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トホホな4歳牡馬

どうも今年は競馬に今ひとつ魅力を感じない。あまり当っていないからというのもあるが、どうもメンツを見て「ん・・・???」な感じのレースが多いのである。

例えば先週の菊花賞、9頭中8頭出走できるという抽選は1600万下の条件馬たち。約半数が条件馬、皐月賞馬もいなければダービー馬もおらず、主力のトライアルである神戸新聞杯の上位2頭もいない、重賞勝ち馬は4頭・・・、果たしてこれはG1なのか、というわだかまりがあった。

で、今度の日曜の天皇賞(秋)なんだが、これがまた冴えない。今年のダービー馬が出走するとか、牝馬最強世代と言われる4歳牝馬の代表格であるダイワスカーレットとウオッカの揃い踏みなど話題はあって結構賑やかではあるのだが・・・。

諸悪の根源は4歳牡馬の情けなさである。牝馬にダービーを持っていかれた時点で「こいつら、ホント弱ぇなぁ」と思ったもので、一応ダービー2着だったアサクサキングスが菊花賞を制したことで最優秀3歳牡馬は彼のものとなったものの、私は「該当馬ナシ」でよいのではないか、と感じていた。皐月賞にダイワスカーレットなりウオッカが出ていれば勝っていたのではないか、と今でも私は思っている(笑)

その後もトホホな4歳牡馬は期待を裏切ることなく情けなさ振りを発揮している。天皇賞(春)こそアサクサキングスが3着に入ってどうにか面目を保ったものの1・2着とは0.4秒差の完敗、大体休み明け初戦で牝馬のダイワスカーレットになす術なく完敗しているのだから、所詮お門が知れているというものである。菊花賞を買ったオウケンブルースリもそうだが、今年の夏競馬、弱いといわれていた3歳勢が条件戦では結構勝ちあがっているのも現4歳世代が弱いことと無関係ではないハズだ。
(因みに昨年の皐月賞1~3着馬、ダービー2~3着馬、菊花賞1~3着馬で合計7頭の牡馬達、2008年の成績は、1着:2回、2着:2回、3着:3回、着外:11回。重賞に至ってはわずか1勝である。片や牝馬の方は、ヴィクトリアマイルでウオッカを破ったエイジアンウインズやら今秋スプリンターズステークスを制したスリープレスナイトなど、ますます隆盛であまりにも対照的だ。)

そこへきて、5歳以上の馬にも決め手がない。天皇賞(春)馬は故障で引退、宝塚記念馬もケガで復帰遅れ、両レースの2着馬であり昨年の天皇賞(秋)を制したメイショウサムソンも回避した。

天皇賞(秋)は元来3歳馬や牝馬が通用しにくいレースなのだが、4歳以上の牡馬がこの体たらくならじゅうぶん勝負になるだろう、というヨミは安易なようで安易ではない。上記の事情を踏まえれば自然にこういう結論に近付いていく。三冠馬が出てくるときもそうだが、周囲が異常に弱くて話題になる本人達が水準以上の力を持っているとき、過去の通例が通用しないレースになりやすいのである。

例えば過去の天皇賞・秋を振り返ると牝馬では近年エアグルーヴとヘブンリーロマンスが制している。
前者は調教でも僚馬の牡馬ロイヤルタッチを毎度煽るくらい走る、所謂能力の高い馬だった。で、彼女が勝った天皇賞、実は2着になったバブルガムフェロー以外大した馬は出ていない。ジョッキーもバブルを徹底的にマークしとけば後は目じゃない、というレースをしていた。後者は近年のスピード競馬ではあり得ないくらいのスローペースな競馬、大半の馬が上がり3ハロン33秒を切るタイムで走ってくるという、何でもありの競馬だった。基本的には条件が揃わないと厳しいというのが私の持論である。


ある意味牝馬なり3歳馬なりが勝つ条件が揃っているわけだが、「じゃあ、普段はあり得ないハズの牝馬2頭+3歳で決まるのか」と問われると・・・、如何なものか、というのもある。ダイワスカーレットは4月以来の競馬で息が保つかどうかは正直やってみないとわからない。府中の長い直線も初めてだ。ウオッカは前走で逃げる競馬をやってみせて道中の位置取りにとらわれないでも大丈夫という感触を得た点が強味と捉えられているが、そもそもマイラー要素が強い馬であり、この選択肢の広がりが必ずしもよいとはいえない気もする。両馬にとって、ダイワはマイペースの逃げ、ウオッカは後方からの差しというこれまでの定番が崩れる可能性がある以上、展開に乱れが起きる可能性は否定できない。
そして何より、「これなら絶対牝馬も3歳馬も来るよね」と条件が揃いすぎていることが一番不安だ。『麻雀放浪記』で出目徳が言っていたセリフをここで思い出す。

ばくち打ちが油断したら終わりだ


まだ全然買い目は決めていないけど、穴ならサクラメガワンダーあたりが面白そう。枠順次第だが内目の枠を引いてきたら案外馬券になるかも。府中の2000mはトリッキーなコースだから大外をダイワが引いたりしたら紛れる要素は存分にあるレースである。

いずれにせよ、漢よ、しっかりせぇ!

TnnnousyoAki_2008.jpg結局過去のデータからはあまり有利とはいえない牝馬と3歳馬で決まった天皇賞(秋)。
15分にも及ぼうかという写真判定の際どい勝負で結果はウオッカが2cm差で勝った。私は遠征中、観光地のテレビで写真判定中にVTRを見た。手に汗握る壮絶な叩き合い、従来のレコードを0.8秒も上回る1分57秒2の走破タイム、間違いなく今年のベストレースであろう。
そしてこのレースでは実に珍しい1番人気→2番人気→3番人気での決着。2強は並び立たず、3強は並び立つの好例であった。
この記事の本編で書いた通りトホホな4歳牡馬は8着のアサクサキングスが最先着で以下、10着、ブービー、最下位。ウオッカとダイワスカーレットのレベルが最早牝馬の枠に留まらない実力であることは事実だが、現4歳牡馬が弱すぎることも紛れもない事実だ。

遠征から戻ってレースを再度チェックしたが、このレースで最も株を上げたのは2着に敗れたダイワスカーレットではないか、と思う。向こう正面の中ほどまではかかり気味で力んでいたし、3角あたりからはウオッカの僚馬トーセンキャプテンに絡まれていた。7ヶ月の休み明けでもあり、逃げる馬としては相当厳しいレースだったのは明らか。
昨年G1を3勝に有馬記念2着と見事な成績だった名牝だが、スローペースの逃げ+上がり3ハロンを33秒台でまとめて後続馬を抑えこむというレース振りは鞍上のアンカツが追い出すタイミングの妙を見ているだけで実に観戦者としては毎度お決まりの面白くないレースが多い馬、というのが私の個人的な感想だった。後から突っつく馬が多数いたら案外脆いのではないかと思っていた。

今回馬券を買うにあたり、今年の4歳以上牡馬にはほとんど触手が動かず頭ウオッカ、2着-3着にダイワスカーレットとディープスカイを指名して遠征旅費を賄えたわけだが、通常ならダイワスカーレットは買わないというのが私のパターンである。にも関わらず馬券検討にあたりどうしても捨て切れなかった理由は4月の産経大阪杯にある。アンカツは明らかにこのレースでもう一段上のレベルをこの馬に求めたハズだ。スローで流さず平均ペースでレースを引っ張り最後の直線での二枚腰で牡馬達の追撃を完封したレース振りは昨年とは雲泥の差の迫力があり、イマイチ成績が不安定だった兄ダイワメジャーが本格化するキッカケとなったレース運びでもある。こういうレースが出来る馬は展開に左右されにくいし自分で競馬を作れるから頭に指名するかどうかは別として馬券の軸に据えやすい。昨年の段階でもじゅうぶん強かったが、今回の天皇賞を見てこれはホンモノだと私は思った。

勝ったウオッカ陣営にはほんとお疲れ様でしたと言いたいですな。レース後の武豊の安堵した表情、調教師の「今回負けたら次はないと思っていた」という発言にすべてが収斂されている。狙った作戦なのか、たまたまそうなっただけなのかは分からないが同厩舎のトーセンキャプテンがダイワスカーレットに絡んだし、相手は7ヶ月の休養明け、ここで負けたらいくらダービー馬の称号があるとはいえダイワスカーレットには叶わなかった馬、という評価で終わってしまうことは明白であり相当なプレッシャーがあったハズだ。14番という府中2000mでは決して有利ではない枠をスムーズなゲートから絶妙の位置取りで誘導したジョッキーの腕は見事だし、写真判定のスリット写真を見ると武豊の前傾姿勢も見事、あれで2cmを稼いだハズ。激闘終わった後の最終レースも1着で締めるあたり、さすがは超一流のジョッキーだね。

武豊はリーディング争いこそほぼ独走態勢だが、重賞での成績は不振で相当苦しんでいる年のハズだ。彼が乗るというだけで人気になってしまうという実力・人気ともにトップのジョッキーにとって穏やかならぬ心境であったことは間違いない。今回はウオッカに跨って一度も勝っていないというプレッシャーもあったことだろう。(ただ、これに関しては間違いなく運がない。ドバイでの負けは相手が強かっただけだし、ヴィクトリアマイルは馬体重大幅減が示す通り体調不十分、毎日王冠は試しに自分でレースを作ってみた結果である。安田記念で他馬との関係から騎乗できなかったのは可哀想でもあった)
翌日のJBCクラシックをヴァーミリアンで制したように、ちょっと呪縛を解かれたのではないか、と私は見ている。地方競馬から移籍してきたアンカツ・岩田・内田のトリオに三浦皇成という大型新人の登場など、今の中央競馬はジョッキー中心で見ると戦国時代となってきてなかなか面白い。そんな熾烈な争いを引っ張るリーディング・ジョッキーであり続けてもらいたいものだ。

ウオッカの次走はJC、ダイワスカーレットはJCをパスして有馬記念というのが予定のようだ。この2頭が揃って出走する国内レースはひょっとするとこの天皇賞・秋が最後かもしれない。走る能力そのものは多分互角、レースのやり方の違いの分、まだダイワスカーレットに分があるように思うが、できれば有利不利のないコースで雌雄を決してもらいたい気はする。府中の2000mはやっぱりチャンピオン・コースと呼ぶにはトリッキー過ぎる・・・。
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[ 2008/10/29 23:13 ] 競馬日誌 | TB(0) | CM(2)

強気でGO!

ふふふ、ガッツリ儲けてアコハモさんに貢いでください。
おこぼれ期待しておりますよ!!
[ 2008/10/30 01:16 ] [ 編集 ]

気負わずに・・・

>ケメ子さん

基本的には流れをバクチ運の重視しているので気負わずにやりますよ(笑)

おこぼれ・・・、それは当たってからですよ、当たってから・・・苦笑
[ 2008/10/30 07:30 ] [ 編集 ]

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