何のことはない、結局例の怠け癖で書くタイミングを完全に失ってしまった。遠征にセッションが続いた今月初め、合間を縫うように11月4日はサントリーホールで庄司紗矢香(vln)を、11月9日は渋谷クアトロへFiddlers' Bid を楽しんできた。今更なので詳しく書かないが、前者については期待以上、後者も期待を裏切らないデキで非常に美味しいコンサート及びライブだった。
で、代わりにというわけではないけれど、昨日23日に面白いライブがあったのでそれのご報告。

所狭しと居並ぶ風変わりな楽器達の数々。実に怪しげな雰囲気タップリであるが、これが本日の目的のグループ、
Homunculus(ホムンクルス)である。公式ホームページは
こちらだが、
You Tubeとか、或いはmixiにいらっしゃるならコミュもあるので、そちらの方が雰囲気を体験したり情報収集には便利かもしれない。
(ホムンクルスの意味は
Wikipediaがいいかな。)
平たく言ってしまえば古楽器やら民族楽器を使って中世・ルネサンスの曲やそういったものからインスパイアされたオリジナル曲を演奏するグループである。何といっても売りは上の写真に見られるハーディガーディ(Hurdy Gurdy)がデュオで聴けるというところだ。一台あっても目立つこの楽器、ハンドルを回して音を出す擦弦楽器でありながら鍵盤があり、旋律弦以外にドローン弦があるなど、とにかく不思議な楽器である。(詳しくはとりあえずやはり
Wikipediaに譲る)
このグループの存在を最初に教えてくれたのは六本木や上野のセッションでいつもお世話になっているMike さんだった。その後、牧野さんは何度かWarrior Celt に顔を出されていて、先日のセッション時にお龍さん(5弦フィドル)絡みで懇意となりライブ情報をいただいたのだった。
例えばSteve Hillage の『L』に入っていた楽曲名「ハーディ・ガーディ・マン」(元はドノヴァンかな)、「ハーディ・ガーディ・グリッサンド」等で名前こそ聞いたことがあったものの、実際に初めて見聞きしたのは、10年ほど前の「題名のない音楽会」が多分最初。記憶が曖昧だがヴィエリスティック・オーケストラだったのだと思う。関心ある方はこの名前で検索すればDVDに当たるハズだ。色んな音域のハーディガーディの合奏風景は何しろみんなハンドルを回しているワケで、卒倒しそうになったことを今でも覚えている(笑)
さて、ライブは演目解説並びに適宜入る楽器解説も楽しみつつ、彼らが創り出す独特の世界を堪能したワケだが、次から次へと怪しげな楽器が・・・笑

バクパイプにニッケルハルパ、ダルシマーみたいな楽器など次から次へと出てくる。こうなると音楽の素晴らしさを楽しむというだけでなく、オモチャ箱を覗いているような、或いは万華鏡を覗いているかのような不思議な感覚だ。牧野さんの歌声も力強くて幻想的な雰囲気に一本筋を通している感じ。う~ん、これはなかなかハマる。しかも聞くところによると、ライブ会場によっては
メロトロンまで出てくるらしい(驚)。タイミングがあえばまた覗いてみたいものだ。
因みに年内、わかっているだけで
11/30(日):神田Maltan(19:00~)
12/13(土):シーマス・オハラ@中目黒(20:00~)
12/20(土):ティンタジェル@目白(18:00~22:00)
で出演だそうです(いずれもNo Charge、但し要オーダー)。23日の会場だったProgbar@銀座並びにシーマス・オハラでは今後定期的に出演の予定があるそうです。
中世音楽に興味がある方、好きな音楽のルーツ探しをしておられる方、とにかく色んな楽器を実際に見聞きしたい方などはピッタリはまると思うので是非一度どうぞ。
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11/22はお疲れ様でした。 ウイスキーボトル約1本を約2人で飲んじゃうのはきついですね。 貴殿と久しぶりの再会にメンバー全員喜んでおりました。 またお会いできることを切にお願い申し上げます。 仕事今日で2日目、昔の部所と違うのでちょっと惑っております。 人も大分入れ替わったし。 でもがんばるのです。
渡辺
いらしていただき、本当にありがとうございました。
怪しげな楽器ですが、なかなか可愛い奴らです。
以前は私はシンセに狂って、10台以上のシンセを持ってましたが、今や生楽器に移行してしまいました。
これらの楽器はシンセを越えています。
そして時代も超えています。
これからもよろしくお願いします!
>KAZZ さん
久し振りに酒を飲み交わせた楽しい一夜でした。
こちらこそ、ヘルス・センターズの面々及び追っかけさん達と久し振りの再会で嬉しゅうございましたよ♪
結果的によい職場が見つかったようですし、慣らし運転しながら頑張ってくださいね。また再会できる日を楽しみにしています。余裕が出来たらまた競馬もやろうね。
>牧野・ムスタファ・克彦さん
23日のライブ、ほんとに素晴らしかったです。観にいけてよかった。今日、六本木のセッションでMike さんも「観に行ったかい?よかっただろう」と我がことの様な喜びようでした。
>怪しげな楽器ですが、なかなか可愛い奴らです。
当ブログにおいては「怪しげな」というのは褒め言葉並びに憧れを意味しております(笑)
二台のハーディガーディが同調したりハモったり、という変幻自在な組み合わせは二人で作っているとは思えない広がりがあって気持ちよかったです。今後も常に驚きがあるようなライブを楽しみにしています。あ、今度は是非ハーディガーディも触らせてください♪
GX200、楽しいです。なかなか可愛いヤツですね(笑)
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