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暑い、熱い、関西アイリッシュ紀行

さてさて、引き続きKevin 師匠との珍道中もいよいよ最終章、関西でのイベントを残すのみとなった本日18日。前日確認したhiro さんからのメールで何と参加者は17名に及ぶことが判明した。いくら土曜日とはいえ、これはアンビリーバボーな数字といわざるを得ない。気を引き締めつつ本日の行程をこなすべくJR三宮駅へ。

ここで194さんと合流。さすがに熱中症頻発なこの暑さで坂道を歩くのはたまったものではないので、3人でタクシーに乗り込み一路王子公園へ。そう、せばすちゃんさんが「魔窟」と命名した関西一危険な楽器屋アコースティック・ハーモニーだ。
お店に入りお初のKevin 師匠と194さんを店主さんに紹介して、しばらく歓談。その間にかかっているBGMも「暑苦しいバンジョーよりこっちの方が涼しげでしょ」と『Lonesome Touch』/Martin Hayes & Dennis Cahillに。
事前にいくつか面白そうで中味がよいネタを連絡いただいていたので試奏タイムだ。
LittleBowWithFiddle.jpg連絡いただいたネタの中で一番興味があったのがこれ。店主さん曰く「Martin Hayes 弾くならこれ。価格の倍くらいのクオリティあります」というフィドルである。早速弾かせていただいたが、噂にたがわぬ見事な出音だ。ゆったり目の速度でダンス曲を弾くと間違いなくナルに入ることができる実に危険な、もとい素晴らしい楽器だ。
え、楽器に寄り添っている短い弓は何かってか。

LittleBowPlaying.jpg試奏用の弓がバラバラと置いてある場所から見つけたのだが、弓の持ち方練習用の小物らしい。
でも、こうして演奏に使うことも可能だ。店主さん曰く「胸ポケットに入れておいて、『あ、こんなとこに弓が(爆)』みたいに出しておもむろに弾き始めたらえぇネタになるでしょ」とのこと。ほんと、こういう小ネタにまで見事に行き届いた見事な品揃えである(笑)

その他、
獅子頭のバヨ!不思議なフィドル、これは縄網文様入り
(音は凄くまともでっせ! ) 」→(ホンマ、獅子の頭が付いてます。温泉ライオンみたい。楽器の鳴りは...、めっちゃ渋いですよ。一度弾いてみていただきたい。)

とか、
「神戸市兵庫区クレモナ通り製??
(クレモノ帰りの製作家のアウトレット) 」→(これはよう出来てる。フィドルというより正しくヴァイオリンですが、見事な音色。オキャロランを弾くとかなりピタっと来るえぇ楽器でした)
とか。

そうそう、クレモナではないらしいがイタリア若手製作家の名器やら(→これは本当に素晴らしかった。絶対的にフィドルではなくヴァイオリンですが、楽器の奥底からズシンと響いてくる音は凄いものがあります。値段聞いてビックリっていうくらいクオリティが高い!)、昨年の巡礼の旅での死闘こちらをご参照ください)が記憶に新しい渋いフィドルに、ガラクタ屋で仕入れて手入れしたという木曾鈴木のフィドルなど、次から次へとネタを繰り出す店主。私の愛器パントルも参加して手当たり次第弾き倒す194さんに店主に私。その間、Kevin 師匠は主にギターを物色しつつ、たまになんちゃってフィドラーでずらりと並ぶフィドルもお弾きになる。
私も存分に楽しんだが、194さんが色んなフィドルを弾く内に明らかにグラグラ来ていたのが印象的だった。試奏しながら値段を聞きつつ、どんどん買う気満々になっていく様をはっきりと楽しむことができた(爆)

昨年のように魔窟巡礼を終えた後は西宮北口である。今回のイベントは15:30~17:30を練習会、18:00~を阿留酎でのセッションの二本立てである。若干メンバーの入れ替わりがあるものの1部・2部とも17名が参加するというスーパー大所帯な集まりとなった。

FiddleSisters.jpgこの集まり、17名も揃うということ自体が奇跡的だが、さらに奇跡的なのはほとんどがフィドラーということだ。ほぼギター専任のKevin 師匠(たまにmandolinとfiddle)とSさん(たまにTin Whistle、ダンスも上手い)もいらっしゃるが、ほとんどがフィドルをメイン分野とされている方ばかり。
某カラオケ屋の大部屋を借りての練習会。今回何といっても私にとって嬉しかったのは噂のしゃおさんのフィドル。今回お会いするのが初めてだったのだが、名手の誉れ高い彼女の演奏を実体験できたのは大きな収穫だった。
写真はそんなひとコマ。しゃおさんは主旋律にハモリにと変幻自在の素晴らしい演奏だ。ご本人は勿論のこと、理に適った弾いている姿も美しい!!
ちょっと後半はすっ飛ばしすぎたり、持ちネタ披露会みたいになって練習会としてはやり過ぎちゃったかな、という感じもあったが、実に和やかに楽しめた。

ArchuSession_20070818.jpg所を移しての二次会というかセッションはここ、阿留酎。私自身は新年会の大騒ぎ以来(過去記事はこちら)だ。ここで何と珍しく私の会社の同僚が合流。いずれまた紹介する機会があると思うので今回はとりあえず秘匿しておこう。
ステージにピアノも用意してある場所だけに音響も心地よくてすごく楽器を弾きやすい素晴らしい場所だ。お酒の種類は豊富だし、おつまみも美味。近隣に住んでいたら毎晩顔を出したくなるお店だね、まったく。
練習会で飛び交った曲を中心にその場でセットを組み立てて弾き続ける。若干音が散らかり過ぎた時間帯もあったが、弾く気が一致したときのスピード感・一体感とか、あるいはエアでのまったりしたアンサンブルはやっぱり凄く気持ちが良い。
途中しゃおさんに我がパントルを賞味していただき間近で弓使いや左手の使い方を凝視、ありがたいことにしゃおさんの愛器(楽器の奥底からズーンと鳴る凄く気持ちいい楽器でした)をお借りして最近ワンパターンと化した「Laird Of Drumblair」(Strathspey / Reel)を弾かせてもらって喝采もらったり...(Reel箇所の3連符は「北斗百連突き」と命名...苦笑)。最後のセットの心算はなかったけど、久々に「Bill Sullivan's / Britches / Egan's / Last Chance / Ballydesmond #2 / Ballydesmond #1」のビッグ・セットもやらせていただいた。


皆様、本当に本日はありがとうございました。人数が多かったこともあり、満足に会話することができなかった方もいらっしゃったのが残念でしたけれど、素晴らしい時間を過ごすことができました。Kevin 師匠はなかなかご一緒していただけませんが、私は年に数回(?)関西に戻りますので機会がございましたらまたよろしくお願いいたします。関東方面へお越しの際には是非一声かけてください。
末永くアイリッシュ(ケルト)音楽を、フィドルを楽しんで参りましょう。また会う日まで。
God Save The Fiddlers、なんちって...。

(熱闘甲子園フィドラー版 了)

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Kevin 師匠と宿屋へ戻り、私はkon さんからいただいた「大きな声では言えないが、小さな声では聞こえない」という『ないしょばなし』を美味しく呑みつつ、部屋でくつろいでいた。あぁ、甘美だねぇ。いい夜だねぇ。愛しのフィドル達に囲まれる夜は長いやね。
Fiddles_20070818.jpg


以下、次稿...。
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[ 2007/08/19 01:29 ] Session & Event | TB(0) | CM(11)

昨日はお疲れ様でした。
魔窟ツァーにもご一緒させていただきありがとうございました。
魔窟と呼ばれるだけあって誘惑に満ちてましたね。
クレジットカード持っていたら、確実に荷物が増えていたような気がしますが
持っていなかったことも悔やまれます。
いくつかお気に入りに出会えたので、お気に入りを目指して貯蓄に励みます。

お土産もありがとうございました。
しばらく熱い日々が持続しそうです。
[ 2007/08/19 06:50 ] [ 編集 ]

お疲れでした♪

遠路はるばるお疲れ様でした^^
Kevinさんは本当に疲れていたような…不良のしすぎですかね(笑)

しかしモハーさんはソリストへの道を着実に歩んでいますね~。前から感じていましたが、
最近とみに顕著になってきている気がします。うむむ…負けられぬ…精進いたします^^;


しかし…194さんならともかく、モハーさんが魔窟にやられてくるとは大爆笑してしまいましたよ(笑)
[ 2007/08/19 10:00 ] [ 編集 ]

ありがとうございました♪

>194さん

昨日は炎天下、魔窟→練習会とお付き合いいただきありがとうございました。
無事に「Arthur Darley's Swedish Jig」の布教活動もできましたね(笑)

魔窟、なかなか楽しく危険な場所でしょ?大阪からだとちょっと面倒かも
しれませんが、オキャ会の時などに少し足を伸ばしてちょっと喫茶店にでも
寄る感覚で遊びに行ってみてくださいね。

お土産音源はちょっと渋目ですが、楽しんでいただければ幸いです。

来月の鴨練もよろしくお願いいたします。
[ 2007/08/19 10:19 ] [ 編集 ]

毎度おぉきに♪

>せばすちゃんさん

暑い中、暑い...もとい熱い練習会&セッション、ありがとうございました。
フィドル熱がこの夏の暑さを超えるくらい燃え盛ってるというのがよくわかりました。
腕、かなり上がりましたね。リールもお見事でしたよ♪

>モハーさんはソリストへの道を着実に歩んでいますね~

う~む、そうかな。いや、そうだな(爆)
というか、色んな曲に手を出してみて、結局自分が心底弾きたいと思う曲で
なければ全然覚えられないし、すぐに忘れてしまうということに気付いたので
セッション対策より弾きたい曲優先になっているんですよね。
和気藹々で弾けるレパートリーもボチボチ覚えておきます。

>モハーさんが魔窟にやられてくるとは大爆笑してしまいましたよ(笑)

いやいや、これは馬頭観音微笑んだときのお決まりみたいなものなので(笑)
ちょいと考えていることもあるし...。
[ 2007/08/19 10:26 ] [ 編集 ]

魔窟かぁ…

昨日は、ありがとうございました。

ちょっとだけ、ほかの方の楽器さわらせてもらった(持ち帰ってはいません)んですが、やっぱり違いますねぇ。音もだけど、感触というかなんというか。

魔窟…こわいなぁ。
[ 2007/08/19 13:01 ] [ 編集 ]

連日お疲れさまです。
やっぱ関西はすごいですな~。
阿留酎みたいな場所が近くに欲しいなぁ。
しかし、最近のフィドルは暑いと分裂するんですね(笑)
[ 2007/08/19 14:41 ] [ 編集 ]

漢なら...

>Yoshi さん

昨日はありがとうございました。
Tolka Polka 頑張ってくださいね♪

今回のような練習会は、いろんなフィドルを弾けるので楽器そのもの
の違いもいろいろ認識できるのも楽しみなんですよね。

>魔窟…こわいなぁ。

別に怖くはないですよ。愛想の良い店主が電卓握って待っておられるだけです(笑)
是非一度お立ち寄りを。
[ 2007/08/19 16:22 ] [ 編集 ]

うまい!座布団2枚!!

> kon さん

松山ではいろいろとありがとうございました。
お酒、めっちゃ美味しかったです。キャップ開けるのにちょいと苦労しましたが...^^;

>やっぱ関西はすごいですな~。

やっぱお土地柄なんでしょうか。17名も集まるということだけで凄いことですね^^;

>最近のフィドルは暑いと分裂するんですね(笑)

素晴らしい!いただきますね(爆笑)
[ 2007/08/19 16:26 ] [ 編集 ]

夏のツアーお疲れ様でした~

ホント暑い&熱い一日でしたねー(^^)v

帰ってからモハーさんの分裂フィドルを拝ませていただいてないのに気づきました!
そして、魔窟レポートにも興味シンシンなモノが。。。

神戸市兵庫区クレモナ通り製ってオキャ弾くのにピッタリですかー
しかもワタクシ神戸市兵庫区で生まれ育って30年です
これは…、きーにーなーるぅ(^^)
[ 2007/08/19 17:43 ] [ 編集 ]

名前入れてませんでした(汗)

↑のコメント、hiroです…暑さで名前入れ忘れデス
[ 2007/08/19 18:50 ] [ 編集 ]

おおきにでした♪

>名無しの権兵衛さん

hiroさんかな??
セッティングから会計まで色々とありがとうございました。
練習会もセッションも離れた場所にいらっしゃったので満足に会話も
できなかったのが残念でしたねぇ。

>神戸市兵庫区クレモナ通り製ってオキャ弾くのにピッタリですかー

絶対合います。それも少しゆっくり目がいいか、と♪
気になったら即、行動。これ基本あるね^^;

細胞分裂フィドルはまた記事をあげますね。いいですよ~♪
[ 2007/08/19 18:59 ] [ 編集 ]

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