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ギター殺人者の凱旋

KokusaiForum_20090207.jpg2月7日16時半頃、私はこんなところにいた。場所は有楽町駅と東京駅の間、国際フォーラムである。久しくここへ来る用事がなく、多分記憶が正しければリバーダンスの来日公演以来ではないか、と。
あの当時のリバーダンスはバンドもフルメンバーで凄い迫力だったなぁ・・・。
17時開演にあわせて余裕のつもりだったのだが、今回の座席は2階席。国際フォーラムのAホールでしかも2階席、イヤな予感はしていたが想像以上だった。ほんと二階席でも一番後ろから数えることができるくらい後ろだ。これは絶対二階席ではない。10階席くらいのイメージだ。


今回のブログの記事タイトルを見てすぐにピンと来た方、相当古くからのファンですね。一時期日本のレコード業界はやたらと大仰な邦題をつけたがる傾向があり、意味不明なものが結構あるが、これもそのひとつ。名盤『Blow By Blow』につけられた副題である。
JeffBeck.jpg

そう、本日のお題はこの方、Jeff Beck の来日公演だ。
私がまだハードロックのギター少年だった頃でも既に「5年前のJeff Beck の写真を今の写真だよと言ってもまずバレない」というくらい良くも悪くも変わり映えしないことでユーメイな方なんだが、今回コンサートプログラムで見て、このスタイル維持能力の高さには改めて舌を巻いた。齢65を迎えようとする人物の姿とは思えないねぇ。

彼の音楽、ギタースタイルが大好きだったのは高校生から大学生の時期がピーク、多感な二十歳前後の頃に来日してくれて大阪フェスティバルホールの後ろの方の席で、そのギター捌きの華麗さに熱中したものである。因みに今でもエレキギターが最も絵になるギタリストだと信じて疑わない。(邦人ではChar がそのタイプだ)
ここ数年はご無沙汰していたのだが、何年か前に兄がJeff Beck のその当時のライブ映像を見せてくれたことがあり、老いてますます盛んというか、一層表現力に磨きがかかり技術レベルもまた進化するその姿に感動したことを思い出している矢先に今回の来日公演情報が飛び込んできたワケだ。

ほぼ定刻通りに開始されたライブ、MCどころか「Thank You」の一言もなくひたすら演奏が続くいかにも彼らしいステージ運びだった。一応MC用のマイクが一本だけ立っていたのだが、使ったのは本編ラストの「A Day In The Life」が終わった後に「Thank you」とともにしたメンバー紹介でのみ使用。潔いよなぁ。

Jeff Beck を盛り立てるメンバーは
Keyboards:Jason Rebello
Drums :Vinnie Colaiuta
Bass :Tal Wilkenfeld

の精鋭。どの方も初生体験だが、特に嬉しかったのはVinnie Colauta、Zappa Band でも叩いていた名手。珍しい女性ベーシストTal Wilkenfeld は何と1986年生まれ。オイオイ、凄いのが世の中には居ますなぁ。@嬢と同い年かな。

演目もこのメンバーによるライブ盤『Live At Ronnie Scotts Club』が中心で「Scattrbrain」がなかったのが残念なかわりに「Blue Wind」をやってくれた嬉しさもあったりで、アンコール含めて約90分のライブパフォーマンスは、たとえ後ろから数えた方が早いようなアリンコみたいな大きさでしか拝めない座席であっても御大の魅力を余すところなく伝えてくれる素晴らしいものだった。歌モノが一曲もないとは思えないようなギターの表現力は感動モノであり、ことに本編最後の「A Day In The Life」に至っては、Beatlesのバージョンに勝るとも劣らない見事な出来栄えで涙が出そうになった。
超絶技巧で「どうや、参ったか!」みたいな演奏も痛快でよいものだが、Jeff Beck の持つ妖艶な表現力は最早ロック、ジャズ、民族音楽などの枠組みをすべて受け入れて自分の音楽に昇華しているようで次元が全然違う感じだねぇ。いやぁ納得納得の美味しいライブでございました。



Tapestry_1_20090207.jpg

ライブ後の余韻は水道橋のTapestry さんで。店名の由来がCarol King の名盤『Tapestry』というこのお店、BGMも'70年代の匂いが色濃い素敵なお店であり、こういうライブの余韻に浸るには最適なお店である。
LAPHROAIG、ARDBEG といったISLAY MALT の美味しいウィスキーをいただきつつ、マスターと色んな話で興奮を徐々に冷まして家路につきました。マスター、ありがとうございました。
11日は一階席でもう少し大きくJeff Beck を拝めると思うので楽しみでございます。
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[ 2009/02/08 18:41 ] Concert | TB(0) | CM(4)

ありがとうございました。

>歌モノが一曲もないとは思えないようなギターの表現力は感動モノ
まさに彼の場合、ギターがしゃべっているんですよね!

ジェフのライブ後の店としてお選びいただき、またきれいな写真を撮っていただいて…ありがとうございます。千葉の鴨川でChar(金子マリetc)のライブ観て、未だジェフを拝んでいない僕(笑)
[ 2009/02/09 02:39 ] [ 編集 ]

こちらこそ♪

>タペマスターさん

すっかり寛いだアフタ-アワーズでした。ありがとうございました。

Jeff Beck って、出せない音がないというか、こちらの予想外の音が予想しないタイミングで出てくるんですよね。

>千葉の鴨川でChar(金子マリetc)のライブ観て、未だジェフを拝んでいない僕(笑)

Char は暫く観ていないんですよねぇ、私。金困り、もとい金子マリに至っては生で拝んだことがないんですよねぇ・・・苦笑
[ 2009/02/09 07:28 ] [ 編集 ]

明日会うかな

こちらも明日は1階席20数列めだが。。。
現地で会えたらよろしく。
マクラフリンは5列目。こちらの神もすごかった。

 金子マリさん、確かによくとおる凄い声の持ち主。
ルックスも凄い(笑)
[ 2009/02/11 00:26 ] [ 編集 ]

いらっしゃいませ

>Dさん

どこぞでお見かけしたような・・・笑
枕不倫もよかったようですな。出張があって行けず残念ある。

>1階席20数列めだが。。。

こっちは30数列目あるね・・・。今日会場の席地図みたあるが一階とはいえ後ろから数えた方が数段早いある。でもいいんじゃ、Jeff Beck は・・・。いたずらに近い場所だとあの演奏の素晴らしさが目線に追われて消えるかもしれんからねぇ。

金子マリさん、「ルックスも凄い」にバカ受けしたある。でも・・・、えぇヴォーカルよねぇ。あの存在感はたまらん。

そ、そ、尼の職場に貴殿が好みそうな音楽趣味の人間あるある。今日日、「Curved Air のライブに行った」とひとこと言うだけで異様に反応してくれる人間が間近にいるというのもなかなか面白いものあるね♪。合併も悪くないものある(爆)

ま、それはさておき明日も楽しみぢゃ♪
[ 2009/02/11 00:39 ] [ 編集 ]

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