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Summicron 50mm F2 (3rd)

これもこのブログや顔本などで写真を散々載せておきながら正式な紹介がまだだったレンズ。
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Summicron50mmF2(3rd)
左はGXRにElmarit(R)35mmF2.8を搭載した図で、その右に鎮座しているのがSummicronである。


手許にある純正ライカのレンズでは最も新しく(1982年)、現行品とレンズ構成も変わらない、いわゆるニュー・ジェネレーションと呼ばれる世代にあたる。初期のSummicronから比べるとコンバクトで軽量になり、最短撮影距離も70cmになった。高級感・精巧感は明らかに落ちるが、Summicron-CやM-Rokkor28mmあたりを使い慣れた私としては特に気にはならない。取り回しはSummicronの初代と比べると格段によい。
因みに、いつからこうなったかは知らないが、焦点距離やシリアルNo.は鏡筒側面に表記されている。よく見ればわかるが、シリアルNo.右に*があるので、ライカが誰かに贈呈したものか、或いは試作品が、中古市場に出てきたのであろう。同じNo.のレンズがもう一本存在するハズである。

入手したのは7月末。筆おろしはIrish Timesのセッション前。
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ピント面の解像感は素晴らしく、玉ボケも綺麗だ。


Elmarと並んでライカの代表的レンズの末裔は、伝説的な空気レンズの味もじゅうぶん残しつつ現代的なレンズとして今もその座を守っている、というのが使ったときの第一印象だった。写りに関しては、当然ながら申し分なく、所持するSummicronの中で最も安心感があるレンズだ。完成形といってもよい気がする。

恐らく既に1000枚近くシャッターを切ったと思うが、とにかく昼夜問わず、順光逆光問わず、どこで使っても期待以上の絵をやすやすと出してくれるレンズだ。

ブツ撮りでも勿論よいが、Summicronはやっぱり人を撮るのがいいと個人的には思う。
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二線ボケは依然としてあるが、煩い感じはかなり低減したと感じる。

モノクロの雰囲気も相変わらず頗る良い・・・。ため息が出るわい。
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日本橋高島屋そばの工事現場。まだ夏で日が長かったから会社帰りにこういう撮影を楽しめた。
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因みにピントが甘いのは私のせいである、ことはいうまでもない・・・苦笑。

ここからは本日11日(木)の撮りおろし。

めっきり涼しくなってお散歩にはぴったりだが、日が落ちるのも随分早くなった。
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ISO800でも動きがない被写体ならある程度絞れる。発色、解像度の高さともに抜群の性能だ。

永代橋を渡っていたら足下からタイミングよく屋形船。構図がまとも過ぎだが贅沢言うまい・・・苦笑
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絞り開放でここまで撮れるのだから大したものである。

某所のクレーン。ちょっとメカゴジラ風で面白いと思ったのでバシャ!
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色合いはちょっと見た目と変わってしまったが、これはこれでよい雰囲気だと思う。

川崎の地下街「Azalea」は、もう26周年か・・・。社会人になる前から知っていた地下街。
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「男女七人秋物語」で頻出した場所である。原色もいい感じなのだがそれはまた別途・・・。


以上、まぁ非の打ち所のないレンズであることは間違いない。以前の記事でも触れたが、空間の制約さえなければこれ一本でどんな状況でも凌げそうな高性能レンズだ。

ただ、ここまで優秀になると簡単すぎて面白味にかける、というのは贅沢言い過ぎだが、値段はセリでも当たり前に諭吉様10枚超えがほとんど、というところが価値観にあうかどうか。
これは、この玉に限らず、ライカのカメラ本体も他のレンズにも当てはまることで、今の物価水準に近い年代のものは遊び(真剣に遊んでるつもりデス・・・当人談)には流石に高過ぎる。それがブランドというものだろうが、コシナの優秀で適正と思える価格のレンズを使うほど、そういう印象を持ってしまうのは事実である。このあたりにも現ライカの厳しさはあるのだろう・・・。
とはいえ、このレンズは手持ちの中ではSummiluxと並んで最もよく使うレンズとなることは間違いない。さすがはSummicronである。

(注)今回掲載した写真はいずれもGXRにマウントして使用したものである。
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[ 2012/10/12 00:18 ] Camera | TB(0) | CM(2)

綺麗な~

さすがでございます!!

尤も、レトロな描写ではないけどね・・・・

[ 2012/10/16 19:34 ] [ 編集 ]

>Northfieldさん

さすがにケチのつけようがないです(笑)
レトロ感はやはり初代ですねぇ。これもいい玉です。
[ 2012/10/16 22:10 ] [ 編集 ]

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