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北欧 ~ Classic ~ 愛蘭土 ~ Beatles ・・・・・・

集中力も持続力もなく、面白そうなものがあればすぐにそちらに気が殺がれる私、音楽においても節操がないことにかけてはかなり無敵みたいである。結局色んなものに手を出しすぎてどれもまともに極められないわけであるが・・・。23日夜から24日終日、そんな無節操な私らしいてんこ盛りだった。

23日、仕事を終えた私はテクテクと東京駅まで辿り着き食事&酒をもとめて「おだいどこ やなぎ」さんへ。まったく予期していなかったのだが、このブログにリンクを張っている英国民謡好きのバートさんと初お目見え。お友達とご一緒だったのでまともに挨拶することもなかったが、どこかであの膨大な知識・見識を伺いたいものである。
こういう日はいろんなことが重なるもので、josan さんのニッケルハルパのお師匠さんもお店に登場された。柔らかな人格に楽しい会話、非常に楽しい時間を過ごすことができた。一度ステンマにも顔を出さないとね。

そして本当にビックリはこれ。私より先に店におられた方が持っていた楽器だ。
hardingfele.jpgHardingfeleである。
以前から興味はあって「String Sisters Live」で実際に弾いている姿も見たわけだが、まさか実物にここで遭遇するとは・・・!
他のお客さんもいらっしゃったので音を出すことは叶わなかったが、穴が開くほどじっくりと楽器を見せていただいた。

調弦はいくつか種類があるそうだが、低い方から「A - D - A - E」が基本らしい。共鳴弦は駒の足の間に5本。共鳴弦、見た感じはフィドルのE線みたいな感じだが、これもペグで調弦するらしくなかなか大変なのだとか。演奏用の4本の弦、D線のみちょっと変わった巻弦だった。2~3ミリおきにちょっと太目の線が螺旋状に巻いてある感じ。持ち主曰く、ボウイングが乱れると音が出にくく難しいらしい。
駒もボディも弦が通っている箇所はフィドルよりかなり平らだった。その分F字孔(厳密にはS字孔かな)の外側はフィドルにはない落とし込みがあって印象的(バスバーがはっきり見えるくらい)。重さはペグが9個、共鳴弦もある割りにフィドルと同等もしくは軽いくらいだ。
持ち主の方、それこそインターネットなど全く存在しない時代に入手されたらしい。その情熱にただただ感嘆である。

因みにハーディングフェーレ、こちらに欲しそうにしておられる方がいらっしゃることも一応付記しておこう(笑)



Philadelphia.jpgそして翌日24日のメインイベントはこれ。クリストフ・エッシェンバッハ指揮フィラデルフィア管弦楽団のコンサート。そしてヴァイオリンは五嶋みどりさん。年明け早々五嶋さんのヴァイオリンに魅せられたので今回再びというわけだ。
今回の公演は前半がみどりさんをフューチャーしてチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、後半がショスターコービッチの交響曲。みどりさんのヴァイオリン捌きが半分しか拝めないのは残念であるが、なかなか生で拝める機会もないしね。
オケとやっても基本やはりみどり色満載なのだが、音が込入ってくるとさすがにちょっと音が飛んでこないかな。私自身あの大編成にヴァイオリンという構成は生では初めてなのでいろいろ体験してみないとこれは論評しようもない。ただ、今回は20列目でしかもオケ相手というのに、ここ一番というところではアタックの効いた凄い音が飛んでいたのも事実。楽器と一体化したあの弾きっぷりはやはり見事だ。




実はサントリーホールの演奏会は親孝行の一環でもあった。田舎からクラシック好きのオフクロを呼び出し招待したわけである。コンサート終了後、もう梅雨かよと嘆きつつ夕食の場を考えた。別に名案があるわけでもなくオフクロが新橋に宿をとっているので、じゃぁと立ち寄ったのはIrish Times @新橋。
コンサートの感想などウダウダ喋りながら美味しいフードを二人で頂く。ゴリゴリのアイリッシュ伝統音楽ではないが、普段よりはアイリッシュ色が強いBGMが心地よい。サッカー中継目的に若者達が集まり始めた頃にお暇した。



普通ならここで終わりであるが・・・、そこに悪魔の囁きである。あのお店が4周年を迎えられたことを思い出した私はオフクロをホテルまで送ってから水道橋へ。そう、タペストリさんである。何度かお邪魔したイベントやらセッションの雰囲気もさることながら、実は呑みに行ってマスターとゆったり喋るのが楽しみなお店である。先日お邪魔したときに「近い内に70年代音楽の宴でもしたいねぇ」などと話をしていたのだが、それっきりになっていたし、というわけで立ち寄った。店に入ると流れているのはJohn Lennon の『ジョンたま』。これは危険だ・・・。無節操極まりない人間であるが、この人関連のものだけは別モノ。今の音楽生活の原点だからね。
お店にいらした先客様達はどうやら学生さんみたいなのだが、彼らの発案でビートルズ関連が流れているらしい。『ジョンたま』の後は暫しビートルズ・タイムとなる。各々の好きな曲、好きなアルバムを流しながらマスターも交えてビートルズの魅力を語り合う。やっぱりいいよねぇ、彼らの音楽。長らく忘れていた感覚も思い出しながらどっぷりとタペストリの空間に酔う。キャロル・キングの「タペストリ・ライブ」なども聴かせて頂いてからJeff Beck の『Blow By Blow』へ。ダメだ、これじゃ帰れん。というわけで深夜まで語らいつつ・・・。楽しい夜の仕上げをありがとうございました。
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[ 2008/05/25 22:41 ] Others | TB(0) | CM(8)

まいどどうも

毎度ご来店ありがとうございました。
相変わらず濃ゆい週末をお過ごしで(笑)。
うちの店も、相当濃ゆいかも知れませんが(^^ゞ。

ハーディングフェーレ、私も音色を聴きたい所でしたが、事情が許さず失礼しました。
お会いになったTさんは、月に一度は来京されていますし、その都度うちの店にもお寄りいただいていますので、またお会いする機会もあるかと思います。タイミングと女房のご機嫌が合えば(笑)、弾いてみるチャンスもありかも…。
[ 2008/05/25 23:08 ] [ 編集 ]

!!

吐血しそうなぐらい美しい楽器ですね・・・欲しいーっ!!
やー、でもやっぱりフィドルより難しいですか。うーん。

もし機会があれば、指板のメンテナンスや消耗品の調達はどうされているのか探りを入れておいていただけないでしょうか。そこが購入に踏み切れない最後の壁だったりします。
でも、日本でも弾けると分かったらそれはそれで困るかも・・・うーん(悩)
[ 2008/05/25 23:10 ] [ 編集 ]

ご馳走様でした♪

>josanさん

毎度ながら美味しい料理に美味しいお酒、そして予期せぬ素晴らしいゲスト、ありがとうございました。

思えばここ最近の週末、ほとんど予定が入っていて濃いという前に真剣に休養が必要かもと思う今日この頃ですね・・・苦笑。

ハーディングフェーレは興味深い楽器ですね。チューニングが若干違いますが、多分ニッケルハルパよりは入りやすいだろうという気はします。

>タイミングと女房のご機嫌が合えば(笑)、弾いてみるチャンスもありかも…。

ま、これはいずれチャンスもあるでしょう。お店で弾くのは私も気が引けます・・・。というか、弾いてみて気に入ってしまうともっと困ったことになってしまうわけですが・・・(笑)
[ 2008/05/25 23:30 ] [ 編集 ]

いらっしゃいませ♪

>cead さん

ふむふむ、吐血しそうですか。それは早期に治療が必要ですね。ご購入をお勧めいたします(笑)
普段サムネイルは使わないのですが、ハーディングフェーレの写真はサムネイルにしているので写真をクリックすればもう少し見やすいと思います。携帯で撮ったので画質は悪いですが・・・。本当に美しい楽器でしたよ♪

>でもやっぱりフィドルより難しいですか。うーん。

楽器は何でも難しいです。
勿論フィドルより難しい側面もあるでしょうが、感覚的にはフィドルが弾けるなら何とかなるのではないかと思います。D線はあきらかに難しそうでしたが他の弦は普通のフィドルとほとんど変わらないのではないか、と思いました。あと、駒のアーチがフィドルと比べて少ないので、楽器そのものが重音弾きを意識した楽器である可能性はあります。この辺はあの楽器が使われる音楽そのものをもっと勉強しないと私もわかりません。

>指板のメンテナンスや消耗品の調達はどうされているのか探りを入れておいていただけないでしょうか。

了解しました、と言いつつ、これが一番危険なのではないか、と。私自身こういった日常的な質問をするのが一番怖いです・・・苦笑。だって

>日本でも弾けると分かったらそれはそれで困るかも

現実に日本で弾いておられる方に出くわしちゃったわけですからね(笑)
[ 2008/05/25 23:41 ] [ 編集 ]

ずるいですよモハーさん、他人事みたいに書かれてましたが、ご自身も欲しいんじゃないですか(笑)

資料ベースで調べられることはけっこう調べましたよ。
モハーさんが駒の形状から推測されたとおり、ハーディングフェーレは基本的に単音は出さないのだそうです。それで曲によってチューニングを変えるし、地方によってもチューニングのスタイルが違うというややこしいことになっているとか。

いくらなんでもそんなややこしいことはできないので、「もし」購入しちゃっても、私はフィドルと同じ弾き方をするつもりですけど。チューニングもGDAE固定で。

実は某K楽器さんに「手ごろなのがあったらよろしく」と買い付けを依頼してあります。わずかながら商品として扱った実績があるということだったので。2年ぐらい待ったら手元にくるかも?
[ 2008/05/26 13:07 ] [ 編集 ]

バレたか・・・^^;

>cead さん

こういう手のものは片っ端から欲しくなってしまう危険な性格の主なので、誰かが買ったものを少し弾かせてもらうのが一番助かるんですよね(笑)
しかし、ceadさん、伝統曲の調査もそうですが、こういう調べモノは実に丁寧にリサーチされてますねぇ。素晴らしいです♪

多分私も手許にくるようなことがあれば、フィドルと同じチューニングにするでしょうね。駒も少しアーチをつけたくなるのでは、と思います。
後は共鳴弦のチューニングでしょうね。E線並の弦だとすればペグでのチューニングは安定するまでなかなか大変かもしれません。

入手されたら是非弾かせてくださいねぇ・・・コラっ(笑)
[ 2008/05/26 18:04 ] [ 編集 ]

こちらで紹介されてから、ものすごい勢いでアクセスカウンタが回ってびっくりしました(汗)

ところで、ここから流れ込んだらしきアレな方々がコメント欄で大暴れしているのですが、いっちょモハーさんから購入宣言を出していただいて収束させてもらえません? ついでに関西にお越しの際には私にも弾かせてください(笑)
[ 2008/05/30 23:40 ] [ 編集 ]

共同募金か馬頭観音

>cead さん

>ものすごい勢いでアクセスカウンタが回ってびっくりしました

ははは~♪
ハーディングフェーレ、潜在需要が結構あるのかもしれませんねぇ(笑)。いっそのことご自身で買い付けに行かれたらどうでしょう(爆)

ceadさんとこで大暴れしてる「あれ」な方々、共同募金なんて絶対しそうにないですよね・・・(爆)。この記事が「あれ」な騒ぎの原因を作ってしまったようですが、残念ながら私も馬頭観音が微笑むか共同募金でもなければ購入宣言はできません・・・苦笑。
[ 2008/05/31 00:04 ] [ 編集 ]

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