さん

礫礫でハウゴー&ホイロップですか。
両者のパワーは健在でしたよ。楽しみですね♪
また一歩ジェダイに近付くかなv-416
[ 2007/02/06 01:55 ] [ 編集 ]

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