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Session のち Concert

GW後は11日(土)のMcCann'sからセッションへ復帰。職場で性質の悪いカゼをもらったようで、当日は昼寝で英気を養ってからお店に向かった。鼻づまりに伴って耳抜けもよくないので、ガッツリ弾くというよりは冬眠から目覚めた宮古組を歓待することを主眼に訪れた。
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Summicron-C40mmF2 + FUJIFILM X-E1

X-E1でのレンズ試しは残すところ僅かになったが、本日はSummicron-C40mmF2で。今まで未搭載だったのが自分でも不思議なくらいの、私が信頼を寄せている玉である。

久しぶりに関東で「Gallowgrass/Kitty's Ramble」を出したら、@嬢はTunepalで検索してヒットした譜面を見ながら追随される。こっちは弾きながらその様子を眺めて、ヒットすれば「よかったぁ、Tunepalが認識してくれて・・・」と思いつつ弾いていた・・・苦笑。
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Summicron-C40mmF2 + FUJIFILM X-E1
終わったら@嬢は「また、変わったところに手を出してきましたねぇ」と呆れ顔?。


最後に@嬢の撮影が、この日のベストショット?(笑)
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「笛以外にも、フィドル弾きながらイリアン・パイプのドローンもできるんだぜぇ!」(笑)




15日(水)は定例のWarrior Celt。GW中の1日は参加者も少なかったらしいと聞いたが、この日は程よい集まりで、お初の方もチラホラとおられてよいセッションでしたね。
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Elmarit(R)35mmF2.8 + FUJIFILM X-E1


腱鞘炎が無事癒えたらしいKomeg(左)さんとも久しぶりなら、笛嬢(右)はもっと久しぶり。
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Summarex8.5cmF1.5 + RICOH GXR
Komeg嬢の腱鞘炎は注射ブチュで治ったらしいのでこじれずに済んでよかったですなぁ。


因みに腱鞘炎ではないが、20年ほど前にひじの不調で何度か痛み止めの注射を打ってもらったことがある。時折甲子園の高校野球でエースがヘロヘロの球を投げている光景を目にしたものだが、あの注射を受けてやっと理解できたことを思い出した。神経の集中している近辺に麻酔薬みたいなものを打つので力そのものが入らないわけで、痛みは治まるが数時間使い物にならないのだった。まだ、あんな注射はやっているのだろうか・・・。

この日はまだカゼが抜けきらないので早めに上がった。どうも今回のカゼ、震源地は一箇所で少なくとも6〜7人に伝播したようである。最近海外出張している同僚が多いので気づけば職場界隈がパンデミックになる危険性もあるな・・・苦笑。




19日(日)は四ツ谷へ。前日はMorrigan'sでケーリーがあったようだが、私のは別件。昼間にこの界隈を歩くことはまずないことなので妙に新鮮ではある。
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Summicron35mmF2 + FUJIFILM X-E1


目指すはPinchas Zukerman(vln) & Angela Cheng(p) @紀尾井ホール
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Summicron35mmF2 + FUJIFILM X-E1


たまたまe+の座席指定先行予約ができて、しかも1階右袖のバルコニーの1列目でほどよいところが空いていたので予約したのだった。演目にFranckのヴァイオリン・ソナタ(Sonata Pour Piano et Violon en La majeur)があったのも決め手のひとつ。

Zukermanの予備知識はあまりなく、ましてピアノのCheng女史にいたっては全く知らなかったのだが、最初のRobert Schumannの「3つのロマンス」から思わず仰け反ってしまった。Violin & Pianoの構成のコンサートはこれまでいくつか聴いてきたが、飛んでくる音圧が桁違いに凄かったのだ。しかも、とてつもなく美音で表情豊かに・・・。

こりゃ、とんでもない方たちだと思いつつ2曲目は期待してたCesar Franckのソナタ。もうダメ、完全にノックアウトですな。Zukerman氏のダイナミクス・レンジの広さはピアノのCheng女史の自由度もかなり広げているように聴こえる。鳴らし方そのものがとてもうまいのだろうが、この編成でここまでピアノを大きく綺麗に鳴らしているのは初めて聞いたし、それに全く負けない音圧で美音のヴァイオリンというのは初めてだ。
お二人、息もピッタリで自由自在に楽器を操っておられる。フランクのソナタでも私が一番好きな第四楽章は心臓がバクバクいうくらいの興奮と感動をもって聴くことができた。ここで休憩となったが、余韻を味わうにはちょうどよい幕間であった。

後半もなかば呆然ながら、お二人が綴る音に翻弄されてコンサートは終わった。いかん、あの力強い美音が頭から離れぬ・・・。強烈な印象と感動を思い浮かべならが帰宅までずっと余韻を引きずったのであった。



帰宅後食事をしながらYoutubeを探索するとZukerman氏の公開レッスンがいくつか引っ掛かった。英語はからきしダメだが、仕草や時折判別できる単語からあの美音の秘訣を垣間見ることができた。
この動画などは、かなり長いし音声用のマイクがZukerman氏のヴァイオリンの音を拾うのでけたたましいくらいの音が出ているが、何人も出てくる生徒たちに「Catch、Catch」と弓(の毛)で弦をつかまえる、或は弓の毛を弦にしっかり噛ませることを強調されている。それ以外にも弓の軌道などはどの生徒にもうるさいくらいに指導されている。

弓の毛で弦をつかまえる点だけならこっちの動画の方が短時間でわかりやすいかもしれない。

いずれにしても、たまにはこういうものをじっくり拝見しながら、ゆっくりフィドルと向き合うことも大事だと痛感した次第。

GW2013の中で私自身の「耳元で音の良し悪しを判断している」という発言を記載したが、楽器でも歌でも、自分が出している音を客観的に判断することが難しいことに起因していると思う。私自身もまだまだ鍛錬が足りないが、一方的に私淑している森元志乃さんの著書やホームページにある記載はひとつの参考になると思う。

たとえば、音を出すことの項にある・・・

引用開始

[松脂の付いた(べとべとする)][馬の尻尾の毛(表面はうろこ状だ)]で[羊腸に金属線をぐるぐる巻いたもの(でこぼこしている)]を[こする]のである。
雑音を伴うのは当たり前、そのことをまず理解する必要がある。
その上で、半径数メートル以内でしか聞こえない雑音と、ホールいっぱいに響いてしまう雑音があることを伝えよう。
「綺麗な音で」としか言わない指導者は、根本的に考え直す必要があるのではないだろうか。
引用終了


であるとか、

相対評価&絶対評価の項にある・・・

引用開始

私(筆者注:森元さんのこと)は小さい時に、よく
「この子は、音が綺麗」とよくほめられた。
それは、とても嬉しいことだった。

でも、幼かった私は、
その言葉に対するちょっとした勘違いで、
それからかなり長い間
自分に限界を作ってしまっていた。

「綺麗な音」を自分の「耳元の音」で判断していたのだ。

ヴァイオリンは擦弦楽器。
弓の毛に松脂を塗って金属を巻いた弦をこすって音を出すのだから
雑音が出ないわけがない。
特に大きい音を出す時は耳元ではじゃりじゃりいっているし、
アクセントなんて、雑音奏法みたいなものだ。
 
耳元で綺麗な音ばかりを求めていたら、
大きい音なんて出せないし、
音楽ものっぺらぼうになってしまう。
引用終了


あたりは、自分が出す音の判断についてわかりやすく記してくださっていると思う。Zukerman氏のレッスンを眺めていてふと思い出したので備忘録として書いてみた。やらねばならないことはまだまだありますな~。



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[ 2013/05/22 22:22 ] Fiddle | TB(0) | CM(0)

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