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菊の季節

神社仏閣は菊花展が目白押しですな・・・。
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Summilux50mmF1.4 with Ricoh GXR
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Summilux50mmF1.4 with Ricoh GXR
川崎大師にて。

こういうドーンと大きく構えている花というのは実は狙いにくい。どう撮っても凡庸にしかならないのだった・・・苦笑。


それはさておき・・・、

私がまだ学生だったころ、当時の名物アナウンサー杉本氏の絶叫があった。
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「菊の季節にサクラが満開、菊の季節にサクラ~」、サクラスターオーが勝った1987年のことである。


久しぶりにお馬さんの与太話も・・・。

3冠レースはそれぞれ、

皐月賞:最も速い馬が勝つ
ダービー:最も幸運な馬が勝つ
菊花賞:最も強い馬が勝つ

という格言があった。いつごろできたか知らないが、さすがに今の時代にはあわない部分が多く、特に菊花賞については以前と随分様相が変わった。それは私自身が馬券を買い始めた頃からも随分変わったなと感じるくらいである。
(ダービーもこの格言が有効だったのは出走頭数が今より多かった時代のことだろう。現在の18頭立てになったのは1992年からで、28頭立てや24頭立ての時代が長く最後の直線で進路が空かないなどという事態はいくらでもあったのだ。ダービー・ポジションと呼ばれる4角5番手以内という言葉も同じ理由で今となっては死語に近いと思う)

1990年のメジロマックイーン(天皇賞・春 2勝、宝塚記念)から1995年のマヤノトップガン(有馬記念、宝塚記念、天皇賞・春)あたりまでの菊花賞馬は故障などでまともに走れなかった馬を除き大抵その後にもG1勝ちを収めているのだが、1996年ダンスインザダークがレース後の故障判明で引退したあたりから怪しくなり、3冠馬(ディープインパクト、オルフェーヴル)以外で菊花賞後のG1を制した馬はわずか2頭(マンハッタンカフェ、ヒシミラクル)だけになってしまった。特にディープインパクトからオルフェーヴルの間の5頭はいずれも菊花賞だけ制したG1ホースで、故障引退が2頭いることもあるがオウケンブルースリ(現役、ジャパンカップ2着)を除きパっとしない。

マヤノトップガンまでは菊で勝って世代最強ステイヤーとなり、翌年以降は天皇賞・春で現役最強ステイヤーの座を争うという路線が明確で、これを制したものが真の最強ステイヤーという図式であった。今と比べると距離体系の整備がまだ不十分だったこともあるが、ステイヤーながら2000mくらいまではこなせるという中長距離万能型の強い馬が多かったと思う。
最近はスピード競馬基調が進み、菊ではなく天皇賞・秋や海外へ向かう3歳馬も増え、3冠の構成レースのひとつでありながら、菊花賞単体の冠ではあまり価値がなくなってきたようだ。菊の方は条件馬の出走が増えてレースレベルも落ちていると思うし、菊の延長線上にある天皇賞・春も盛り上がりにかけるきらいがあり、全く見所なく逃げ馬がそのまま先頭でゴールするという凡庸なレースが増えた気がする。

もひとつ、菊花賞が面白くなくなったのは、先日お亡くなりになった藤本義一氏がボヤいた通りで、3歳牡馬のジャパンC出走を促す手立てとして開催時期を天皇賞・秋と入れ替え一週早くしたことである。変更前はほとんどが11月上旬開催で「菊」の見ごろと時期も合致するだけでなく、レースの風景も格段によかったのである。4コーナーを回って最後の直線に入るとき、太陽光線に馬と馬場が照らされる光景は菊花賞の大きな見所だった。

与太ついでに・・・。

今年はゴールドシップが皐月賞と菊花賞の2冠馬となった。この組み合わせの2冠馬は2000年のエアシャカール以来だ。前半は後方待機、向う正面で早めに進出、きっちりまくり切って後続を封じた見応えのあるレースだった。あそこまできれいにまくり切ったのはミスターシービー以来だろう。後ろから差されることは絶対ないと自信を持って騎乗した結果だと思う。ダービー馬の回避(結局引退した)もあって相手関係には疑問符がつくが、真価はやはり3冠馬オルフェーヴルとの対戦次第だろう。順調なら有馬記念で見れるはずだ。

今年の秋競馬はなかなかよいレースが多い。秋華賞はハナ差で3冠牝馬誕生、天皇賞・秋はデムーロが最内を思い切りよく突く好騎乗と下馬して天皇皇后両陛下への拝礼、菊花賞は早めスパートのまくりを決めた内田の好騎乗。馬券にはならなかった馬でも大胆にまくって場内を騒然とさせるような騎乗もあって、中だるみのないレースが多かったように思う。

因みに私が知る皐月+菊の2冠馬(セイウンスカイ・エアシャカール)はいずれもその後がよくない・・・苦笑。どうも出てきたタイミングもよくないのである。
セイウンスカイは、同期にグラスワンダー(朝日杯、有馬記念×2、宝塚記念)、スペシャルウィーク(ダービー、天皇賞・春、天皇賞・秋、ジャパンC)、エルコンドルパサー(マイルC、ジャパンC)がおり、当時最強世代と呼ばれた強い馬が揃った世代であった。エアシャカールは、自身が故障がちだった上に1年上はテイエムオペラオーがG1を勝ちまくり、1年下はマンハッタンカフェやジャングルポケットが3歳にして古馬相手のG1を勝ってしまったサンドイッチ世代であった・・・。

ゴールドシップも1つ上に3冠馬がいてあまり恵まれた環境とはいえない。内容次第だが有馬で負ければオルフェーヴルが目の上のたんこぶになるだろう。逆にオルフェーヴルが負ければそのまま引退かもしれないが・・・。ただ、オルフェーヴル抜きなら現4歳世代の有力馬がオルフェーヴルにスポイルされたぶん楽だ。

ディープインパクトやナリタブライアンのときもそうだったが、3冠馬と同期のライバルは持っている以上のものを出してスポイルされ、早くターフを去る例が多い。現4歳世代もかつてオルフェーヴルのライバルだった馬達は軒並み故障や不振に喘いでいる。歴史は繰り返す。本来なら目の上のタンコブになりそうな1世代上の有力馬がいなくなった上に、3冠を制した馬がいなければ活躍の舞台は保証されているのである。

ナリタブライアンの1年下にあたるマヤノトップガンの活躍は、ひとつ上の世代がスポイルされたところへ当のナリタブライアンが故障で低迷したことが背景にあるし、ディープインパクトの1年下にあたる2冠馬メイショウサムソンが4歳で天皇賞春秋連覇できたのはひとつ上の世代がスポイルされたところへディープインパクトも引退したことが背景にある。メイショウサムソンの場合、それに加えて3冠戦で2-3-2着と好走した同期のドリームパスポートがJCと有馬でディープインパクトと遣り合って早々とスポイルされたのも大きかっただろう。

オルフェーブルを除いた現4歳の勢力が弱いことは今年の一連のG1でも実証された。先の天皇賞・秋でもデムーロの好騎乗もあってかつて最強世代といわれた現5歳のエイシンフラッシュが勝ち、3着にはルーラーシップが入った。いずれもちゃんと走ったオルフェーヴルには有馬記念や宝塚記念で敗れた馬たちである。この間に3歳のフェノーメノが2着に入ったことから現5歳世代と現3歳世代は少なくとも互角レベルにはある。
今年はジェンティルドンナが3冠牝馬となったが、これがウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタといった名牝の域を超える器か、アパパネ級かも興味深い。オルフェーヴルと3歳牡馬の力関係は有馬記念まで待つことになるが、ジャパンCである程度勢力図を描くことができるだろう。

有利不利のない力勝負のレースを見たいものである。
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[ 2012/11/13 10:12 ] 競馬日誌 | TB(0) | CM(2)

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[ 2012/11/13 23:24 ] [ 編集 ]

>管理者のみ閲覧可のコメントをくださった方

コメントありがとうございます。もはや誕生日は老化への道でもありますが、お祝いメッセージはやはり嬉しいものです。
お馬さん、もう少し日本人騎手を使ってほしいですねぇ。

[ 2012/11/14 11:36 ] [ 編集 ]

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