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なたり~さんといっしょ...

この世界に憧れがあった。
古くは10年以上前に『Gael Force』の映像でLeahyAshley MacIsaac の映像を観たときに、新しくは昨年ケイリー・トレイルを観たときに(過去記事はこちら)...。

その後、この世界のスーパー・ウーマンのCDはコンプリートに近いまで揃えて、合間があればじっくり聴きこんできた。アイリッシュを弾くときもボウイングはわざとそれ向けに難しいパターンにわざわざ組み替えたりもした。


助さん格さん、もういいでしょう...(爆)


AFiddleLesson.jpgネタはこの教則DVD。ケープ・ブレトン出身の名フィドラー Natalie MacMaster のフィドル・レッスンだ。半年以上前に仕入れたこのDVD、あまりに強烈なフィドル捌きを前にして完全に鑑賞用と化していたのだが、そろそろよかろうと引っ張り出してきた次第。
散々鑑賞はしていたのでメロディは頭の中に叩き込まれているものの、何しろ装飾音やら弓使いやら、アイリッシュ・フィドルとは結構違う部分が多くて大苦戦。急遽やる気になって数時間かかってやっと1曲覚えてレッスンに向かったのが先々週のことだ。


因みにケープブレトンというのは、カナダのノバスコシア州にある島で、島の名称の由来はフランスのブルターニュ半島から来ているらしいが、19世紀前半にスコットランドから大量の移民が流入し、文化的にはスコットランドの影響が強いと聞く。
そもそもスコティッシュ音楽自体、全然詳しくないので薀蓄を述べるわけにはいかないが、アイリッシュ音楽とはまた違った魅力に溢れていることは間違いない。

昨年ケイリー・トレイルを観て以来、ケープ・ブレトンというか、スコティッシュの流れの音楽が気になり始めていろいろと探索していたのだが、アイリッシュとは似て非なる箇所が多数あるように感じてなかなか手を出せずにここまで来てしまった。
だが、件の教則DVDを鑑賞がてら眺めつつ、普通に練習しているだけでは足りないものも多少は見えていたのでその対策は実はアイリッシュを弾きながらしていた...つもりである。
例えば、ポルカなどで出てくる16分音符の箇所はスラー指定であっても全部弓を返してみるとか、意味もなくスタッカートのスラーを入れてみたり...。Gキー、Dキー中心であまり弾かないAキーの曲をどんどん弾いてみたりというのもその一連だったりする。

この教則DVDで苦手な英語を聞いていたのだが、「拍の頭はダウンボウ!スラーは極力使わない」てな言葉が耳につくのである。
実際説明しながら弾いている彼女はほとんどスラーなしで、スラーの箇所はスタッカート2音だったりする。その上にアイリッシュではあまり使わないような装飾音は満載だし...。

実際に弾いてみて...

1)装飾音はカットというより、ギターなどで使うハンマリング・オンプリング・オフに加えてトリルが多い。
2)曲調によっても違うだろうが、小節頭をガキーンと鳴らした方が気持ちがいい。
3)レガートを意識しつつ、ガツンガツンと弾いた方が雰囲気が出る
4)ダブル・ストップドローンを使って響かせる弾き方が多い
5)ストラスペイだけでなく、マーチでもホーンパイプとは逆の「タター、タター」という後ろの音符に付点がつく譜割が非常に多い。

などが非常に気になる。
切るべきところでちゃんと音を切れないとサマにならない感じがするね。

とりあえずレッスンに持ち込んだのは教則DVD冒頭にある「Headlands March」だ。
先述の通り、付点8分音符が「タータ」もあるけど、「タター」という箇所が多い。この「タター」の箇所で推進力がどんどん増していくようなリズム・パターンだ。

♪ ~ Headlands March ~ ♪

ま、いつも通りのひでえ演奏ではあるが...。

因みにこの曲のあとには「Dusky Meadow」というストラスペイが用意されているのだが、あまりにも普段使わない運指で覚えづらいので「Captain Campbell」に組み替え。実際、『A Compilation』では「Headlands」の後はこの曲だし、大森ヒデノリさんのところに譜面もあるからね。

♪ ~ Captain Campbell ~ ♪

これもひでえね...。
一応大森さんの譜面を参考にさせてもらったけど、ほとんどスラーは使わず弓を返して弾いている。

CapeBretonIslandFiddle.jpg因みにNatalie MacMaster 関連ではMel Bay から主として『Fit As A Fiddle』『A Compilation』あたりから抜粋した譜面集も出ている。
同じ譜面屋さんでもHomespun よりはしっかりと弓順なども書いてあって結構使いやすい譜面ではないか、と思う。興味ある方は是非。


最後にNatalie MacMaster の公式サイトはこちら。譜面も置いてあるのでお試しに、という方は是非。

今現在簡単に入手できそうな作品は下記の通り。

Fit As A Fiddle (1993)
A Compilation (1996)
No Boundaries (1996)
My Roots Are Showing (1998)
In My Hands (1999)
Live (2CDs) (2002)
Blueprint (2003)
Natalie & Buddy MacMaster (2005)
Yours Truly (2006)

11月にはライブDVDの発売が予定されている。
因みに過去記事に採り上げたLeahy のライブでもゲスト出演している。
(過去記事はこちら)
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[ 2007/10/02 00:19 ] Irish & Celtic | TB(0) | CM(8)

これだ!!

コレです、コレ!!

コレが弾きたかったんですよ!!
「Headlands March」か~。有難うございます^^

ちなみに公式HPの楽譜って何処にあります?
ざっと見たけど、よくわかりませんでした^^;
[ 2007/10/02 07:18 ] [ 編集 ]

ご無沙汰してます

こんにちは!

去年、磯村さんのフィドルを聴いて、アイリッシュと似ているのに、リズムも音のならび方も違うんだなー、おもしろいなあ、と感激したのを思い出しました。

先日はジプシー系超高速フィドルを聴いてきました。
まだまだ知らない音楽がたくさんたくさんあるんですねー。
[ 2007/10/02 10:59 ] [ 編集 ]

ここだよ

>せばすちゃんさん

公式HPの譜面は、Recordings / Store をクリックすると作品名の横に出てきますね。

http://www.nataliemacmaster.com/recordings/sheetmusic.htm#Natalie_&_Buddy_MacMaster

残念ながらここにはHeadlands はありませんが、The Session で引っ掛かります。Bメロがないですけど...^^;

http://www.thesession.org/tunes/display/1950

スパっと音を立ち上げる練習にもなると思うので是非是非お試しください♪
[ 2007/10/02 12:34 ] [ 編集 ]

ご無沙汰です

>reiさん

8月末の四谷が最後でしたかねぇ、お会いしたのは...。

磯村さんのフィドルはカッコいいですね。あれは一度聴いたらハマります♪
基本的にはスコットランド音楽の系列じゃないか、と思っていますが、同じリールやジグでも
アイリッシュとは結構違いがありますね。

ジプシー系も名手揃いですね。民族音楽なのになぜかジプシー系はフィドルと呼ばず、ヴァイ
オリンと呼ぶことが多いのが不思議...。

インド音楽にも胡座かいて高速フレーズを弾き倒す方とか、色々いらっしゃいますよ♪
[ 2007/10/02 12:40 ] [ 編集 ]

あ、そうですね

この前聴いたジプシー系の方も、フィドルじゃなくてバイオリンっておっしゃってますねー。
ほんとだ、何ででしょう(笑)
[ 2007/10/03 23:03 ] [ 編集 ]

答え合わせ

Dusky Meadowはコピってたんですが、Natalieさんに答え合わせして頂いたところ…

いやぁ装飾音多すぎですね。こんな色々入れてたのかぁとちょっと驚きつつ。でも、耳コピして絶対やってると思ってた変な装飾を実際やってるのがちょっと嬉しかったり。

Captain Campbellもコピってるんで今度是非やりませう。
[ 2007/10/03 23:42 ] [ 編集 ]

フィドルかヴァイオリンか...

>reiさん

ね、不思議でしょ?
ジャズもフィドルよりヴァイオリンということの方が多いですね。
ジューイッシュはフィドルっていっているかな...。
[ 2007/10/04 12:38 ] [ 編集 ]

を、さすが♪

>Ken10さん

既にDusky Meadowは習得済みでしたか!

装飾音はかなり多彩に入り組んでますね。
「Headlands」はCDの方がシンプルに聞こえます。レッスンDVDということで
意図的に装飾音を入れまくっているのかもしれませんね^^;

Captain Campbell、もっと練習しときます!
[ 2007/10/04 12:41 ] [ 編集 ]

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