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5cm F2 の世界(2) Summitar 5cm F2

Summitar5cmF2 No.505462
Summitar.jpg


SummitarはSummarの後継レンズで1939年発売開始。私が入手したものはシリアルナンバーから発売開始年である1939年のものと推定される。1955年まで約17万本製造されたというから、時代背景を考慮しても相当なロングセラーといえる。4群7枚構成のガウス型でSummarの改良版、開放時の解像度の向上とフレアーの著しい減少に成功した、というレンズだ。
製造期間が長く、しかもその間に戦争を挟んでいるためSummarと違って同じSummitarでも仕様の変遷があるようだ。中にはSummicronのレンズ構成にSumitarの鏡胴という珍品もあるらしい(もともとはSummicronもSummitarで発売する予定だったらしい)。
戦前のものは当然ながらノン・コーティングで1946年以降からコーティングありだとか、その他にも絞りの形が違うとか、絞りがF2〜12.5がF2〜16になったとか・・・。これはSummitarに限らないことだが、レンズの個体差(保存状態も含む)も相当あるようだ。

先述した通り、私が入手したのは初期型でわが母上と同い年である(笑)が、出品者の謳い文句通りというより、想像以上に素晴らしい状態である。この方からはElmar 5cm F3.5も仕入れたのだがこちらも非常に状態がよい。荷物をあけてレンズを眺めただけで「これは凄そう」と思ったが、まずは試写しないとね。
(後日セッション仲間の写真屋さんにもお見せしたところ、「この状態でその値段は良心的」とお墨付きをもらった。)

というわけでお決まりの中国庭園へ。
R0028869.jpg

ドハっ、これは凄い。もろに逆光というのは試していないが、晴天下の絞り開放でもこの程度の明るさならビクともしない。
よいレンズがよい被写体を引き寄せたという感じでこの日は寒かったもののよい天気、いろんな被写体で試し撮りができた。
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翌日も川崎大師へ足を運んでみたが、曇の陰鬱な感じも含めてよく撮れる。
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別に狙ったわけではないのだが、ボケ方はこんな感じ。Summarよりちょっと煩い感じだが工夫ひとつでどうにかなるだろう。

この日は曇りで結構寒い日だったが、人出はまぁまぁ。人が寄ってもほとんど動かず寒さに耐えているネコをかわいがったり写真を撮ったり。
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カラーの映りもよい感じだが、モノクロにすると階調豊かな表現をしてくれる。

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尻尾を足に絡ませて冷えを防いでいる図(笑)


実は次に紹介するSummicron5cmF2を先に仕入れたのだが、Summitarの一連のショットで「げ、Summicronよりいいかも」と思ったのはナイショの話・・・(笑)。状態のよさがなせる業であろうが、このレンズは素晴らしい。常用レンズ決定ですな。

続く・・・
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[ 2012/03/13 23:42 ] Camera | TB(0) | CM(0)

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