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ハイ・スピード・レンズの世界(1) Xenon 5cm F1.5

ライカでF2より明るいハイ・スピード・レンズ初代は表題のXenonである。1936年製造開始で、5群7枚のレンズ構成、絞りは1.5〜9まで。最小絞りが9というレンズは初めて見た。
F2の世界がSummar→Summitar→Summicronと変遷したように、F2より明るいレンズの世界はこのXenonを始祖としてSummarit→Summiluxへと代替わりしていく。残念ながらこのシリーズではSummiluxはどうにも入手できそうにない。玉がないのではなく、値段が高過ぎるからだ・・・苦笑。
Xenon5cmF1.5はライカのレンズの中でも異色な存在で、シュイナイダー社からライセンスを受けて製造されたものである。ニーズや値段などの問題もあったのだろうが、6,190本しか売れていない。

このレンズよりSummaritを先に入手したが、まさか6,000本しかないXenonを入手できるとは思っていなかったし、先述の通りSummaritの子にあたるSummiluxは高嶺の花なので、どこかのタイミングでSummarit単体をちゃんと採り上げようと考えていた。

さて入手したXenon、シリアルナンバーから1937年と推定されるが状態はよく、じゅうぶん実用的である。さすがに本数が少ないレンズなので使用レポートがあまり見つからないが、コントラストが低いとか逆光に滅法弱いとかという話もある一方、柔らかい表現ができるという話もあった。
ちょうど祝日の3月20日に到着予定だったのでレンズ到着を待っていつもの中国庭園に行ったら閉園時間を過ぎておりました・・・苦笑。仕方がないので大師公園や川崎大師をブラブラ散歩しながら撮ってみる。

陽が長くなったとはいえ、夕方5時を過ぎるとモロに逆光という場面はあまりなかったが、比較的逆光にも耐えていると思う。
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順光ならもちろん絞り開放でも全然問題ない。
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というか、むしろ適度なやわらかさが心地よい。


カラーの発色もちょっと懐かしい感じの色合いで好ましいが、モノクロの雰囲気がまたいい。
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撮影場所や角度等を誤ると前回記事のような目眩しそうな激しいボケが現れるが、写し方を工夫するとなだらかで綺麗なボケも出て、なかなか幻想的だと思う。
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後ろの方のボケなんて溶けるような感じですね。




22日のDiglightでのセッションではほぼXenon一本で押し通した。50mm(実質75mm)の画角はパブでのセッションだとひとりを大写し、という構図になりやすいが、ここなら後ろにも引けるし適度な明るさも担保されているので撮影しやすい。


店に入って左手にある掲示板。
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店の作りが結構古風なのでモノクロだと雰囲気が出ます。

セッション前のひととき。
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フルート談義にアルコール談義に花が咲く。

気さくなキャサリン女史にセンパト・パレードの報告。
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フルタケさん自ら用意したセンパトグッズでコスプレ大会だったようです。

本日の一枚はこれかなぁ。
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モノクロでも同様のいいショットがあったけど本日はカラーで。

Diglight常連さんも最近スプーンなど小技習得が盛んです。
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やおら席をこさえて、MUCBでバックアップなんて絵も増えてきました♪




因みに、ライカのレンズはフレアは出るがゴーストは出にくいと思っていたのだが、Xenonは状況によっては派手にゴーストが出る。Summaritでも予期せぬゴーストに驚いたが、この当時の大口径ハイスピードレンズにはありがちなことのようだ。
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ゴーストも綺麗に対角線上に並んだらまんざらでもない絵になる気がする。

フレアもそうだが、ゴーストについても出ることを想定した撮影ができるとより楽しいだろうね。

この一族の難点は重さ・・・だね。(苦笑)。


続く・・・

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[ 2012/03/29 01:31 ] Camera | TB(0) | CM(0)

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