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古の和製ハイスピード・レンズ

以前シリーズ物で開放F値1.5のレンズであるXenonとSummaritを採り上げたが、久しぶりに続編である。よくセリでは見かける玉なのだが、こちらの要望価格では見かけず先延ばしになっていたレンズである。

CanonLens50mmF1.4
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Lマウントのレンズで4群6枚構成、最短距離1m、フィルター径48mm。


1959年発売のレンズでキャノンのHPによると販売価格は18,500円。昭和34年当時の国家公務員の初任給は10,200円だったそうである。因みに同年にはライカからも同じ開放F値のSummilux50mmが発売されている。

Canonは開放F値の明るさという点ではこの時点で既にF1.2に加えてF0.95(実質0.98らしい)も製造しており、開放F値1.4という仕様はやや地味かもしれない。そのせいかあまり話題に上ることがないレンズで、よい評価は売り手側発信の「何でも雰囲気よく撮れる魔法レンズ」という決まり文句が圧倒的に目に付く玉でもある。
この明るさのレンズとしては比較的安値で入札数も結構あるから狙っておられる方は多いと思われる。

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入手した玉は外観は多少擦れがあるものの光学系のダメージはほとんどなく、実用品としては申し分のない状態のようだ。描写もこの当時の大口径にしてはクセがなく使いやすさを感じる。

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絞ればそれなりにシャープに切り取ってくれる。


ただ、程度は随分マシだが油断をするとXenonやSummaritでよく見かける背景のボケが円形に引きずられるような像の崩れが現れる。
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こういう被写体を選ぶヤツが悪い、と言われればそれまでだが・・・笑


開放F値2の世界ではSummarがこの手の像の崩れ方をするが、Summitar以降その傾向がなくなることを勘案すると、開放F値2を切るような大口径レンズはその当時の技術水準としては相当頑張っている(≒ムリをしている)といっていいのかもしれない。

フレアは想像したより随分マシだが、ゴーストは出る。
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さすがにこのゴーストには笑った。こんな面白い出方は初めて経験した(笑)。

ちょいとビックリした茅場町のエスカレーターの手摺・・・。
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「手すりにおつかまりください」ステッカーが50cmおきくらいに貼ってある。やり過ぎだろう・・・。


バカ丁寧な応対が多い日本のサービスだが、度を越すとバカにされているような気がするのは私の性格が歪んでいるからであろうか。
某紙のエッセイでも触れられていたが、最近多い「◯◯していただいてよろしいでしょうか」という言葉は非常に癪に障る。恐らく過剰コンプライアンスの影響だろうが、コンビニで「年齢確認ボタンを押していただいてよろしいでしょうか」と言われる度に「イヤだといったらどうするのだ。自分の目で見て20歳を遥かに超えていることぐらいわからないのか」とツッコミたくなってしまう(苦笑)。以前、注文した飲み物をテーブルへ持ってきたウェイトレスの「モスコミュールになります」の一言に「面白い、モスコミュールになってみてくれ」と突っ込んで同僚達のドン引きにあったことがあるので、さすがに自制しているが・・・。



セッションでも既に使っている。

7月18日(水)、Warrior Celt。
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薄くフレアがかかって若干眠たい絵になるが、大口径開放らしい柔らかい描写ができる。

他の写真はこちらをどうぞ。
(このレンズ以外による写真も含まれています)



7月21日(土)、久しぶりのGreen Sheep。
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5コース10弦のシターン。ボディの形はブズーキに似ているが、底が平べったくスライムそのもののシェイプである。

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他の写真はこちらをどうぞ。
(このレンズ以外による写真も含まれています)




7月24日(火)。初めて訪れたSeamus O'hara@目黒。
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実は目黒駅で下車すること自体が初めてである。


駅からちょっと遠いのが難点ではあるが、店内の雰囲気もお店のスタッフも非常によいパブである。O'Jizo組がここでよくSession Liveをやっているので、ちょいと呑みつつ聴かせて貰えると思って立ち寄ってみたのだった。

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他の写真はこちらからどうぞ。


なかなかよいレンズじゃないか。大口径レンズの割にはコンパクトだし、カバンの片隅に忍ばせておくと重宝しそうなお手頃価格のレンズである。魔法レンズは言い過ぎとしても、もっと評価されてよい玉だと思う。
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[ 2012/07/26 12:37 ] Camera | TB(0) | CM(0)

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