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ハイ・スピード・レンズの世界(2) Summarit 5cm F1.5

Summarit5cmF1.5 No.1358384
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Summarit5cmF1.5は、Xenonの後継レンズでライツお手製のハイ・スピード・レンズ。レンズ構成や見た目もXenonと似ているが、硝材やらコーティングで機能を向上し1949年に登場した。
私が入手したのはシリアル・ナンバーから1956年のものと推定されるMマウントのものである。このSummaritは「麗人」とも呼ばれていて外観は見事なつくりで重さもズッシリくる工芸品だと思うが、Summar同様に前玉に柔らかい硝材を用いたため傷が多いものがほとんどと言われている。実際私が入手したものも上記写真の通り細かい傷がかなりある。前々回の記事で1枚掲載したが、絞り開放だと前景・背景次第では凄まじいボケを生ずることから「クセ玉」とも呼ばれている。

それにしても、今年の3月は土日になると天気が悪くなることが多くて、せっかくレンズを仕入れても晴天下で撮影する機会がなかなか得られず少々欲求不満気味の月だった。先週日曜日(3/25)はせっかく晴れたのに出張で移動してつぶれちゃったし・・・。

それはさておき、4月1日は冷たい風が吹くものの天気には恵まれたので近所の中国庭園へ。
まずは「クセ玉」の再現から(笑)
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ピントを合わせたセンターから同心円上にグルグルボケが渦巻く。

ひと絞りすればだいぶん見やすい絵になってくる。
R0033177.jpg
露出はだいぶんアンダー気味に補正したが、思ったより晴天下でも使える印象。


色合いも濃すぎず淡すぎずなかなか好みの発色をしてくれる。
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ちょいと白飛び気味だけどこちらの思った色合いは出せた。
R0033446.jpg

このレンズに限らず晴天下はなかなかピント合わせが難しいが、他のレンズも試しながらお昼前のひとときを楽しみました。これからは外撮りにいい季節ですな。



何せレンズが重たいので、それなりに「今日は絶対Summaritで押し通すぞ」という意思がないと使いませんが、それでも機会あらばと色々使ってます。
会社帰りにたまたま通りかかった閉店後の花屋さん。
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ガラス越しですがいい雰囲気でした。




もちろんセッション(3月21日、Warrior Celt)でも。
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絞り開放でもそれなりのコントラストだし気持よく撮れます。


ちょいとアンダーすぎるけど
R0031951.jpg
これもまずまずいい瞬間を撮れたと思う。




モノクロはやはりよい映りをしてくれます。
R0030350.jpg
天候イマイチで客引きしている運ちゃんが多かったな、この日。


映りは悪いけど川崎駅北口。
R0030354.jpg
ちょっと宇宙戦艦っぽいでしょ・・・笑


Summaritにせよ、Xenonにせよ、絞れば使いやすくなるレンズだが、暴れ気味でもどうせなら一番特徴が出る開放で工夫しながら撮っていくのが面白いレンズだと思う。どちらも使いこなせるようになりたいレンズだ。

ハイ・スピード・レンズの世界、おしまい。
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[ 2012/04/01 18:01 ] Camera | TB(0) | CM(0)

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