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5cm F2の世界

何度も書いているようにGXR Mount A-12にライカのレンズを載せると焦点距離は1.5倍になる。35mm換算で50mmの焦点距離は標準レンズとも呼ばれオールドレンズの中で数も種類も一番豊富なサイズであるが、GXRに搭載すると75mm相当になってしまうのがフレーミングする上で悩ましいところという印象を最初は持っていた。もうひとつ、古いライカのレンズは最短撮影距離が1mというものが多くて、クローズアップレンズを使わないと目一杯寄れないというのも少し不便だと思っていた(これは今でも思う・・・)。
ところが慣れてくるとそれなりにこのサイズもどうにかなるなという感触を得始めた。休みの日に近所の中国庭園に散歩がてら出かけていって、ひとつのレンズでいろんな被写体を撮るという遊びをしている間に徐々に慣れてきたという感じで、最初期に入手したElmar5cmF3.5やSummar5cmF2がしっかりしたレンズだったという点も大きかったと思う。

因みにライカレンズの命名は、元々テッサータイプはElmar、プラナー型はSummaronのようにレンズ構成によって決められていたようだが、今の体系はF値で大体決まっているようだ。

F1~F1.2:Noctilux
F1.4:Summilux
F1.5:Summarit
F2:Summicron
F2.8:Elmarit
上記より暗いレンズ:Elmar

といった具合である。
いかに可処分所得があろうとも、Noctiluxは論外だし、Summiluxもまず手が出ない値段だ。最新型ともなればSummicronやElmarit、Elmarも購買意欲を大いに殺ぐお値段である。ましてこれらの広角レンズとなると正直な話、値札すら見ようという気が起きない。やはり50mmのオールドレンズを自分の懐具合と相談しながらいろいろ試し食いする、というのがオトナの遊びとして手頃なところだと思う。

Summicron-C40mmF2を入手して名玉Summicronの虜になった私には「出始めのSummicronって、どんな感じよ?」という好奇心が芽生えていた。それと同時にF2の世界はSummar→Summitarという進化の過程を経てSummicronに到達するという歴史があり、「ボケ玉」の異名があるSummarからライカの代表的レンズSummicronへの変遷に興味を持った。
そんなときにタイミングよく手を出せそうなブツが市場に出てくるというのは、一体どういうめぐり合わせなのだろうか・・・笑。

50mmF2_1.jpg
50mmF2_2.jpg

左からSummar(1937年)、Summitar(1939年)、Summicron(1954年)。
沈胴式+5cm+F2のレンズ、揃い踏みだ・・・呆

こうして並べてみるとSummicronって凄い存在感だな。ドシっと構えている感じがする(実際、結構重たいし・・・笑)。

続く・・・。
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[ 2012/03/06 23:31 ] Camera | TB(0) | CM(0)

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