前日の6時間にも及ぼうかという大ドンチャン騒ぎ的セッションの翌日朝、戦いを終えた漢たちは昨日の疲れも見せず博多駅に集合した。理屈抜きに楽しい宴を満喫した二人は充実感を胸にレイルスターに乗り込む。さらば、博多よ。次来るときはさらに大きくなってやってくるあるよ。
餞別に久々の音源ぢゃ。
個人的にはかなり気恥ずかしいセットだが、セットそのものは結構いいかもしれないと思っている。リハでKesh の後にArthur Darley's を弾いたら、padawan さんからの「めっちゃえぇ曲ですね。ソロで行きましょ。で、最後はBannish で」という一言で決まったセットだ。雑音で動揺される方は絶対に聴いてはいけない。周囲はちゃんと演奏されてるが、私のソロがあるのだから...。しかし、padawanさんのフィドルはホンマにカッコエエねぇ。惚れ惚れしますわ。こんな名手と一緒にライブをやらせてもらえたなんて一生の記念あるな、マジで。
♪ Kesh / Arthur Darley's / Bannish Misfortune ♪
メインイベントも終結し、3連休も16日で最後。ここでフィナーレとなるのが普通だが、それではあまりにも当たり前すぎるし(
関東から九州へセッションをしに行くということ自体が当たり前でないではないか、という不粋な突っ込みは一切却下である)、この二人が揃っていてそんなフィニッシュがあり得るわけがない、というのは至極当然なことである。
以前より「
鈍器で殴りつけて持ち去ろうと思った」等、事あるごとに
せばすちゃんさんから狙われている我が名弓デルフラー。弓もさることながら、彼と行動を共にする度に私自身の生命が危険にさらされるというのも精神衛生上よろしくないから、この際帰路で途中下車して彼に弓を買わせてしまおう、というのが本日のミッション。
新神戸で下車してタクシーを拾い一路例の場所へ。
そう、
「魔窟」の名が完全に定着した感のある王子公園の「
アコースティック・ハーモニー」である。
暫し店主を交えて世間話だの前日の博多騒ぎの話だのをした後、店主に「
弓で面白いの、あります?」とネタを振る。待ってましたとばかりに弓を並べ始める店主。この自然な流れにドップリとハマる気配のせばすちゃんさん。
ふふふ、掛かったな、未熟者め(笑)

お手頃感たっぷりのカーボン弓、基準となるXX万円のフランス弓にせばさん好みの装飾たっぷりの○○万円のデルフラーなどが用意され、順番に試奏を開始するせばすちゃんさん。比較対象は多い方がよいから、彼が普段使っている弓に加えて我がデルフラーにも登場願った。三人であぁでもない、こうでもない、と弾き倒しつつ議論しながら、
せばさんの退路を断っていく店主と私。我ながら素晴らしい構図だ。
そんな折、予想だにしない事態発生。昨日のpadawanさんの心境があれほど分かった瞬間はない。
ハメられたか、と一瞬思ったくらいだ。
お店の扉が開き姿を見せたのは...、フィドルは同門で出身は同郷、さらには高校の先輩後輩という偶然もここまで重なれば必然みたいなKさんがそこに居たのである。思わず指差して「
なんでやねん?!」と絶叫する私。Kさんも「うっそぉ〜、なんでぇ〜」と絶叫する。
そりゃそうだよな、せばさんがアコハモにいるのは日常的におかしな話ではないが、Kさんも私も関東住まいで普通神戸になんぞいないのだから...。しかも3連休の最終日、普通なら帰路についているべき時間帯なのに、である。

こうなると弓の試奏とか何とかではなく、自然発生的にセッション開始である。偶然が生んだ産物、こういうセッションは意外と異様な盛り上がりを見せてしまうものだ。楽器や弓をとっかえひっかえで弾き倒す3人。さり気なく我がパントルやせばさんの虎徹クンを褒め殺しするKさん。なかなかやるな、おぬし!
帰りの新幹線の都合もありほんの短い時間だったが、思わぬ出来事がまたこの旅に彩を与えてくれた。おぉきに。
その後はせばさんも私も店主と商談。せばさんはいつもに比べるとソフトな圧力だったにも関わらず、あえなく屈して
カーボン弓を購入されたようだ。詳細はいずれアップされるであろう彼のブログをお待ちください。
私は...?、折角宝の塚で馬頭観音も微笑んだことだし、記念に購入する楽器の選定である。バンジョー系、ウクレレ系を除いてほぼアコハモ主力商品を取り揃えている私だけに、「
Lark In The Morning」を目指すアコハモ店主でも候補がなかなか思いつかない。ま、当面競馬も大きなレースがないし急がないよ、ということで1ヶ月ほど熟成モードになるか、と。今、お店にある中から選ぶなら「これかな」というのは大体目星がついているけどね。
今回の日本横断ツアーの〆は名古屋。何度も関西⇔関東間を往来しているにも関わらず、実は名古屋には一度も降り立ったことがないから、というのが安直かつ根源的な理由。しかも都合がよいことに覚王山の
バンフィーズでセッションがあるとのことで、後学のために立ち寄ることとした。正月の阿留酎以来でぅぃさんともお会いできることだし。
セッションはフィドルが圧倒的多数な感じだが、バウロン、ハープ、イリアン・パイプス、ギター、ブズーキ、フルート、ティン・ホイッスルと実に多岐に渡る編成だ。蛇腹が入ればほぼ全楽器が揃いますな。
で、当然ながらレベルもメチャ高い。結構曲間は与太話なども混ざったやんわりしたモードなんだが、曲は次から次へと出てくるし、速度もなかなか速い。旅の疲れもあってボーっとしつつ流れてくる心地よい音楽に浸っていた。
因みにドリンクは異様に安く感じた。ジェムソン・ロックのダブルが野口英世1枚でお釣りが返ってくる。今まで行ったパブの中では多分一番安いね。鉄砲玉的日本横断ツアーはこうして静かに、和やかに終わりを迎えたのだった。
アコハモさんでの接近遭遇はホンマに驚きでしたね。
何度思い出しても笑えますワ。
パントル様は実にいい音でした。ヒャッホゥ〜でした。
鈍器で殴りつけて持ち去ろうかと…(^^;
すっかり味をしめましたので、また弾かせてください。