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ポジション移動を考える・・・

先日14日はフィドルのレッスンであった。今月はJeff Beck 御大のライブがあったこともあって、変則的で14日と21日のレッスン予定である。

今回、レッスンにあたってようやく、というかボチボチやってみたいと準備していたのは「Jerusalem Ridge」。熊さんあたりは大の得意分野であるブルーグラスの世界、その開祖Bill Monroe の名曲であるが、これをアイリッシュ・フィドルの重鎮の一人Kevin Burke が素敵なセットで登場させているのだった。(「Jerusalem Ridge」というのは、Bill Monroe が住んでいた近所の地名らしい)

例によってこの曲も難所が用意されている。Kevin Burke の演奏にあるところのCパートがそれだ。フィドラーには厳しいハイCがスタンバイしているのである。因みにこのパートはハイCだけでなく、伸ばし気味の音が多いからリズム・キープも結構難しい。

で、最初は極力ポジション・チェンジをしたくないから、ハイCが出てくるところを2ポジションで設定したみたのだが、レッスンで暫し「あぁでもない、こうでもない」とやっていて珍しく師匠からダメ出しを喰らった。

以下出てくる譜面の上部にある文字列は一文字目が使う線、二文字目が使う指番号を表している。
例えばGを「E2」なら、1ポジションで2の指でE線を押さえる、Gを「E1」ならポジション移動して2ポジションで1の指でE線を押さえる、といった具合である。
(画像はサムネイルにしているので、クリックしていただければ見るに耐える大きさになるか、と。)

JerusalemRidge_C_2Posi.jpgこれがレッスン前に考えてみた2ポジでの処理例。
フィドルの2ポジションは実は音がとても取り辛いという厄介な問題があるのだが、この運指ならあまりポジションを替えることなくキリのよいところまで弾けると考えて自分でやってみた例である。


師曰く、「2ポジはガイドを取り辛く音そのものを覚えないといけないので、こういうセッション系で弾くような曲の場合避けることの方が多いです。音的にも物理的にも押さえる場所のガイドを得やすい1ポジと3ポジをウロウロする方が実用的なんですよ」、とのこと。
私のレッスンにしては珍しく、一曲集中型のご指導が続いたレッスンだったのだが、帰宅後色々試してみて師匠の推奨パターンだとKevin Burke の雰囲気に近付けにくい印象もあったので再度練り直したのが下記。これでもまだかなり難所が多くて要再考なのだが・・・。

JerusalemRidge_C.jpg極力整理した心算なんだが、まだ落ち着かないポジション案がこれ。
師匠の推奨は一小節目から3ポジに移行して、3ポジE線では処理しづらいGはシャープ気味に人差し指だけをずらせて、であったがこれはKevin Burke の音源と著しく異なる雰囲気になるので変更した。ただ、ここにある譜例のように2小節目でポジション移動して弾くのはかなり難しい。後、これは師匠の指示通りのハズなんだが、4小節目の2音目のCでポジション移動もかなり厳しい。
師曰く「ポジション移動の際に弓順を替えるとか、工夫はいりますよ~」と。4小節目の場合、1ポジ2指でGを弾いて次のCとの間で弓を切り返すと比較的やりやすくなる。同様に5小節目は最初のE-A-G-Aを1ポジで弾いてから弓を返し次のA-Bを3ポジで弾いて、次の小節に登場するハイCに備える、といった具合だ。

ぬぬぅ、これは時間が掛かるぞ・・・。


時間が掛かるついでに、新たにハイEが出る曲のご紹介も・・・。(これもサムネイルにしているので、クリックすれば見るに耐える大きさになるか、と。)

Hurricane.jpgAly Bain、Natalie MacMaster の他、Jenna Reid なども採り上げているJames Scott Skinner によるスコティッシュ・リールの曲「The Hurricane」。これも難曲だ。師匠と本当にユックリしたテンポで何度か浚ったが、全然手応えがないという困った曲だ。チャレンジャーな方は是非どうぞ・・・笑




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[ 2009/02/16 23:41 ] Fiddle | TB(0) | CM(8)

Jerusalem Ridgeは挑戦してみたい曲の1つだったので
ポジ移動、すごく参考になります。

Blackberry Blossom、ありがとうございました。
まずはこれとSt.Ann'sのセットが弾けるようになれば
Jerusalem Ridgeにチャレンジしたいと思います。
[ 2009/02/17 10:15 ] [ 編集 ]

Hurricane…

相変わらずチャレンジャーですね(笑)。がんばってください!

この曲はとくにナタリー・マクマスターでたまげましたー。どーやったらあんな三連符弾けるんだろ。。。
アシュレイ・マクアイザック(”Fiddle Music 101”)のバージョンあたりが珍しく比較的穏やかだったよーな気が…。

私もよく考えてみたら移動で使うのはたぶんいつも3ポジでした。3ポジでまかなえないハイEは鬼門…。
[ 2009/02/17 10:48 ] [ 編集 ]

Jerusalem Ridge

>194さん

こちらではご無沙汰です。お役に立てたようで何よりです。
久しくBlackberry Blossom は弾いていない上に、実はフィドルでは弾けない私・・・苦笑。練習しておきますね。
確か、Eileen Ivers が『Flesh Takes』でホーンパイプ風に弾いていて、あれもなかなかよかったです。

Jerusalem Ridge はかなり手強そうですが、暫し頑張ってみます。
[ 2009/02/17 12:51 ] [ 編集 ]

Natalie の超絶はりけ~ん

>komeg さん

チャレンジャーではありますが、完成するまでモチベーションが続かないことも多々ある軟弱モノにつき・・・苦笑

昨日就寝前にNatalie MacMaster の『Live In Cape Breton』(冒頭のセットに入っとります)を観ながら確認していたのですが、肝心なところでバグパイプが映っていたり背後からだったりでちゃんと拝むことはできませんでした。何にしてもあの3連符の嵐は凄いインパクトですよねぇ。一応師匠とも話はして、3連符バージョンも視野には入れています。

>私もよく考えてみたら移動で使うのはたぶんいつも3ポジでした。

2ポジって、適当なガイドが得辛いから咄嗟に弾くには適さない、ということなんですかねぇ。

Contradiction もそーですが、こういう譜例のハイEは3ポジのまま、小指だけ目一杯伸ばして弾く(ハーモニックスでも可)というのがある種お作法のようですよ、我が師によると。
[ 2009/02/17 13:06 ] [ 編集 ]

1stで・・・

1stポジションで高いCを小指で弾くと便利

意外と簡単ですよ

[ 2009/02/22 20:38 ] [ 編集 ]

小指でC

>Northfield さん

どうもです。

>1stポジションで高いCを小指で弾くと便利

えぇ、一応この手も知ってます(笑)。マンドリンではよく使いますしね。Martin Hayes も昨年のライブで使ってましたね。

ただ、何というのかなぁ、今はあまり使いたくないなぁ、と。現実的にKevin Burke のフレーズを聴いているとちょいと使いにくそうなんですよ、今回・・・。でも、この手も練習しとかないと、ね。

アドバイス、ありがとうございました。
[ 2009/02/23 00:05 ] [ 編集 ]

この曲は難しいですね

この曲はテンポがまず難しい。走り気味になりますし、走ると落ち着かない演奏になります。
問題のCパートは、私は、1~2小節は3ポジション、3~4小節は第2ポジション、5~6小節は3ポジション、7小節からファーストポジションに戻ります。
全部第2ポジションでやる人もいます。
難しい曲ですね。
[ 2009/02/23 17:58 ] [ 編集 ]

やっぱり・・・?

>熊さん

体調はいかがですか?

やっぱりJerusalem Ridge は難しいですねぇ。萎えそうになってますよ・・・苦笑

冗談はさておき、アドバイスありがとうございました。
やっぱり人それぞれなんですねぇ。私なりのポジション取りをまた考えてみたいと思います。

是非、セッションでお会いしたときにでも聴かせて下さいませ♪
[ 2009/02/23 21:28 ] [ 編集 ]

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