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5cm F2 の世界(3) Summicron 5cm F2(M、沈胴)

Summicron5cmF2(M、沈胴) No.1233803
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SummicronはSummitarの後継レンズとして1953年にスクリューマウントで登場したレンズ(Mマウントは1954年発売開始)。バルナック型ライカの定番レンズがElmarなら、M型ライカの定番はSummicron、という代表的なレンズのひとつだ。初期は沈胴式で1956年から固定鏡胴となったようである。
私が入手したのはMマウントの沈胴式でシリアル・ナンバーから1954年、製造開始年のものと思われる。6群7枚構成で、前玉2枚を貼り合わせず空気層を作ったことから「空気レンズ」を使っていると話題になったそうだ。Summar→Summitarと変遷してきたライカF2レンズの世界、硝材やらコーティングやらいろんな進化を経て空気レンズが可能となり、Summicronに至ったということだろう。これまでElmar(5cm、9cm)、Summar、Summitarと沈胴式レンズを入手してきたが、Summicronの作りはレンズそのものが芸術品といいたくなる出来栄えだと思う。

仕入れたブツの外観はパーフェクトに近いが、レンズは端の方にハッキリとわかるキズがあり、前玉にも拭き傷がチラホラ。前稿のSummitarの状態には及ばないものの大方60年前のレンズと思えばじゅうぶんだが、絞り開放での無限遠はピントがやや甘い。逆光でフレアが出るのはこの時代のレンズでは仕方がないところだが、Summar、Summitarと進化していく過程で着実に改善していてじゅうぶん許容範囲だ。

初撮りは2月24日(金)O'Brien's@日吉
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TRAD(♀)さんからKanaさんへの宅配便を頼まれたこともあって、お邪魔してきた。比較的広くて明るい店内だったので撮影条件は結構いい。久しぶりのMIP生演奏を楽しみました。

毎度お馴染みの中国庭園。
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鴨がスイスイ泳いでおりました。


3月に入ってからは時折暖かい日もあるのでそんなときは会社帰りに散歩がてら目についたものをテキトーに写真を撮りながら日本橋まで歩いたりします。

ややフレアが出てますが、永代橋。
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先日、藤牧義夫展を見に行きましたが、永代橋の絵がなかなかよかった。


看板ジャックは結構好きなので、日本橋のCelts。
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色合いも背景のボケ方もいいですね。


店名を忘れたけど風情のある入り口。
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日本橋界隈のメイン通りは光量もじゅうぶんで写真を撮りやすい。


たまには人様の食事風景を盗み撮りしてみたり・・・笑
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最短撮影距離が1mなのでちょいと厳しいけど、よく撮れているなぁ。


東京駅八重洲地下中央口の工事がほぼ終わったようです。
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仮設材等の撤去作業を暫し眺めておりました。


さすがライカ黄金期の代表的レンズだけあって、場所を選ばずによい描写をしてくれる納得のレンズでした。50mm(実質75mm)の画角にもだいぶん慣れてきたし、Summar、Summitar、SummicronのF2トリオにElmarも加えたラインアップからその日の気分でいずれか一本選んで、一日それで押し通す、なんていう遊び方がいいのかなぁ、と思います。

5cm F2の世界、おしまい。
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[ 2012/03/14 23:38 ] Camera | TB(0) | CM(0)

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